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(In Japanese)ホウ素含有化合物とタンパク質とのコンジュゲートを含む医薬組成物

Patent code P180015239
File No. (S2015-1633-N0)
Posted date Aug 31, 2018
Application number P2017-534171
Date of filing Jul 26, 2016
International application number JP2016071899
International publication number WO2017026276
Date of international filing Jul 26, 2016
Date of international publication Feb 16, 2017
Priority data
  • P2015-156726 (Aug 7, 2015) JP
Inventor
  • (In Japanese)中村 浩之
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人東京工業大学
Title (In Japanese)ホウ素含有化合物とタンパク質とのコンジュゲートを含む医薬組成物
Abstract (In Japanese)大量のホウ素を腫瘍組織へ選択的に送り込む手段の確立を目的として、式(I):X-L-Y〔式中、Xは10Bを含有する基を表し、Lはリンカーを表し、Yはリジン残基と結合する基を表す。〕で表される化合物と、リジン残基を有する腫瘍集積性タンパク質とのコンジュゲートを含む医薬組成物であって、組成物中に含まれる前記化合物と前記タンパク質のモル比(前記化合物のモル数/前記タンパク質のモル数)が10を超えるモル比であることを特徴とする医薬組成物を提供する。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy; BNCT)とは、人体には無害の低エネルギー熱中性子をホウ素薬剤により捕捉させ、熱中性子と10Bとの反応により、一細胞内の微小環境でリチウムとα線を発生させて癌細胞を破壊する新しい癌治療法である。

低エネルギーの熱中性子はエネルギーの高い高速中性子とは異なり、人体には無害であるが、熱中性子と10Bとの反応は、リチウムとヘリウム原子核(α線)を生じ、これらのエネルギーは2.4MeVとおよそ1つの細胞を破壊するのに十分なエネルギーである。

癌治療の理想的な方法とは、正常組織に重大な障害を与えることなく、癌細胞を殺すことであり、BNCTによって有効な治療効果を得るためにはホウ素を癌細胞に選択的にデリバリーする必要がある。

血管形成が未熟な腫瘍組織周辺は、リポソームなどの微粒子が蓄積しやすいという特性(EPR効果、Enhanced permeation and retention effect)がある。この特性に基づき、リポソームを利用した癌細胞へのホウ素のデリバリーシステムが開発されてきた。例えば、本発明者らは、リポソームの脂質二分子膜へホウ素化合物を導入し、非常に高濃度でホウ素をデリバリーできるシステムの開発に成功している(非特許文献1)。また、ホウ素化合物を導入したリポソーム膜内にも、ホウ素化合物を導入することにより、ホウ素の高集積化に成功している(非特許文献2)。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、ホウ素10(10B)を含む化合物と腫瘍集積性タンパク質とのコンジュゲートを含む医薬組成物に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
式(I):X-L-Y〔式中、Xは10Bを含有する基を表し、Lはリンカーを表し、Yはリジン残基と結合する基を表す。〕で表される化合物と、リジン残基を有する腫瘍集積性タンパク質とのコンジュゲートを含む医薬組成物であって、組成物中に含まれる前記化合物と前記タンパク質のモル比(前記化合物のモル数/前記タンパク質のモル数)が10を超えるモル比であることを特徴とする医薬組成物。

【請求項2】
 
リジン残基を有する腫瘍集積性タンパク質が、トランスフェリンであることを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。

【請求項3】
 
リジン残基を有する腫瘍集積性タンパク質が、アルブミンであることを特徴とする請求項1に記載の医薬組成物。

【請求項4】
 
式(I)におけるYが、マレイミジル基又はイソチオシアネート基であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医薬組成物。

【請求項5】
 
式(I)におけるXが、ホウ素クラスターから誘導される基であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医薬組成物。

【請求項6】
 
式(I)におけるXが、クロソドデカボレート、クロソカルボラン、又はニドカルボランから誘導される基であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医薬組成物。

【請求項7】
 
式(I)におけるLが、アルキレン基(但し、アルキレン基の1以上の-CH2-は、-O-、-S-、-NH-、又は-CO-で置換されていてもよい。)であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医薬組成物。

【請求項8】
 
ホウ素中性子捕捉療法に用いられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2017534171thum.jpg
State of application right Published
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