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細胞の再プログラミングを誘導する組成物、及び該組成物を用いた多能性細胞の製造方法 NEW

国内特許コード P180015298
整理番号 (S2016-0183-N0)
掲載日 2018年9月25日
出願番号 特願2017-551898
出願日 平成28年11月15日(2016.11.15)
国際出願番号 JP2016083874
国際公開番号 WO2017086329
国際出願日 平成28年11月15日(2016.11.15)
国際公開日 平成29年5月26日(2017.5.26)
優先権データ
  • 特願2015-223656 (2015.11.16) JP
発明者
  • 太田 訓正
  • 伊藤 尚文
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 細胞の再プログラミングを誘導する組成物、及び該組成物を用いた多能性細胞の製造方法 NEW
発明の概要 本発明の目的は、細胞の再プログラミングを誘導する同定された物質を含む組成物を提供することである。本発明の目的はまた、該組成物を用いて、再生医療への応用において安全性が高い多能性細胞、及びその製造方法を提供することである。本発明により、哺乳類動物由来の細胞を再プログラミングする物質として30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15からなる群から選ばれる少なくとも一つの30Sリボソームタンパク質を含む細胞の再プログラミング誘導組成物が提供される。また、該組成物を用いて、体細胞から多能性細胞を製造する方法が提供される。
従来技術、競合技術の概要


さまざまな種類の細胞に変化する能力(多能性)を持つ細胞として、ES細胞及びiPS細胞が開発されてきた。しかしながら、ES細胞は、受精卵を利用することによる倫理的な問題がある。また、ES細胞をもとに作製した分化細胞や臓器を患者に移植しても、免疫系はこれらを非自己と認識し攻撃する可能性がある。iPS細胞は、ES細胞のこれらの問題はクリアできるが、一方、iPS細胞を標準化するための技術はまだ開発途上にあり、加えて、細胞の癌化の問題を完全には払拭できていない。



胚幹細胞(ES)様細胞を作製する方法として、らい菌であるマイコバクテリウム・レプラエ菌又はその成分を用いた再プログラミング法が提案されている(特許文献1)。



また、本発明者により、乳酸菌や納豆菌を、体細胞に感染させて、体細胞から多能性細胞を製造する方法(特許文献2、非特許文献1)や、100kDaより大きい分子量を有するタンパク質成分を体細胞に接触させて多能性細胞を製造する方法(特許文献3)が提案されている。

産業上の利用分野


本発明は、細胞の再プログラミングを誘導する組成物に関する。本発明はまた、該組成物を用いて細胞の再プログラミングを誘導して多能性細胞を製造する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
哺乳類動物由来の細胞を再プログラミングする物質として、30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15からなる群から選ばれる少なくとも一つの30Sリボソームタンパク質を含む細胞の再プログラミング誘導組成物。

【請求項2】
前記30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15は、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S2、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S8、及び単離され精製された30Sリボソームタンパク質S15である請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
細胞を再プログラミングする物質として、30Sリボソームタンパク質S2を含む請求項1又は2に記載の組成物。

【請求項4】
前記哺乳動物由来の細胞が、ヒト由来の皮膚細胞又はがん細胞である請求項1~3のいずれか一つに記載の組成物。

【請求項5】
前記30SリボソームタンパクS2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15が組換えタンパク質である請求項1~4のいずれか一つに記載の細胞の組成物。

【請求項6】
哺乳類動物由来の体細胞に、30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15からなる群から選ばれる少なくとも一つの30Sリボソームタンパク質を接触させることにより、該細胞の再プログラミングを誘導する方法。

【請求項7】
前記30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15は、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S2、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S8、及び単離され精製された30Sリボソームタンパク質S15である請求項6に記載の方法。

【請求項8】
細胞を30Sリボソームタンパク質S2と接触させることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。

【請求項9】
前記体細胞が、ヒト由来の細胞である請求項6~8のいずれか一つに記載の方法。

【請求項10】
前記30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15が組換えタンパク質である請求項6~9のいずれか一つに記載の方法。

【請求項11】
請求項6~10のいずれか一つの方法により製造された多能性細胞。

【請求項12】
30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15からなる群から選ばれる少なくとも一つの30Sリボソームタンパク質を含む、単離された哺乳類動物由来の体細胞から多能性細胞を製造するための培地。

【請求項13】
前記30Sリボソームタンパク質S2、30Sリボソームタンパク質S8、及び30Sリボソームタンパク質S15は、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S2、単離され精製された30Sリボソームタンパク質S8、及び単離され精製された30Sリボソームタンパク質S15である請求項12に記載の培地。

【請求項14】
30Sリボソームタンパク質S2を含む、請求項12又は13に記載の培地。

【請求項15】
前記30Sリボソームタンパク質が組換えタンパク質である請求項12~14のいずれか一つに記載の培地。

【請求項16】
請求項1~5のいずれか一つに記載の組成物、及び動物細胞培養用培地からなる培地キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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