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血管内皮前駆細胞の調製方法 UPDATE

国内特許コード P180015290
整理番号 S2017-0211-N0
掲載日 2018年9月21日
出願番号 特願2017-002691
公開番号 特開2018-110548
出願日 平成29年1月11日(2017.1.11)
公開日 平成30年7月19日(2018.7.19)
発明者
  • 松永 民秀
  • 坡下 真大
  • 青木 啓将
出願人
  • 公立大学法人名古屋市立大学
発明の名称 血管内皮前駆細胞の調製方法 UPDATE
発明の概要 【課題】、簡便且つ安価での血管内皮前駆細胞の調製を可能にする、新たな手段を提供することを課題とする。
【解決手段】(1)人工多能性幹細胞を培養し、嚢状構造物を形成させる工程、(2)前記嚢状構造物を構成する細胞集団を分離する工程、(3)分離した細胞集団を、基底膜成分を含む材料でコートした培養面上に播種し、血管内皮増殖因子の存在下、培養面に接着性を示す細胞を培養する工程によって、血管内皮前駆細胞を調製する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


血管内皮前駆細胞(EPC)は骨髄や血液中に存在する未分化な細胞であり、その機能ないし役割に関して、血流に乗って虚血部位に集積し、血管内皮細胞に分化して新しい血管を形成することや、血管新生を促す因子を分泌して新生血管の形成を促進することが知られている。新生血管形成という特性から、EPCは冠動脈疾患や下肢虚血性疾患等の重傷虚血性疾患に対する再生療法に用いることが可能であり、実際に虚血性疾患に対する臨床試験で良好な成績が得られている。EPCは研究対象として非常に注目されており、EPCの生体からの効率の良い選別・単離方法や、虚血性疾患モデルマウスを用いたEPCの注入実験等様々な実験が行われている。さらに、胚性幹細胞(ES細胞)及び人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化させたEPCと虚血性疾患モデルマウスを用いた血管再生実験や、リンパ管内皮細胞や脳毛細血管内皮細胞などの特殊な内皮細胞への分化方法の確立など、EPCの研究内容は多岐に渡っている。

産業上の利用分野


本発明は人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem:iPS)から血管内皮前駆細胞を調製する方法及びその用途に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の工程(1)~(3)を含む、血管内皮前駆細胞の調製方法:
(1)人工多能性幹細胞を培養し、嚢状構造物を形成させる工程、
(2)前記嚢状構造物を構成する細胞集団を分離する工程、
(3)分離した細胞集団を、基底膜成分を含む材料でコートした培養面上に播種し、血管内皮増殖因子の存在下、培養面に接着性を示す細胞を培養する工程。

【請求項2】
工程(1)の培養が、フィーダー細胞の存在下で行われる、請求項1に記載の調製方法。

【請求項3】
工程(1)の培養が、フィーダー細胞の非存在下で行われる、請求項1に記載の調製方法。

【請求項4】
工程(1)の培養期間が8日間~20日間である、請求項1~3のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項5】
前記基底膜成分が、フィブロネクチン、コラーゲンタイプIV、コラーゲンタイプI、ビトロネクチン、ラミニン、エンタクチン及びバーレクチンからなる群より選択される一以上の物質である、請求項1~4のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項6】
前記基底膜成分がフィブロネクチンとコラーゲンタイプIVである、請求項1~4のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項7】
工程(3)の培養期間が5日間~30日間である、請求項1~6のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項8】
工程(3)において、少なくとも1回の継代培養が行われる、請求項1~7のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項9】
前記継代培養の回数が1回~7回である、請求項8に記載の調製方法。

【請求項10】
工程(3)の前、及び/又は工程(3)の途中で不要成分が除去される、請求項1~9のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項11】
人工多能性幹細胞がヒト人工多能性幹細胞である、請求項1~10のいずれか一項に記載の調製方法。

【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の調製方法で得られた血管内皮前駆細胞。

【請求項13】
請求項12に記載の血管内皮前駆細胞を含む、細胞製剤。

【請求項14】
請求項12に記載の血管内皮前駆細胞の、in vitroでの血管の構築又はヒト血液脳関門モデルの構築への使用。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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