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乳児の社会脳発達促進用栄養組成物 UPDATE

国内特許コード P180015134
整理番号 P16-038
掲載日 2018年6月29日
出願番号 特願2017-049151
公開番号 特開2018-150284
出願日 平成29年3月14日(2017.3.14)
公開日 平成30年9月27日(2018.9.27)
発明者
  • 東田 陽博
  • 山本 靖彦
  • 原島 愛
  • 出口 喜三郎
出願人
  • 国立大学法人金沢大学
発明の名称 乳児の社会脳発達促進用栄養組成物 UPDATE
発明の概要 【課題】乳児における社会脳の発達を効果的に促進し、精神遅滞又は自閉症の発症を予防可能な栄養組成物を提供する。
【解決手段】乳児の社会脳発達促進用栄養組成物は、オキシトシンを有効成分として含有し、経口投与されるものである。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


未熟児は、早産等で身体機能の発育が未熟のまま出生した子である。未熟児は、予定通りに生まれる新生児と比較して、生後の数日及び数週間における死亡率及び重病率が非常に高く、精神遅滞又は自閉症の発症リスクも高いことが知られている。世界保健機関(World Health Organization;WHO)の報告によると、毎年1500万人もの未熟児が産まれており、そのうちの100万人以上が死亡している。



未熟児を含む乳児は、母親の血液に含まれるホルモン、栄養、及び微生物群等を得るために、母乳の摂取が推奨されている。母乳に含まれるホルモンであるオキシトシンは、陣痛促進剤として発見された9個のアミノ酸からなる環状ペプチドであり、主として脳視床下部のオキシトシン作動性ニューロンで合成され、下垂体後葉の神経末端から循環中に放出される。オキシトシンの生理的機能としては、分娩時の子宮収縮、乳汁分泌の促進等の生殖関連ホルモンとしての作用と、中枢神経系における神経伝達物質及び神経モジュレーター(変調物質)としての作用とが知られている。近年では、脳内オキシトシンは、社会性行動において重要な作用を有することで注目されている(例えば、非特許文献1参照。)。
また、近年、自閉症スペクトラム障害及び統合失調症等の精神疾患を有するヒト及び健常なヒトの双方に多量のオキシトシンを鼻内投与した場合に血液脳関門(Blood brain barrier;BBB)を通過したとの報告がされている(例えば、非特許文献2参照。)。



本発明者らは、これまで、オキシトシンと後期糖化反応生成物受容体(Receptor for advanced gylcation end-products;RAGE)とが結合し、複合体を形成することを明らかにした(例えば、特許文献1参照。)。さらに、本発明者らは、RAGEが、BBBを通過させ、オキシトシンの脳内への移行を促進するための「トランスポーター」としての機能、及び血中でのオキシトシンを安定させるための「保護剤」としての機能を有することを明らかにした。

産業上の利用分野


本発明は、乳児の社会脳発達促進用栄養組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
オキシトシン若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を有効成分として含有し、経口投与されることを特徴とする乳児の社会脳発達促進用栄養組成物。

【請求項2】
腸の分解消化機能を有しない前記乳児に経口投与される請求項1に記載の乳児の社会脳発達促進用栄養組成物。

【請求項3】
腸管バリア機能を有する前記乳児に経口投与される請求項2に記載の乳児の社会脳発達促進用栄養組成物。

【請求項4】
生後2ヵ月以上10ヵ月以下の前記乳児に経口投与される請求項3に記載の乳児の社会脳発達促進用栄養組成物。

【請求項5】
前記栄養組成物が育児用調製乳である請求項1~4のいずれか一項に記載の乳児の社会脳発達促進用栄養組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
(有)金沢大学ティ・エル・オーは、金沢大学の研究者の出願特許を産業界へ技術移転することを主目的として、金沢大学の教官の出資により設立された技術移転機関です。
ご興味のある方は、下記「問合せ先」へ整理番号と共にご連絡願います。
なお、既に活用のお申し込み・お打合わせ等の段階に入っている場合もございますので、予めご承知おきください。


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