TOP > 国内特許検索 > 酵素電極の製造方法及び酵素電極
バイオセンサやバイオ電池の電気化学性能を決定するコア部品として、酵素を電極素材に固定化した電極(酵素電極)が知られている。 バイオセンサは、既に、医療、食品、環境分野における計測に必須のツールとして用いられており、また、バイオ電池(バイオ燃料電池)は、同分野において、生体、環境に優しく、極めて安全な電源として今後の早急な実用化が期待されている。
酵素電極の酵素には、通常、電子の授受を伴う酸化還元反応を触媒する酵素が用いられる。これらの酵素は、バイオセンサにおけるセンシング対象やバイオ電池における燃料である有機物分子を酸化還元して、上記装置に電流を発生させることによって、有機物分子の存在及び/又はその量から電気的な情報やエネルギーを得るトランスデューサーとして機能する。
一方、酵素電極の電極素材には、近年、カーボンナノチューブ(CNT)を代表とするナノカーボンや、微粒子状炭素等の微細な炭素材料が用いられている(特許文献1、2、非特許文献1参照)。
本発明は、酵素電極の製造方法及び酵素電極に関する。
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