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摩擦ダンパおよび壁面体 UPDATE コモンズ

国内特許コード P180015077
整理番号 FU777
掲載日 2018年6月13日
出願番号 特願2018-109002
公開番号 特開2019-211030
出願日 平成30年6月6日(2018.6.6)
公開日 令和元年12月12日(2019.12.12)
発明者
  • 若島 嘉朗
  • 藤澤 泰士
  • 石川 浩一郎
  • 北守 顕久
  • 松原 独歩
  • 清水 秀丸
出願人
  • 国立大学法人福井大学
  • 富山県
  • 国立大学法人京都大学
  • 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
発明の名称 摩擦ダンパおよび壁面体 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】 木材を用いるものであって、長期的な圧締力維持の信頼性の高い摩擦ダンパおよびこの摩擦ダンパを設けた壁面体を提供する。
【解決手段】 摩擦材と、板材と、締付具を備え、摩擦材が、木製で、一方部材と一体に、他方部材に対する対向部に沿って設けてあり、所定方向に延びる溝部を形成してあって、溝部の両側が挟持部になっており、両挟持部は木製の直交部を備え、板材が、金属製で、他方部材と一体に、一方部材に対する対向部に沿って設けてあり、所定方向に延びる長孔を形成してあって、摩擦材の溝部に挿入されて両挟持部に挟まれており、締付具が、一方部材と他方部材の対向部に沿って設けてあって、摩擦材の両挟持部と板材の長孔を貫通していて、両挟持部を互いに近づける方向に締め付けており、両挟持部が板材を両側から押圧し、締付具による圧締力の働く方向と直交部の繊維方向が平行であり、締付具による圧締力に直交して生じる摩擦力の働く方向と摩擦材の繊維方向が平行である。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要

木造建築物の耐震性能を高めるには、連結される二部材間にダンパを設けて、振動を減衰させることが有効である。従来のダンパは、鋼材やゴムなどの工業材料を用いたものがほとんどであった。

その一方で、木造建築物に用いるダンパとして、同じ木材を用いるものも求められており、特許文献1において、出願人は種々の構造に適用可能で建築物に後付けも可能な木材を用いた摩擦ダンパおよびこの摩擦ダンパを設けた壁面体を提案している。

産業上の利用分野

本発明は、振動により所定方向に相対移動する二部材間に介在して振動を減衰させるための摩擦ダンパおよびこの摩擦ダンパを設けた壁面体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
所定方向に延びて対向し、振動により所定方向に相対移動する、一方部材と、他方部材の間に介在して、振動を減衰させるものであって、
摩擦材と、板材と、締付具を備え、
摩擦材が、木製で、一方部材と一体に、他方部材に対する対向部に沿って設けてあり、所定方向に延びる溝部を形成してあって、溝部の両側が挟持部になっており、両挟持部は木製の直交部を備え、
板材が、金属製で、他方部材と一体に、一方部材に対する対向部に沿って設けてあり、所定方向に延びる長孔を形成してあって、摩擦材の溝部に挿入されて両挟持部に挟まれており、
締付具が、一方部材と他方部材の対向部に沿って設けてあって、摩擦材の両挟持部と板材の長孔を貫通していて、両挟持部を互いに近づける方向に締め付けており、両挟持部が板材を両側から押圧し、
締付具による圧締力の働く方向と直交部の繊維方向が平行であり、
締付具による圧締力に直交して生じる摩擦力の働く方向と摩擦材の繊維方向が平行であることを特徴とする摩擦ダンパ。

【請求項2】
所定方向に延びて対向し、振動により所定方向に相対移動する、木製の一方部材と、他方部材の間に介在して、振動を減衰させるものであって、
二つの摩擦材と、締付具と、一方部材に形成した所定方向に延びる長孔を備え、
両摩擦材が、木製で、直交部を備え、他方部材と一体に、一方部材に対する対向部に沿って設けてあって、一方部材を挟んでおり、
締付具が、一方部材と他方部材の対向部に沿って設けてあって、両摩擦材と一方部材の長孔を貫通していて、両摩擦材を互いに近づける方向に締め付けており、両摩擦材が一方部材を両側から押圧し、
締付具による圧締力の働く方向と直交部の繊維方向が平行であり、
締付具による圧締力に直交して生じる摩擦力の働く方向と摩擦材の繊維方向が平行であることを特徴とする摩擦ダンパ。

【請求項3】
所定方向に延びて対向し、振動により所定方向に相対移動する、一方部材及び他方部材の間に介在して、振動を減衰させるものであって、
板材と、固定具と、締付具を備え、
一方部材及び他方部材は、木製で、それぞれ所定方向に延びる溝部を形成してあって溝部の両側が挟持部になっており、互いに溝部の開口を対向させて配置され、
一方部材の両挟持部は木製の直交部を備え、
他方部材の両挟持部は固定孔を備え、
板材が、金属製で、所定方向に延びる長孔と、固定孔を形成してあり、長孔を一方部材側、固定孔を他方部材側として、一方部材及び他方部材に跨るように両溝部内に配置されてそれぞれの両挟持部に挟まれ、
固定具が、他方部材に設けてあって、他方部材の固定孔と板材の固定孔を貫通して固定しており、
締付具が、一方部材に設けてあって、一方部材の直交部と板材の長孔を貫通していて、両挟持部を互いに近づける方向に締め付けており、両挟持部が板材を両側から押圧し、
締付具による圧締力の働く方向と直交部の繊維方向は平行であることを特徴とする摩擦ダンパ。

【請求項4】
直交部は、締付具による圧締力の働く方向に延びる棒状部材であり、締付具は棒状部材の軸方向に貫通していることを特徴とする請求項1、2または3記載の摩擦ダンパ。


【請求項5】
直交部は、締付具を挟んで両側に位置する板状部材であることを特徴とする請求項1、2または3記載の摩擦ダンパ。

【請求項6】
一方部材は、金属製の補強部材を備え、補強部材に長孔が設けてあることを特徴とする請求項2、4または5記載の摩擦ダンパ。

【請求項7】
一方部材は、木製の補強部材を備え、補強部材は繊維方向を交差させて薄板を積層した合板からなり、補強部材に長孔が設けてあり、合板の面方向は締付具による圧締力の働く方向と平行であることを特徴とする請求項2、4または5記載の摩擦ダンパ。

【請求項8】
一方部材は、木製の補強部材を備え、補強部材は直交部を有し、直交部は長孔に沿って設けてあり、直交部の繊維方向は締付具の締め付け方向と平行であることを特徴とする請求項2、4または5記載の摩擦ダンパ。

【請求項9】
摩擦材に促進処理を施してあることを特徴とする請求項1、2、4、5、6、7または8に記載の摩擦ダンパ。

【請求項10】
面材からなる一方部材と、矩形の柱材からなる他方部材と、請求項1、2、4、5、6、7または8に記載の摩擦ダンパを備え、
他方部材の内周側の略全面を覆うように一方部材を設けてあって、一方部材と他方部材の間に摩擦ダンパを設けてあることを特徴とする壁面体。

【請求項11】
枠体と、面材からなる一方部材及び他方部材と、請求項3、4または5に記載の摩擦ダンパを備え、
一方部材と他方部材の間に摩擦ダンパが設けてあり、一方部材と他方部材が所定方向に交互に連結されて枠体の内周側略全面を覆っていることを特徴とする壁面体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018109002thum.jpg
出願権利状態 公開
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