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根伸長促進剤 UPDATE

国内特許コード P180015089
整理番号 N2-16004-T
掲載日 2018年6月20日
出願番号 特願2016-229009
公開番号 特開2018-083789
出願日 平成28年11月25日(2016.11.25)
公開日 平成30年5月31日(2018.5.31)
発明者
  • 佐藤 茂
  • 野村 佳宏
出願人
  • 学校法人 龍谷大学
発明の名称 根伸長促進剤 UPDATE
発明の概要 【課題】新規な植物の根の伸長促進剤の提供。
【解決手段】式(I)で表される化合物を含む、植物の根の伸長促進剤。好ましくは、前記化合物が、3-ピリジンカルボン酸、2,3-ピリジンジカルボン酸、3,4-ピリジンジカルボン酸、3,5-ピリジンジカルボン酸又は2,5-ピリジンジカルボン酸、或いはそれらの塩である、根の伸長促進剤。前記植物が好ましくは、レタス、人参又は稲である、根の伸長促進剤。



(Rは各々独立にH、COOM、CONH又はC1~4のアルキル基;MはH、NH又は1価或いは2価の金属カチオン)
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


わが国の稲作、野菜栽培、花き栽培においては、苗生産と栽培の分業化が一般化しており、苗の販売が拡大しつつある。これらの苗は、主につぎ木苗とセル成型苗の形態で販売されている。つぎ木苗は、初めにスイカで開発されたが、順次ナス、キュウリ、トマトなどに適用が拡大した。セル成型苗は、初めに花きの苗生産に導入され、その後葉菜類に拡大し急速に普及した。



苗生産の効率化のためには、定時、定質、定量の確保が必須である。特に、稲作、野菜栽培、花き栽培では、定植時の苗の品質がその後の生育や収量に大きく影響するため、品質の安定した苗を生産することが重要である。苗に求められる品質として、根量が多く、育苗ポット内で老化していないことが挙げられる。さらに、セル成型苗には、地上部は健全に生育する一方で根鉢の形成がよく、本畑への植え付けが容易で活着がよいことが求められる。より具体的には、地上部の成長と比較して地下部(根部)の成長が勝っている苗が良苗とされており、そのような苗の栽培生産技術の開発が望まれている。



イネ苗や野菜苗、花き苗の生産は、気温の低い早春期にビニールハウスなどで暖房しながら行われる場合も多い。この条件下では、幼苗の根の伸長を促進することにより、育苗期間を短縮でき、暖房経費の節減やビニールハウス使用の回転率を上げることができ、最終的に農業生産コストの低減を実現できる。



従来、ピリジンカルボン酸(PCA)が植物の成長促進に及ぼす影響が検討されているが、根の伸長を促進させる効果は示唆されていない。特許文献1はニコチン酸アミドまたはその類縁化合物が植物の地上部の成長を促進する一方、地下部の成長を抑制することを開示している。特許文献2はニコチン酸アミドを含む植物成長補助剤を開示している。非特許文献1は2,3-ピリジンジカルボン酸(2,3-PDCA)と2,4-ピリジンジカルボン酸(2,4-PDCA)が切り花の保存期間を延長する作用を有することを開示している。

産業上の利用分野


本発明は、植物の根伸長促進剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(I):
【化1】


(式(I)中、RはH、COOM、CONH、炭素数1~4のアルキル基であって、それぞれ同じでも、異なっていてもよく、Mは水素、NH、もしくは1価または2価の金属カチオンである。)
で表される化合物を含む、植物の根の伸長促進剤。

【請求項2】
前記化合物が、3-ピリジンカルボン酸、2,3-ピリジンジカルボン酸、3,4-ピリジンジカルボン酸、3,5-ピリジンジカルボン酸、または2,5-ピリジンジカルボン酸、もしくはその塩である、請求項1に記載の根の伸長促進剤。

【請求項3】
前記植物がレタス、ニンジン、またはイネである、請求項1または2に記載の根の伸長促進剤。

【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の根の伸長促進剤を植物苗に適用する工程を含む、植物苗の製造方法。


国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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