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循環系指標算出プログラム、循環系指標算出装置、循環系指標算出システム及び循環系指標算出方法 コモンズ

国内特許コード P180015064
整理番号 FU751
掲載日 2018年6月13日
出願番号 特願2017-188611
公開番号 特開2019-062990
出願日 平成29年9月28日(2017.9.28)
公開日 平成31年4月25日(2019.4.25)
発明者
  • 重見 研司
  • 松岡 達
  • 次田 佳代
  • 松木 悠佳
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 循環系指標算出プログラム、循環系指標算出装置、循環系指標算出システム及び循環系指標算出方法 コモンズ
発明の概要 【課題】測定された血管内圧の時間変化の波形から一心拍毎に前負荷の指標となる値を算出する循環系指標算出プログラム、循環系指標算出装置、循環系指標算出システム及び循環系指標算出方法を提供する。
【解決手段】循環系指標算出装置1は、患者4の血管内圧の時間変化のうち、心周期の拡張期の波形に対する回帰曲線を一心拍毎に求め、当該回帰曲線の収束値から患者4の循環系の指標を算出する循環系指標算出手段102と、算出された循環系の指標の時間変化を表示処理する表示処理手段103とを有する。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要

医学の分野において、心臓、動脈、静脈及び末梢血管を含む循環系の状態を把握するために静脈圧、動脈圧、心拍出量、血液量等の循環系の指標となる値を知ることは、術中の患者の状態を管理するために非常に重要である。

従来の技術として、循環系の状態を把握するための指標の一つとして心拍出量を測定する循環系指標算出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1に開示された循環系指標算出装置は、熱希釈法を用いて心拍出量を求める際に用いられるものであって、患者の血液温度情報と心電図とを取得し、患者の心臓内に冷水を注入したときの血液温度情報に基づいて熱希釈曲線と心拍出量を算出し、患者の血液温度情報と同時に測定された心電図と熱希釈曲線とを同一画面内に同期させて表示するとともに、心電図のうち期外収縮を含む第一心電図と期外収縮を含まない第二心電図とを異なる表示態様で画面に表示する。医師は、表示された画面を確認し、測定中における期外収縮の有無を判断して、測定結果における期外収縮の影響を考察する。

上記した特許文献1の循環系指標算出装置は、測定中における期外収縮の有無を判断するための情報を表示するため、当該期外収縮の有無を判断するための情報がない場合に比べて再計測の回数を抑制し、患者の負担を抑制するものの、熱希釈法は患者の心臓内に冷水を注入する必要があり、比較的大きな侵襲を伴うものである。

そこで、熱希釈法に比べて侵襲の程度を抑制したものとして、測定された動脈圧波形から心拍出量を算出する循環系指標算出装置が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。

非特許文献1に開示された循環系指標算出装置は、血管コンプライアンスを考慮して測定された動脈圧波形を動脈血管量波形へ変換し、変換した動脈血液量波形についてデータを評価するために自己相関処理を行って補正前の心拍出量を算出し、ノモグラムを用いて校正係数を決定して補正前の心拍出量から補正後の心拍出量を算出して表示部に表示する。動脈圧波形から動脈血管量波形への変換は、患者の身長、体重、年齢等の固有情報により定まる係数を用いて予め定められた数式により行われる。また、自己相関処理では、心周期ごとの波形を求めることで心拍数が算出されるとともに、補正前の一回拍出量が自己相関結果から算出され、心拍数と一回拍出量との積から補正前の心拍出量が求められる。なお、ノモグラムの算出方法は非公開であるが、患者の身長、体重、年齢等の固有情報に関するファクターを変数として用いて算出されている。

産業上の利用分野

本発明は、循環系指標算出プログラム、循環系指標算出装置、循環系指標算出システム及び循環系指標算出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
コンピュータを、
患者の血管内圧の時間変化のうち、心周期の拡張期の波形に対する回帰曲線を一心拍毎に求め、当該回帰曲線の収束値から当該心拍における前記患者の循環系の指標を算出する算出手段として機能させるための循環系指標算出プログラム。

【請求項2】
前記算出手段は、前記血管内圧として動脈圧の時間変化に対する回帰曲線を求め、循環系としての血管の流路抵抗と血管のコンプライアンスに対する一心拍の圧力応答を表す減衰関数を前記回帰曲線とする請求項1に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項3】
前記算出手段は、複数心拍の前記収束値の平均から前記循環系の指標を算出する請求項1又は2に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項4】
前記算出手段は、前記循環系の指標として平均循環充満圧を算出する請求項1~3のいずれか1項に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項5】
前記算出手段は、前記減衰関数の前記収束値を算出するとともに、さらに前記減衰関数の時定数を算出する請求項2に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項6】
前記コンピュータを、
前記算出手段が算出した前記循環系の指標の時間変化を表示処理する表示処理手段としてさらに機能させる請求項1~5のいずれか1項に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項7】
前記表示処理手段は、前記循環系の指標の時間変化と、前記患者の生体情報の時間変化とを同期して表示する請求項6に記載の循環系指標算出プログラム。

【請求項8】
患者の血管内圧の時間変化のうち、心周期の拡張期の波形に対する回帰曲線を一心拍毎に求め、当該回帰曲線の収束値から当該心拍における前記患者の循環系の指標を算出する算出手段を有する循環系指標算出装置。

【請求項9】
患者の血管内圧を測定する測定器と、
前記測定器によって測定された前記患者の血管内圧の時間変化のうち、心周期の拡張期の波形に対する回帰曲線を一心拍毎に求め、当該回帰曲線の収束値から当該心拍における前記患者の循環系の指標を算出する算出手段を有する循環系指標算出装置と、
前記循環系指標算出装置が算出した前記循環系の指標の時間変化を表示処理する表示装置とを備える循環系指標算出システム。

【請求項10】
患者の血管内圧の時間変化のうち、心周期の拡張期の範囲を定めるステップと、
心周期の拡張期の範囲の波形に対する回帰曲線を一心拍毎に求めるステップと、
当該回帰曲線の収束値から当該心拍における前記患者の循環系の指標を算出するステップとを有する循環系指標算出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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