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腸内細菌叢改善剤及びその使用 UPDATE

国内特許コード P180015287
整理番号 S2017-0235-N0
掲載日 2018年9月21日
出願番号 特願2017-000245
公開番号 特開2018-108968
出願日 平成29年1月4日(2017.1.4)
公開日 平成30年7月12日(2018.7.12)
発明者
  • 中井 博之
  • 栗原 新
  • 片山 高嶺
  • 北岡 本光
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
  • 石川県公立大学法人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 腸内細菌叢改善剤及びその使用 UPDATE
発明の概要 【課題】プロバイオティクス細菌を特異的に増殖可能な腸内細菌叢改善剤、並びに効率的なビフィズス菌の増殖促進方法及びクロストリジウム・ディフィシルの増殖抑制方法の提供。
【解決手段】本発明の腸内細菌叢改善剤は、ガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する。本発明の腸内細菌叢改善用の医薬組成物は、前記腸内細菌叢改善剤、並びに薬学的に許容できる担体及び希釈剤のうち少なくともいずれかを含む。本発明のビフィズス菌の増殖促進方法は、ガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を投与する。本発明のクロストリジウム・ディフィシルの増殖抑制方法は、クロストリジウム・ディフィシルを保菌する被検体にガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を投与する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


腸内常在菌叢のバランスの崩壊により様々な疾病が発生すること、又は様々な疾病に特徴的な腸内常在菌叢が報告されてきており、腸内細菌叢制御の重要性への認識が近年高まってきている。
例えば、偽膜性腸炎患者の腸管内ではクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile;C.difficile)が異常増殖し、ディフィシル毒素を盛んに放出して炎症を誘発している。偽膜性腸炎は近年増加している疾患であるが、抗生剤が効果を示さないケースも多く、健常成人の糞便をカテーテル経由で十二指腸に注入する糞便移植が最も効果的な治療法である。



また、従来の腸内細菌叢制御する方法としては、プロバイオティクス及びプレバイオティクスが挙げられる。プロバイオティクスは、腸内細菌叢のバランスを改善し、体に良い作用をもたらす生きた細菌を示す。一方、プレバイオティクスは、宿主による消化に対する耐性をもつこと、及びプロバイオティクス細菌の資化性の条件を満たす摂食可能な化合物を示す。



現在までに、オリゴ糖(例えば、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルオリゴ糖、ラフィノース、ラクチュロース、コーヒー豆マンノオリゴ糖、グルコン酸等)や食物繊維の一部(例えば、ポリデキストロース、イヌリン等)がプレバイオティクスとしての要件を満たす食品成分として認められている。プレバイオティクスの摂取により、乳酸菌及びビフィズス菌増殖促進作用、整腸作用、ミネラル吸収促進作用、炎症性腸疾患への予防及び改善作用、等の人の健康に有益な効果が報告されている。例えば、マンノオリゴ糖は、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)菌とラクトバチルス(Lactobacillus)菌の両者を増殖させることが報告されている(例えば、特許文献1参照。)。

産業上の利用分野


本発明は、腸内細菌叢改善剤、腸内細菌叢改善用の医薬組成物、飲食品、ビフィズス菌の増殖促進方法、及びクロストリジウム・ディフィシルの増殖抑制方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を有効成分として含有することを特徴とする腸内細菌叢改善剤。

【請求項2】
請求項1に記載の腸内細菌叢改善剤、並びに薬学的に許容できる担体及び希釈剤のうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする腸内細菌叢改善用の医薬組成物。

【請求項3】
請求項1に記載の腸内細菌叢改善剤を含むことを特徴とする飲食品。

【請求項4】
ガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を投与することを特徴とするビフィズス菌の増殖促進方法。

【請求項5】
増殖促進されるビフィズス菌がビフィドバクテリウム・インファンティスである請求項4に記載のビフィズス菌の増殖促進方法。

【請求項6】
クロストリジウム・ディフィシルを保菌する被検体にガラクトシル-β-1,4-ラムノース若しくはその類縁体、又はそれらの薬学的に許容できる塩を投与することを特徴とするクロストリジウム・ディフィシルの増殖抑制方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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