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せん断力試験装置 UPDATE コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P180015068
整理番号 FU756
掲載日 2018年6月13日
出願番号 特願2017-166282
公開番号 特開2019-045219
出願日 平成29年8月30日(2017.8.30)
公開日 平成31年3月22日(2019.3.22)
発明者
  • 小林 克巳
  • 谷口 博司
  • 河辺 弘三
出願人
  • 国立大学法人福井大学
  • 株式会社トラスト
発明の名称 せん断力試験装置 UPDATE コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】せん断力加力時のコンクリート境界条件を実際の施工条件とほぼ一致させた状態として一定の精度を確保しながらせん断力試験を行う。
【解決手段】せん断力試験装置は、サイドパネル(11/21)間に形成された対向空間内にシリンダ式のジャッキ(3)を一方向ないし他方向へジャッキ伸長可能に固定し、ジャッキ(3)の伸長側に、一方向ないし他方向の挟圧力を検知し得る検知器(4)を固定し、第1ブロック体1及び第2ブロック体(2)の一方向側の外側面に夫々、縦方向のアンカー筋を拘束するアンカー筋拘束部(5)を有してなる。そして、対向空間内のジャッキ(3)を対向方向へ伸長させて、第1,第2ブロック体(1/2)でアンカー筋夫々の両側を拘束した状態で水平方向に離反加力し、このときのジャッキ(3)と第1,第2ブロック体(1/2)との間に発生する挟圧力を検知する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


あと施工アンカーの設計、品質管理ないし施工管理のためには、施工現場で対象となる構造物ごとにせん断力伝達を行ってせん断力試験を行うことが望ましい。このようなせん断力試験装置として種々のものが従来から開発・提案されている。



従来技術として、例えば、特許文献1には、アンカーのせん断試験を工事現場で簡便に実施することが可能なアンカー用せん断試験機を提供するために、躯体表面に沿って配設される本体部及びこの本体部から躯体表面に垂直な方向に突設された突出部を有して前記本体部がアンカーの躯体表面から露出した露出部に着脱可能に連結することが可能になっている支圧板と、固定アンカーによって躯体表面に着脱可能に固定される反力台と、反力台上に載置されると共に反力台に反力を取って支圧板の突出部に対して躯体表面に沿った駆動力を付与する駆動源と、駆動源による荷重を測定する荷重測定器とを備えるアンカー用せん断試験機が開示されている。



また、特許文献2には、既存コンクリート建造物の補強法として、あと施工アンカーを介して、その柱や壁等に補強体を接合するために、そのアンカーと既設コンクリートとの剪断方向支持能力を合理的に検定する検定機の提供するために、コンクリートにアンカーを埋設固定し、そのアンカーと基準ピースの一端部とを連結部材により連結し且つ、基準ピースの他端部に引張機構を取付ける。そして、引張機構により基準ピースをコンクリート表面と平行な方向に引っ張ったとき、基準ピースの塑性変形とアンカーの固定部のコンクリート破壊状態とを比較することにより、アンカーとコンクリートとの剪断方向の外力支持能力を検定することが開示されている。



さらに特許文献3には、被測定軸に取り付ける際にひずみゲージを傷つけてしまうおそれをなくすことができる加圧力検出装置を提供するために、被測定軸に加わる圧力を検出するセンサと、前記センサを前記被測定軸に取り付ける被測定軸取付部材とを有する加圧力検出装置において、前記被測定軸取付部材によって前記センサを前記被測定軸に取り付けたときに、該センサを、前記被測定軸に加わる圧力を検出する測定位置及び前記被測定軸に触れない保護位置のどちらかに配置するセンサ配置部材を備えたことを特徴とする。また本発明は、前記センサ配置部材が、前記センサを前記保護位置に保持するよう付勢する保護位置用弾性部材を備えることを特徴とする。また本発明は、前記センサ配置部材が、前記センサを前記測定位置に保持するボルトと、前記測定位置にある前記センサを所定の圧力で前記被測定軸に押し付ける測定押圧用弾性部材を備えることが開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、せん断力試験装置に関し、特に、土木工事、建築工事におけるあと施工アンカーの設計、品質管理、施工管理において用いることのできる、あと施工アンカーのせん断力試験装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ブロック状本体の一方向側にサイドパネルが側方突出した第1ブロック体と、
ブロック状本体の他方向側にサイドパネルが側方突出した第2ブロック体とを、
各サイドパネルが対向して上下の接触面で嵌合接触するように組み合わせることで、各ブロック状本体の間に対向空間を形成してなるせん断力試験装置であって、
前記対向空間に配置され、第1ブロック体と第2ブロック体の各ブロック状本体を相互に離反させる方向に加力する離反加力部材と、
前記離反加力部材による加力又は前記加力による反力の大きさを検知し得る検知器と、
第1ブロック体のブロック体の他方向側の外側面、及び、第2ブロック体のブロック体の一方向側の外側面に夫々設けられた、縦方向のアンカー筋を拘束するアンカー筋拘束部とを具備してなり、
第1ブロック体及び第2ブロック体の前記各サイドパネルは、それぞれ上下の接触面同士が互いに面接触して嵌合すると共に、
第1ブロック体と第2ブロック体とが前記離反加力部材によって加力されたとき、上下の接触面同士が互いに面接触して嵌合したまま相互にスライド移動することを特徴とする、せん断力試験装置。

【請求項2】
一方向側に左右のサイドパネルが平行突出したブロック状本体からなる第1ブロック体と、
他方向側に左右のサイドパネルが平行突出したブロック状本体からなる第2ブロック体とを、
左右夫々にてサイドパネル同士が一側方及び他側方へ凹凸嵌合するように、所定の対向方向へ対向させて組み合わせることで、左右のサイドパネル間に対向空間を形成し、
対向空間内であって前記第1ブロック体又は前記第2ブロック体いずれか一方寄りの固定部に、離反加力部材を前記一方向ないし他方向へ離反加力可能に固定し、
前記対向空間内であって前記固定された離反加力部材の離反加力方向の先側又はその基側の少なくともいずれかに、離反加力部材と第1ブロック体、第2ブロック体のそれぞれとの間に生じる、一方向ないし他方向の挟圧力を検知し得る検知器を固定し、
第1ブロック体の他方向側の外側面、及び、第2ブロック体の一方向側の外側面に夫々、縦方向のアンカー筋を拘束するアンカー筋拘束部を有してなり、
前記第1ブロック体及び前記第2ブロック体を、コンクリート内に埋設固定した一対の縦方向のアンカー筋の間に配置し、
前記第1ブロック体及び前記第2ブロック体夫々の外面のアンカー筋拘束部によって一対のアンカー筋夫々を拘束して、
前記第1ブロック体及び前記第2ブロック体をコンクリート面から所定量だけ浮かせて設置した設置状態とし、
この設置状態で、前記離反加力部材によって前記第1,第2ブロック体をそれぞれ他側方及び一側方へ離反加力し、この離反加力時の離反加力部材と前記第1,第2ブロック体1,2との間に発生する挟圧力を検知することを特徴とする、せん断力試験装置。

【請求項3】
前記第1ブロック体又は前記第2ブロック体のいずれか一方のサイドパネルが、断面視凹状の嵌合凹部を片面に有した板状片からなり、
前記第1ブロック体又は前記第2ブロック体のいずれか他方のサイドパネルが前記嵌合凹部内の少なくとも上下の接触面に摺動接触可能に嵌合収容される嵌合凸片からなり、
前記嵌合凹部内の上下の接触面、並びに嵌合凸片の上下の外周面が、静摩擦力ないし動摩擦力を低減させる摩擦低減加工を施されてなり、当該摩擦低減加工を施された接触面同士が面接触したままスライド滑動する、請求項1又は2に記載のせん断力試験装置。

【請求項4】
前記第1ブロック体及び前記第2ブロック体は、ブロック状本体の手前側及び奥側の位置から左右のサイドパネルが側方へ並行に突出してなり、さらに、
前記第1ブロック体1の左右のサイドパネル11、又は前記第2ブロック体2の左右のサイドパネル11,21のいずれかの組における、各サイドパネルの少なくとも下辺寄りの一又は複数個所には、左右のサイドパネル同士を繋いで左右のパネル間隔を一定の間隔に保つ間隔保持具が固定される、請求項1ないし3のいずれかに記載のせん断力試験装置。

【請求項5】
各ブロック状本体には、水平変位計の接触子或いは測定線を当てることで水平変位を測定可能な変位計当て部が設けられ、
前記設置状態で、各変位計当て部に水平変位計を押し当てることで、前記離反加力したときのブロック状本体の変位量を、前記検知器による検知と共に計測する、請求項1ないし3のいずれか記載のせん断力試験装置。

【請求項6】
前記アンカー筋拘束具は、前記第1ブロック体のブロック状本体、及び、前記第2ブロック体のブロック状本体の各外側面から外方突出した突出ブロックと、前記突出ブロックの突出先に対向してその対向距離を調節可能に取り付けられる拘束板と、から構成され、
前記離反加力部材の加力中心線上であって、かつ、前記突出ブロック及び前記拘束板の各対向面の対応位置には夫々、断面形状の異なる、縦方向の拘束溝が対向して形成され、
前記断面形状の異なる拘束溝が対向し、縦方向のアンカー筋Rの一側方及び他側方を挟み込んで拘束する、請求項1ないし5のいずれか記載のせん断力試験装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017166282thum.jpg
出願権利状態 公開
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