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静電複合体およびオルガノゲル NEW

国内特許コード P180015404
整理番号 (S2017-0558-N0)
掲載日 2018年11月2日
出願番号 特願2018-052280
公開番号 特開2018-159064
出願日 平成30年3月20日(2018.3.20)
公開日 平成30年10月11日(2018.10.11)
優先権データ
  • 特願2017-055221 (2017.3.22) JP
発明者
  • 芦内 誠
  • 白米 優一
出願人
  • 国立大学法人高知大学
発明の名称 静電複合体およびオルガノゲル NEW
発明の概要 【課題】本発明は、天然由来の高分子化合物で構成されており、有機溶媒を含むオルガノゲルを形成可能な静電複合体と、当該静電複合体から形成されるオルガノゲルを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る静電複合体は、ポリεリジン、およびスルホン酸基を有する陰イオン界面活性剤を含有することを特徴とする。また、本発明に係るオルガノゲルは、当該静電複合体と、有機溶媒を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ゲルとはコロイド分散液が流動性を失ってゼリー状になったものであり、分散媒として水を含むものはハイドロゲルと呼ばれる。ハイドロゲルは、その内部に大量の水を包含できるものがあり、食品などの他、オムツの吸水性材料などとして広く利用されている。



それに対して分散媒として有機溶媒を含むものはオルガノゲルと呼ばれ、有機溶媒を包含することが可能であるため、エネルギー分野、エレクトロニクス分野、環境産業分野などで注目されている。しかし、オルガノゲルの研究例はハイドロゲルに比べて圧倒的に少なく、発展途上の段階にあり、開発例も限られている。



例えば、オムツの吸水性材料は架橋アクリル酸ポリマーであるのに対して、オルガノゲルを構成する分散質は、特許文献1に開示されているような会合性低分子化合物が多い。低分子化合物で構成されたゲルには、強靭性の改善など解決すべき物性上の課題が残っており、ハイドロゲルに使われているような高分子性基材の応用が期待されている。また、天然物質は水溶性のものが多く、脂溶性物質としては石油由来のものや合成化合物が多いこともあるが、オルガノゲルの分散質として天然由来の高分子基材を用いるということは発想の段階にさえ至っていないというのが現状である。



天然由来の高分子化合物としては、例えば、アミノ酸であるリジンを脱水縮合したポリリジンがある。リジンはα-アミノ基とε-アミノ基を有するが、化学的に合成されたポリリジンは、2つのアミノ基の内より反応性の高いα-アミノ基とα-カルボキシ基とが反応したポリαリジンである。例えば、特許文献2~5にはポリリジンとラウリル硫酸ナトリウムを含む混合物が記載されているが、この混合物はミセル溶液であるため、用いられたポリリジンはポリαリジンである。



一方、ストレプトマイセス属細菌が、リジンのα-カルボキシ基とε-アミノ基が反応して形成されたポリεリジンを産生することが見出されている(特許文献6)。

産業上の利用分野


本発明は、有機溶媒を含むオルガノゲルを形成可能な静電複合体と、当該オルガノゲルに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ポリεリジン、およびスルホン酸基を有する陰イオン界面活性剤を含有することを特徴とする静電複合体。

【請求項2】
上記陰イオン界面活性剤が硫酸エステル型陰イオン界面活性剤である請求項1に記載の静電複合体。

【請求項3】
上記ポリεリジンに含まれるα-アミノ基に対する上記陰イオン界面活性剤の割合が0.9倍モル以上である請求項1または2に記載の静電複合体。

【請求項4】
上記ポリεリジンを構成するリジンのうちL-リジンの占める割合が90%以上である請求項1~3のいずれかに記載の静電複合体。

【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の静電複合体、および有機溶媒を含有することを特徴とするオルガノゲル。

【請求項6】
上記有機溶媒がクロロホルムである請求項5に記載のオルガノゲル。

【請求項7】
上記有機溶媒がエタノールおよび/またはイソプロパノールである請求項5に記載のオルガノゲル。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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