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ナビゲーション装置およびナビゲーション方法 新技術説明会

国内特許コード P180015186
掲載日 2018年7月24日
出願番号 特願2018-134091
公開番号 特開2020-014084
出願日 平成30年7月17日(2018.7.17)
公開日 令和2年1月23日(2020.1.23)
発明者
  • 善甫 啓一
  • 水谷 孝一
  • 若槻 尚斗
  • 川本 雅之
出願人
  • 国立大学法人筑波大学
発明の名称 ナビゲーション装置およびナビゲーション方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】被支援者の安全性および利便性を確保し、周囲に拡散する雑音を抑制しつつ被支援者に対する案内を衛生的に行うナビゲーション装置およびナビゲーション方法を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置は、被支援者が判定エリアに存在するか否かを判定する被支援者判定部と、被支援者を判定エリアからスウィートスポットに誘導する被支援者誘導部と、案内音をスウィートスポットに提示する案内音提示部とを備え、被支援者判定部は、トリガ音を判定エリアに提示するトリガ音提示部と、トリガ音に対するトリガ音受聴者の反応を検出する反応検出部とを備え、被支援者誘導部は、被支援者をスウィートスポットに誘導する誘導音を提示する誘導音提示部と、被支援者の位置を検出する位置検出部と、被支援者の位置に基づいて被支援者の誘導が完了したか否かを判定する誘導完了判定部とを備え、案内音提示部は超音波を発生するパラメトリックスピーカーを備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

従来から、駅のエスカレータ等に設置されている盲導鈴、音響装置付き信号機、音声ガイドなどが知られている。これらは、対象物からの放送が行われるものであり、「拡散放送型」に分類される。「拡散放送型」のナビゲーション装置によって、盲導鈴、音響装置付き信号機、音声ガイドなどよりも詳しい案内を行う手法が考えられる。
ところで、この手法では、ナビゲーション情報を求める者(被支援者)が存在する位置以外の場所にも、ナビゲーション装置からの音が拡散する。そのため、この手法によって詳しい案内が行われる場合には、ナビゲーション情報が不必要な者に対して騒音を与えることになってしまう。

また、被支援者の現在地・姿勢などが各種測位手法によって取得され、音声、振動などによってナビゲーション情報が被支援者に提示される手法が、従来から知られている。これらにおいては、スマートフォン等によるアプリケーションが用いられ、これらは「デバイス装着型」に分類される。「デバイス装着型」のナビゲーション装置によって、詳しい案内を行う手法が考えられる。
ところで、この手法では、被支援者がスマートフォン等を事前に用意しておく必要がある。また、そのアプリケーションも、該当環境に対応している必要がある。つまり、この手法では、汎用性が欠けているために、被支援者の利便性を十分に向上させることができない。

また、ステレオヘッドセットなどによって立体音響が提示される手法が、従来から知られている。この手法においては、ヘッドセットが用いられ、この手法は「没入型立体音響」に分類される。「没入型立体音響」による音響提示が行われるナビゲーション装置も考えられる。
ところで、「没入型立体音響」による音響提示が行われるナビゲーション装置では、被支援者の周囲の音が、遮断され、被支援者に伝わらない。そのため、被支援者の安全性を十分に確保できないおそれがある。
また、「没入型立体音響」による音響提示が行われるナビゲーション装置では、被支援者がヘッドセットを事前に用意し、接続などの準備をしておく必要がある。そのため、被支援者の利便性を十分に向上させることができない。

また、点字との組み合わせにより地図情報が提示される手法が、従来から知られている。この手法においては、触地図が用いられ、この手法は「触覚提示」に分類される。
ところで、この手法では、被支援者を触地図まで誘導する必要がある。被支援者を触地図まで誘導する手段が存在しない場合には、被支援者の利便性を十分に向上させることができない。
また、この手法では、被支援者が実際に触れる触地図を清潔に維持する必要がある。触地図を清潔に維持する手段が存在しない場合には、被支援者に対する案内を衛生的に行うことができない。

特許文献1には、ユーザ位置取得部と、環境情報取得部と、道順においてユーザ位置よりも先行する先行位置に仮想音源を設定した立体音響を生成する音声信号処理部とを備える音声ナビゲーション装置が記載されている。特許文献1に記載された音声ナビゲーション装置は、ユーザを任意の地点から目的地まで誘導する。
ところで、特許文献1に記載された技術では、ユーザが、ユーザ位置を得るための携帯端末と、案内を受けるためのイヤホン等の音響機器とを携帯する必要がある。そのため、特許文献1に記載された技術によっては、ユーザの利便性を十分に向上させることができない。

産業上の利用分野

本発明は、ナビゲーション装置およびナビゲーション方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
案内音による案内を求める者である被支援者が判定エリアに存在するか否かを判定する被支援者判定部と、
前記被支援者を前記判定エリア内の位置から案内音の提示位置であるスウィートスポットに誘導する被支援者誘導部と、
案内音を前記スウィートスポットに提示する案内音提示部とを備え、
前記被支援者判定部は、
トリガ音を前記判定エリアに提示するトリガ音提示部と、
前記トリガ音提示部によって提示されたトリガ音に対するトリガ音受聴者の反応を検出する反応検出部とを備え、
前記被支援者誘導部は、
前記被支援者を前記スウィートスポットに誘導する誘導音を提示する誘導音提示部と、
前記被支援者の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部によって検出された前記被支援者の位置に基づいて、前記被支援者の誘導が完了したか否かを判定する誘導完了判定部とを備え、
前記案内音提示部は、
超音波を発生するパラメトリックスピーカーを備え、
前記被支援者判定部は、前記反応検出部によって検出された前記トリガ音受聴者の反応に基づいて、前記トリガ音受聴者が前記被支援者であるか否かを判定し、
前記トリガ音受聴者が前記被支援者であると前記被支援者判定部が判定した場合に、前記トリガ音提示部が前記判定エリアへのトリガ音の提示を停止して、前記誘導音提示部が誘導音の提示を開始し、
前記被支援者の誘導が完了したと前記誘導完了判定部が判定した場合に、前記誘導音提示部が誘導音の提示を停止して、前記案内音提示部が案内音の提示を開始する、
ナビゲーション装置。

【請求項2】
前記案内音提示部が複数の前記パラメトリックスピーカーを備え、
前記案内音提示部によって前記スウィートスポットに提示される音が立体音響である、
請求項1に記載のナビゲーション装置。

【請求項3】
前記トリガ音提示部は、前記パラメトリックスピーカーよりも低い指向性を有する第1スピーカーを備え、
前記誘導音提示部は、前記パラメトリックスピーカーよりも低い指向性を有する第2スピーカーを備える、
請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。

【請求項4】
前記第1スピーカーと前記第2スピーカーとが共用スピーカーである、
請求項3に記載のナビゲーション装置。

【請求項5】
前記トリガ音提示部が提示するトリガ音と、前記誘導音提示部が提示する誘導音とが異なる音である、
請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。

【請求項6】
前記トリガ音提示部が提示するトリガ音に含まれる単位時間当たりの情報量と、前記誘導音提示部が提示する誘導音に含まれる単位時間当たりの情報量とは、前記案内音提示部が提示する案内音に含まれる単位時間当たりの情報量よりも少ない、
請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。

【請求項7】
前記トリガ音提示部は、前記反応検出部によって検出された前記トリガ音受聴者の反応に基づいて、提示するトリガ音のパターンまたは音量を変化させる、
請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。

【請求項8】
前記誘導音提示部は、前記位置検出部によって検出された前記被支援者の位置に基づいて、提示する誘導音のパターンまたは音量を変化させる、
請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。

【請求項9】
案内音による案内を求める者である被支援者が判定エリアに存在するか否かを判定する被支援者判定ステップと、
前記被支援者を前記判定エリア内の位置から案内音の提示位置であるスウィートスポットに誘導する被支援者誘導ステップと、
案内音を前記スウィートスポットに提示する案内音提示ステップとを備えるナビゲーション方法であって、
前記被支援者判定ステップには、
トリガ音を前記判定エリアに提示するトリガ音提示ステップと、
前記トリガ音提示ステップにおいて提示されたトリガ音に対するトリガ音受聴者の反応を検出する反応検出ステップとが含まれ、
前記被支援者誘導ステップには、
前記被支援者を前記スウィートスポットに誘導する誘導音を提示する誘導音提示ステップと、
前記被支援者の位置を検出する位置検出ステップと、
前記位置検出ステップにおいて検出された前記被支援者の位置に基づいて、前記被支援者の誘導が完了したか否かを判定する誘導完了判定ステップとが含まれ、
前記案内音提示ステップでは、パラメトリックスピーカーが超音波を発生し、
前記被支援者判定ステップでは、前記反応検出ステップにおいて検出された前記トリガ音受聴者の反応に基づいて、前記トリガ音受聴者が前記被支援者であるか否かが判定され、
前記トリガ音受聴者が前記被支援者であると前記被支援者判定ステップにおいて判定された場合に、前記トリガ音提示ステップにおける前記判定エリアへのトリガ音の提示が停止され、前記誘導音提示ステップにおける誘導音の提示が開始され、
前記被支援者の誘導が完了したと前記誘導完了判定ステップにおいて判定された場合に、前記誘導音提示ステップにおける誘導音の提示が停止され、前記案内音提示ステップにおける案内音の提示が開始される、
ナビゲーション方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018134091thum.jpg
出願権利状態 公開
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