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形状制御されたナノシート及びその製造方法

国内特許コード P180015012
整理番号 (S2015-0750-N0)
掲載日 2018年5月23日
出願番号 特願2017-503724
出願日 平成28年3月4日(2016.3.4)
国際出願番号 JP2016056706
国際公開番号 WO2016140334
国際出願日 平成28年3月4日(2016.3.4)
国際公開日 平成28年9月9日(2016.9.9)
優先権データ
  • 特願2015-043990 (2015.3.5) JP
発明者
  • 岩瀬 英治
  • 新保 創太
  • 武岡 真司
  • 藤枝 俊宣
  • 梶 弘和
  • 阿部 俊明
出願人
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 形状制御されたナノシート及びその製造方法
発明の概要 本発明は、平面形状を維持することが可能なナノシート及びその製造方法を提供することを目的とする。
ナノシート層及び伸縮層を含み、捲回構造を備える多層構造シート、ならびにその製造方法。
従来技術、競合技術の概要


高分子超薄膜(以下、「ナノシート」と記載する)とはポリ乳酸等の高分子からなる数十~数百nmの厚さを持つシートのことであり、その薄さと柔軟性から、皮膚や臓器の表面形状に追従し、接着剤なしでもファンデルワールス力や表面張力によって貼付することができる。



この特徴からナノシートは、創部保護材料として患部や切開創へ貼付して用いられている(非特許文献1,2)。また近年においては、ナノシートを、内視鏡手術において創部保護材料として用いること、また生体組織(網膜下等)への細胞移植手術の移植基材として用いること等、生体内の狭小な環境下での利用が開発・検討されている(非特許文献3-5)。



一方、ナノシートは薄く、柔軟であることから、液中において折れ曲がる等して変形した場合、平面形状へ自力で回復することはできない。そのため、ナノシートの変形を抑え、平面形状を維持して、目的の部位に貼付することは容易ではない。さらに目的の部位が生体内の狭小な環境である場合には、ナノシートを直接操作することはできないことから、平面形状を維持しながら貼付することはより困難となる。



したがって、当該分野においてはナノシートの平面形状を維持/制御しながら、簡便に、目的の部位に貼付することを可能とする新たな手段が切望されている。

産業上の利用分野


本発明は、ナノシート層及び伸縮層を含み、捲回構造を備える多層構造シート、ならびにその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ナノシート層及び伸縮層を含み、捲回構造を備える多層構造シートの製造方法であって、
(i)ナノシート層を、ひずみを生じさせ内部応力を付与した伸縮層に積層し、多層構造を形成する工程、
(ii)次いで、該多層構造における該伸縮層の該ひずみを回復させ、それによって該多層構造を捲回する工程を含む、
上記方法。

【請求項2】
多層構造シートが支持層をさらに含み、工程(i)において、支持層/ナノシート層/伸縮層の順で積層するか、又は、ナノシート層/支持層/伸縮層の順で積層する、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
工程(i)において、引張力を加えて引張ひずみを生じさせ内部応力が付与された伸縮層に支持層(存在する場合)及びナノシート層を積層する、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
工程(ii)において、多層構造を伸縮層に引張力が加えられた環境より切り取り、切り取られた多層構造における伸縮層の引張ひずみを回復させ、それによって該切り取られた多層構造を伸縮層と支持層(存在する場合)及び/又はナノシート層との間の内部応力の差に基づいて捲回する、請求項3に記載の方法。

【請求項5】
ナノシート層及び伸縮層を含み、捲回構造を備える、多層構造シート。

【請求項6】
支持層をさらに含み、支持層/ナノシート層/伸縮層の順で積層されているか、又は、ナノシート層/支持層/伸縮層の順で積層されている、請求項5に記載の多層構造シート。

【請求項7】
ナノシート層が500nm未満の厚みを有する、請求項5又は6に記載の多層構造シート。

【請求項8】
支持層(存在する場合)及び/又は伸縮層が250μm未満の厚みを有する、請求項5~7のいずれか1項に記載の多層構造シート。

【請求項9】
支持層(存在する場合)及び伸縮層が水溶性高分子からなる、請求項5~8のいずれか1項に記載の多層構造シート。

【請求項10】
支持層(存在する場合)及び伸縮層がポリビニルアルコールからなる、請求項5~9のいずれか1項に記載の多層構造シート。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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