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ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを用いたナノリアクタとその製造方法 NEW

国内特許コード P180015030
整理番号 (S2015-1455-N0)
掲載日 2018年5月24日
出願番号 特願2017-516622
出願日 平成28年5月6日(2016.5.6)
国際出願番号 JP2016063684
国際公開番号 WO2016178431
国際出願日 平成28年5月6日(2016.5.6)
国際公開日 平成28年11月10日(2016.11.10)
優先権データ
  • 特願2015-095278 (2015.5.7) JP
発明者
  • 片岡 一則
  • 安楽 泰孝
  • 末吉 大輝
出願人
  • 国立大学法人 東京大学
発明の名称 ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを用いたナノリアクタとその製造方法 NEW
発明の概要 本発明は、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを用いたナノリアクタ(ナノサイズの反応場)とその製造方法を提供する。本発明は、例えば、酵素を内包したポリイオンコンプレックス型ポリマーソームであって、酵素は、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームの膜を透過する物質を基質とする酵素である、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを提供する。
従来技術、競合技術の概要


血中や体内で目的タンパク質を安定的に維持し、その酵素活性を血中で発揮させることに関して、医療・産業界からのニーズが存在し、様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1は、アルコールオキシダーゼ酵素およびカタラーゼ酵素を内包したナノカプセルを提供する。特許文献1のナノカプセルは、血中アルコールを分解し、二日酔いや急性アルコール中毒などの症状を処置するためのものとして提案されている。特許文献2には、薬剤送達に用いるベシクルに薬剤や核酸を内包させる技術が記載されている。また、特許文献3には、ベシクル作成時の環境負荷や手順を低減する技術として、水溶性であり、かつ荷電した重合体により形成されるベシクルが記載されている。

産業上の利用分野


本発明は、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを用いたナノリアクタとその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
酵素を内包したポリイオンコンプレックス型ポリマーソームであって、
酵素は、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームの膜を透過する物質を基質とする酵素である、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項2】
酵素の分子量が、5kDa以上である、請求項1に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項3】
酵素の基質の分子量が、1kDa以下である、請求項1または2に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項4】
酵素が、球状タンパク質である、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項5】
酵素が、L-アスパラギナーゼ、ウリカーゼ、α-ガラクトシダーゼおよびα-グルコシダーゼから選択される酵素である、請求項1に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項6】
ポリイオンコンプレックス型ポリマーソームが、
COOH基を側鎖に有するアミノ酸を単量体単位として含む重合体(A)と、
NH2基を側鎖に有するアミノ酸を単量体単位として含む重合体(B)と
のポリイオンコンプレックス型ポリマーソームである、請求項1~5のいずれか一項に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項7】
重合体(A)に存在するCOOH基の50%以上が重合体(B)のNH2基と架橋され
ている、請求項6に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項8】
10mM リン酸緩衝溶液(pH7.4)中において37℃条件下で測定した場合に、内包した酵素の累積放出率(%)が前記水溶液と接触後7日目に20%以下である、請求項1~7のいずれか一項に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項9】
10mM リン酸緩衝溶液(pH7.4)中において37℃条件下で測定した場合に、数平均分子量2kDaの直鎖状ポリエチレングリコールの放出速度定数kが5×10-3以下である、請求項7に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のポリイオンコンプレックス型ポリマーソームであって、内包される酵素が、血漿成分を基質とする、ポリイオンコンプレックス型ポリマーソーム。

【請求項11】
請求項10のポリイオンコンプレックス型ポリマーソームを含んでなる、医薬組成物。

【請求項12】
医薬組成物が、酵素欠損または異常を起因とする疾患に罹患している患者に投与するための医薬組成物であり、酵素が、該対象において欠損した、または異常を有する酵素である、請求項11に記載の医薬組成物。

【請求項13】
酵素が、L-アスパラギナーゼ、ウリカーゼ、α-ガラクトシダーゼ、およびα-グルコシダーゼから選択される酵素である、請求項11または12に記載の医薬組成物。

【請求項14】
酵素が、新生物または微生物の生育に必要な栄養素を分解する酵素である、請求項11に記載の医薬組成物。

【請求項15】
アスパラギン要求性腫瘍を処置するための、請求項13に記載の医薬組成物。

【請求項16】
アスパラギン要求性腫瘍が、アスパラギン産生酵素の発現量が、正常細胞における該酵素の発現量に対して80%以下である腫瘍である、15に記載の医薬組成物。

【請求項17】
アスパラギン要求性腫瘍が、急性リンパ性白血病、T細胞悪性リンパ腫、NK細胞性白血病および急性骨髄性白血病からなる群から選択される、請求項15または16に記載の医薬組成物。

【請求項18】
酵素が、α-ガラクトシダーゼであり、α-ガラクトシダーゼの異常を原因とする疾患を処置することに用いるための、請求項11または12に記載の医薬組成物。

【請求項19】
酵素が、ウリカーゼであり、高尿酸血症または高尿酸血症を原因とする疾患を処置することに用いるための、請求項11または12に記載の医薬組成物。

【請求項20】
酵素が、α-グルコシダーゼであり、α-グルコシダーゼの異常を原因とする疾患を処置することに用いるための、請求項11または12に記載の医薬組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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