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αヘルペスウイルス感染を処置する方法及び医薬組成物 新技術説明会

国内特許コード P180015330
整理番号 FU-307
掲載日 2018年10月11日
出願番号 特願2018-019505
公開番号 特開2019-135930
出願日 平成30年2月6日(2018.2.6)
公開日 令和元年8月22日(2019.8.22)
発明者
  • 田中 聖一
出願人
  • 学校法人福岡大学
発明の名称 αヘルペスウイルス感染を処置する方法及び医薬組成物 新技術説明会
発明の概要 【課題】宿主に潜伏感染したαヘルペスウイルスの再活性化を抑制可能な方法を提供する。
【解決手段】αヘルペスウイルスのUL41遺伝子に特異的な配列を有するガイドRNAをコードする塩基配列およびCas9ヌクレアーゼをコードする塩基配列を含む第一の遺伝子を、ウイルス宿主の細胞内に導入することと、該細胞内のUL41遺伝子を、該ガイドRNAの存在下に該Cas9ヌクレアーゼで切断することと、を含む、αヘルペスウイルス感染を処置する方法である。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

一般に、ウイルス感染に対する抗ウイルス処置の標的は、ウイルスの複製サイクルの阻止を目的とし、ウイルスのタンパク質が標的となっている。一方、宿主細胞から潜伏感染したウイルスを根絶するための有効な処置は未だ存在していない。潜伏ウイルスによる潜伏感染においては、宿主の免疫作用が回避され、任意の時点でウイルスが再活性化されるため、宿主の生涯にわたる持続的なリスクとなる。潜伏性ウイルスの一例としては、ヘルペスウイルスが挙げられ、ヘルペスウイルスは最も蔓延している病原体の1つである。

豚の神経疾患であるオーエスキー病の病原体であるブタヘルペスウイルス1型、水疱瘡の病原体である水痘-帯状疱疹ウイルスなどのαヘルペスに対する現行ワクチンは、いずれも発症予防を目的とするものであり、ウイルスの潜伏感染およびその後の再活性化を防ぐことはできず、疾病の根絶には繋がらない。例えば、特許文献1には、ガイドされたヌクレアーゼシステムを用いてウイルス感染を選択的に処置するための組成物及び方法が記載されている。

産業上の利用分野

本発明は、αヘルペスウイルス感染を処置する方法及び医薬組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
αヘルペスウイルスのUL41遺伝子に特異的な配列を有するガイドRNAをコードする塩基配列およびCas9ヌクレアーゼをコードする塩基配列を含む第一の遺伝子を、ウイルス宿主の細胞内に導入することと、
該細胞内のUL41遺伝子を、該ガイドRNAの存在下に該Cas9ヌクレアーゼで切断することと、
を含む、αヘルペスウイルス感染を処置する方法。

【請求項2】
前記ウイルス宿主におけるαヘルペスウイルスの増殖を抑制する請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記ウイルス宿主が、αヘルペスウイルスが潜伏感染している動物であり、潜伏αヘルペスウイルスの再活性化を抑制する請求項1または請求項2に記載の方法。

【請求項4】
前記第一の遺伝子が、ベクターに組み込まれている請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
前記第一の遺伝子が、改変ウイルスに組み込まれている請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。

【請求項6】
前記UL41遺伝子に特異的な配列が、配列番号2から11のいずれかの塩基配列に相補的な塩基配列を含む請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。

【請求項7】
配列番号13から22のいずれかの塩基配列に相補的な塩基配列を有するガイドRNA。

【請求項8】
配列番号13から22のいずれかの塩基配列を有する核酸分子。

【請求項9】
Cas9ヌクレアーゼをコードする塩基配列と、αヘルペスウイルスのUL41遺伝子に特異的な配列を有するガイドRNAをコードする塩基配列とを有する核酸分子。

【請求項10】
前記ガイドRNAをコードする塩基配列が、配列番号2から11のいずれかの塩基配列を含む請求項9に記載の核酸分子。

【請求項11】
請求項9または10に記載の核酸分子を含む医薬組成物。

【請求項12】
αヘルペスウイルス感染の処置に用いられる請求項11に記載の医薬組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018019505thum.jpg
出願権利状態 公開
参考情報 (研究プロジェクト等) 福岡大学研究者情報
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