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麹菌菌体量の測定方法および測定用キットならびに麹菌菌体量を定量させるためのプログラム

国内特許コード P180015102
整理番号 S2017-0072-N0
掲載日 2018年6月20日
出願番号 特願2016-219040
公開番号 特開2018-077137
出願日 平成28年11月9日(2016.11.9)
公開日 平成30年5月17日(2018.5.17)
発明者
  • 北垣 浩志
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 麹菌菌体量の測定方法および測定用キットならびに麹菌菌体量を定量させるためのプログラム
発明の概要 【課題】
麹のように麹菌を含有試料中で、麹菌自体の菌体量を測定可能な方法を提供する。また、麹菌菌体量を求めるための測定用キットを提供する。
【解決手段】
麹菌体含有試料中のグリコシルセラミド含有量を定量し麹菌菌体量相当量に換算することを特徴とする麹菌菌体量の測定方法。また、麹菌菌体相当量を求めるために、麹菌体含有試料中のグリコシルセラミドを定量するための麹菌菌体量の測定用キット。これらのグリコシルセラミド含有量の定量には、薄層クロマトグラフィーを用いることが好ましい。
【選択図】 図6
従来技術、競合技術の概要


清酒、味噌、しょう油、みりん、泡盛、焼酎などの醸造工業で使用している麹をつくる麹カビ属の糸状菌を総称して麹菌あるいは麹カビという。麹菌には、アスペルギルス・オリゼー、アスペルギルス・タマリィ、アスペルギルス・ソーヤ、アスペルギルス・アワモリ、アスペルギルス・ウサミなどがある。これらの麹は従来の発酵食品への利用のみでなく、近年、健康食品や機能性食品への利用も広がってきている。



一方、菌等の微生物が関与する反応においては、その菌量(微生物量)も大きな因子となるため、それらの菌の研究段階や、それらを利用した発酵食品、健康食品等への適用時にも菌量を把握することが求められる。また、菌等の微生物を利用した健康食品等において、その有効性を示す指標としては菌数や菌量が用いられる傾向がある。例えば、乳酸菌を含む食品等においては、世界的にも、その乳酸菌の菌数を表示することが多くなってきている。



麹菌の菌体量の測定方法としては、特許文献1が開示されている。この特許文献1は、麹菌体含有試料に細胞壁溶解酵素を作用させることにより遊離するN-アセチル-D-グルコサミンに、酸素の存在下でN-アシル-D-ヘキソサミンオキシダーゼを作用させてN-アセチル-D-グルコサミンを定量し、この定量値より麹菌体量を求めることを特徴とする麹菌体量の測定方法を開示するものである。

産業上の利用分野


本発明は、麹菌菌体量の測定方法に関する。また、その測定方法に用いることができる、麹菌菌体量の測定キット、および麹菌菌体量を定量させるためのプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
麹菌体含有試料中のグリコシルセラミド含有量を定量し麹菌菌体量に換算することを特徴とする麹菌菌体量の測定方法。

【請求項2】
前記グリコシルセラミド含有量の定量に薄層クロマトグラフィーを用いることを特徴とする請求項1記載の測定方法。

【請求項3】
前記グリコシルセラミド含有量の定量において、
麹菌含有試料と処理溶媒とを混合して脂質成分を含有する画分を得る第一の工程と、
前記第一の工程で得られた脂質成分を含有する画分を薄層クロマトグラフィーのプレートに展開する第二の工程と、
前記第二の工程で展開された薄層クロマトグラフィーのプレートに硫酸を接触させて呈色する第三の工程と、
前記第三の工程で呈色した画分からグリコシルセラミドに相当する画分を選択し前記麹菌含有試料中のグリコシルセラミド量を定量する第四の工程とを有する請求項1または2記載の測定方法。

【請求項4】
麹菌菌体量を求めるために、麹菌体含有試料中のグリコシルセラミドを定量するための麹菌菌体量の測定用キット。

【請求項5】
前記測定用キットが、薄層クロマトグラフィーのプレートおよびグリコシルセラミドの標準試料を含むことを特徴とする請求項4記載の麹菌菌体量の測定用キット。

【請求項6】
麹菌体含有試料と処理溶媒とを混合して得られる脂質成分を含有する麹菌含有試料由来の画分を、薄層クロマトグラフィーのプレートに展開した薄層クロマトグラフィーのプレートに硫酸を接触させて呈色させて、麹菌含有試料由来の画分が展開され呈色した測定用薄層クロマトグラフィーのプレートを撮像した測定用クロマトグラフィー像を得るステップと、
前記測定用クロマトグラフィー像の麹菌体含有試料画分を特定し、麹菌体含有試料画分の発色濃度を測定するステップと、
前記麹菌体含有試料画分の発色濃度を、基準換算式を用いて換算し、麹菌体含有試中の麹菌菌体量を定量するステップとを含むことを、コンピュータに実行させるためのプログラム。

【請求項7】
麹菌体含有試料と処理溶媒とを混合して得られる脂質成分を含有する麹菌含有試料由来の画分と、グリコシルセラミドの標準試料を含有する標準試料の画分とを、それぞれ薄層クロマトグラフィーのプレートに展開した薄層クロマトグラフィーのプレートに硫酸を接触させて呈色させた麹菌含有試料由来の画分と標準試料の画分とが展開され呈色した測定用薄層クロマトグラフィーのプレートを撮像した測定用クロマトグラフィー像を得るステップと、
前記測定用クロマトグラフィー像の標準試料画分を特定し、標準試料画分の発色濃度の測定を行い、測定結果から標準検量式を作成するステップと、
前記測定用クロマトグラフィー像の麹菌体含有試料画分を特定し、麹菌体含有試料画分の発色濃度を測定するステップと、
前記麹菌体含有試料画分の発色濃度を、前記標準検量式を用いて換算し、麹菌体含有試中の麹菌菌体量を定量するステップとを含むことを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2016219040thum.jpg
出願権利状態 公開
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