TOP > 国内特許検索 > 吸着材

吸着材 UPDATE コモンズ

国内特許コード P180015170
整理番号 N17088
掲載日 2018年7月13日
出願番号 特願2018-055534
公開番号 特開2019-166457
出願日 平成30年3月23日(2018.3.23)
公開日 令和元年10月3日(2019.10.3)
発明者
  • 鈴木 大介
  • 呉羽 拓真
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 吸着材 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】
様々な化合物が溶存する溶液中において、ハロゲン化合物、特にヨウ素化合物を選択的に分離回収することを可能にする、吸着材を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る吸着材は、ポリマー微粒子を有効成分として含有する吸着材を提供する。本発明に係る吸着材は、ハロゲン化合物のうち、特にヨウ素を選択的に吸着することが可能であり、かつ、吸着後に当該微粒子を所定の温度に加熱することで、吸着したヨウ素を脱着することが可能で、効率的に溶存するヨウ素を分離・回収することを可能にする。
【選択図】図6
従来技術、競合技術の概要

有機ヨウ素化合物は、日常生活において重要な役割を果たす。例えば、機能性ヨウ素化合物は、抗菌剤および抗ウイルス剤、除草剤、ならびに食品や化粧品用の成分としての用途が見出されている。特に、海洋由来の有機ヨウ素化合物は非常に貴重であり、癌や糖尿病に対する阻害作用等の生体活性を持つことから多くの注目を集めている。

しかし、海洋ヨウ素化合物の多様性および存在量は、塩素および臭素類似体のものよりもずっと低く、高濃度に濃縮することは困難である。さらに、新規ヨウ素含有薬剤の有機合成は、多くの場合、標的の有機ヨウ素化合物に加えて、ヨウ素を有さない副生成物が生じる。したがって、溶液中のヨウ素化合物の濃度にかかわらず、水溶液中の出発物質、触媒および合成生成物としての標的ヨウ素化合物の回収および再使用は非常に望ましい。

また、工業廃水や天然水に含まれる有機ヨウ素化合物は毒性、突然変異誘発性または発癌性を持つため、これら有機ヨウ素化合物の除去は、安全な飲料水の確保に重要である。

しかし、このようなヨウ素化合物の選択的分離のための適切な材料は、未だ設計されていない。 これまでに、層状酸化物のような金属材料を主に使用して、水溶液からハロゲン含有化合物を除去する技術が報告されている。(非特許文献1-3) しかし、これらの層状酸化物は、吸着されたハロゲン化物アニオンを放出する際に還元反応を必要とするため、反応工程の数を増加させる等の問題があった。

この課題に対して本発明者らは、大きな比表面積と拡散性を有し、回収および取り扱いが容易な、高分子微粒子に着目した。本発明者らは、高分子微粒子がハロゲン化合物を選択的に吸着することを見出し、疎水性ポリ(2-メトキシエチルアクリレート)(pMEA)およびポリ(オリゴ(エチレングリコール)メタクリレート)ヒドロゲルマトリックスからなる、複合ヒドロゲル微粒子(ミクロゲル)を報告した。(特許文献1)

特許文献1に係る微粒子は、上述した微粒子の機能に加えて、ヒドロゲルマトリックス内部に拡散し、吸着したハロゲン化合物が、外部刺激により放出する作用を有している。また、この微粒子が有するハロゲン結合能の特徴としては、分子間結合距離が非常に短くため、強い原子間相互作用であり、これによりハロゲン化合物を選択的に吸着することが可能であった。

産業上の利用分野

本発明は、吸着材に関し、特に、ヨウ素選択的吸着能を有する高分子微粒子を有効成分とする吸着材およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式[1]で示される構造を有する化合物を有効成分として含有する吸着材
【化1】
(省略)
(式中、R1はメチル基またはエチル基で置換されていてもよい)

【請求項2】
吸着する対象がハロゲン化合物である請求項1記載の吸着材。

【請求項3】
吸着する対象がヨウ素である請求項1または2記載の吸着材。

【請求項4】
対象物を吸着した後に、加熱により対象を脱着することが可能な、請求項1~3のいずれか1項記載の吸着材。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2018055534thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close