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連続乳化装置 コモンズ

国内特許コード P180015178
整理番号 N18002
掲載日 2018年7月13日
出願番号 特願2018-090823
公開番号 特開2019-195769
出願日 平成30年5月9日(2018.5.9)
公開日 令和元年11月14日(2019.11.14)
発明者
  • 酒井 俊郎
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 連続乳化装置 コモンズ
発明の概要 【課題】水と油を連続的に供給しながら効率的にエマルション化する連続乳化装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る連続乳化装置は、バス型の超音波照射機10と、超音波照射機10のバス12の底部に設けられた超音波発生部にセットされる流通セル20と、水と油の被処理液を連続的に流通セル20に送入するとともに処理後の被処理液を流通セル20から送出させる送液手段50とを備える。流通セル20は、流通セル20の底面が、超音波発生部の平面領域内に含まれるように設けられている。
【選択図】図7
従来技術、競合技術の概要

エマルションは、化粧品、食品、医薬品等に広く用いられている。たとえば、牛乳は脂肪(油)の微細な滴が水中に分散したエマルション(O/W)の代表例であり、油滴が水中で分散して油と水が共存している。油滴が水の中で分散する理由は、牛乳に存在するカゼインなどの乳化剤(界面活性物質)が油滴を覆い、油滴を安定化させているからである。
これに対し、バターやマーガリンは、水滴が油の中に分散したエマルション(W/O)の例であり、モノグリセリドや大豆レシチンといった乳化剤(界面活性物質)の作用により、油中での水滴の分散が維持されている。
このように、エマルションは、乳化剤(界面活性物質)の助けを借りて、油滴が水中で分散したり、水滴が油中で分散したりしたものである。

このように乳化製品の基本構成は水と油(油脂、エステル油、流動パラフィン、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油、極性油等)であり、通常は水と油は混じり合わず二相に分離した状態である。したがって、一般的には、界面活性剤などの両親倍性物質を使用し、ホモミキサー、ホモジナイザーなどの物理的手法と組み合わせて油と水とを混合することにより乳化し、乳化製品として提供している。

一方、近年、乳化製品のニーズの多様化により界面活性剤の使用量を低減するだけではなく、界面活性剤を一切使用しない乳化製品が求められるようになってきた。本発明者は、界面活性剤を使用せずに乳化する方法について提案した(特許文献1、2)。特許文献1は界面活性作用を有しない水溶性添加剤を用いてエマルションの分散を安定化させるもの、特許文献2は油滴がゲル化されて水中に分散したエマルションを調製した例である。界面活性剤を使わずに超音波を利用してエマルションを作製する方法には超音波ホーンを利用する方法もある(特許文献3、4)。

産業上の利用分野

本発明は連続乳化装置に関し、より詳細には分散媒と分散質とを連続的に流しながら超音波を作用させてエマルションを作製する連続乳化装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
バス型の超音波照射機と、
該超音波照射機のバスの底部に設けられた超音波発生部にセットされる流通セルと、
水と油の被処理液を連続的に前記流通セルに送入するとともに処理後の被処理液を前記流通セルから送出させる送液手段とを備えることを特徴とする水と油の連続乳化装置。

【請求項2】
前記流通セルは、該流通セルの底面が、前記超音波発生部の平面領域内に含まれるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の連続乳化装置。

【請求項3】
前記流通セルの側面の底部側に被処理液の流入側の配管が接続され、上部側に送出側の配管が接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の連続乳化装置。

【請求項4】
前記流通セルは、外形が円柱体状に形成された中空体として形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載の連続乳化装置。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項記載の連続乳化装置が、直列に複数個、相互に連通して接続され、水と油の被処理液が各々の連続乳化装置を順次、段階的に経由してエマルション化されることを特徴とする連続乳化装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018090823thum.jpg
出願権利状態 公開
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