Top > Search of Japanese Patents > (In Japanese)リン酸残基を有するニトロキシラジカル含有共重合体及びその使用

(In Japanese)リン酸残基を有するニトロキシラジカル含有共重合体及びその使用

Patent code P180015417
File No. (S2016-0162-N0)
Posted date Nov 5, 2018
Application number P2017-553858
Date of filing Nov 29, 2016
International application number JP2016085266
International publication number WO2017094691
Date of international filing Nov 29, 2016
Date of international publication Jun 8, 2017
Priority data
  • P2015-234005 (Nov 30, 2015) JP
Inventor
  • (In Japanese)長崎 幸夫
  • (In Japanese)池田 豊
  • (In Japanese)赤坂 幸也
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人筑波大学
Title (In Japanese)リン酸残基を有するニトロキシラジカル含有共重合体及びその使用
Abstract (In Japanese)
【課題】
 
金属表面に安定に固定化でき、かつ、血液適合性を付与できるコーティング剤の提供
【解決手段】
 
前記子ティング剤として使用できる、PEGセグメントと環状ニトロキシドラジカルおよびリン酸基(-PO(OH)2)をランダムに側鎖またはペンダント基として有するセグメントを含む共重合体が提供される。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

金属材料は現在医療の分野で広く用いられている。例えばステントにはステンレスが用いられており、人工心臓にはジョイント部分にチタン粒子が用いられている。これらの金属材料は機械的な強度が強く用いやすい反面、血液と接触すると血液が活性化され血栓が生じるという大きな欠点があった。そのために脳梗塞等の重篤な副作用が生じることがあった。これら金属材料の表面を加工し、血液が活性化されて生じる凝固反応を抑制し、抗血栓性を付与する医療用技術の開発は、これまでにも様々な検討が行われているが、根本的な解決には至っていない。

本発明者等はこれまでに血液の活性化には活性酸素が重要な働きをしていることに着目し、活性酸素を消去するニトロキシラジカルを有するポリマーを生体に適用し各種炎症等の処置に使用できることや(特許文献1)、また、前記ポリマーにより生体に由来する物質と接触する表面の生体適合性を改質できることも報告した(特許文献2)。さらに、本発明者等は同様なポリマーをポリスチレンビーズにコートすると血液の活性化が抑制されることを見出して報告した(非特許文献1)。また、本発明者等はこれまでにリン酸残基を有するポリマーを用いて金属表面をコーティングする技術の開発も行っている(非特許文献2)。

医療技術分野では、例えば、ステント等について抗血栓性を有する新しい材料の開発が望まれており、これまでに抗血栓性を有する薬剤を表面に有する薬剤溶出ステントが開発されている。しかしながらこれらのステントは一部の患者においては従来型のステントよりも血栓が生じやすいとの報告もあり、さらに長期的な効果も未だに確認されていない。そうすると、金属材料の機械的な利点を生かしたまま、抗血栓性を付与することができれば、ステンドだけでなく金属が用いられている他のデバイスにも展開が可能となろう。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明はリン酸残基を有するニトロキシラジカル含有共重合体に関し、より具体的には、ポリ(エチレングリコール)セグメント(以下、PEGと略記する場合あり)、ならびにリン酸残基と環状ニトロキシドラジカルをそれぞれペンダント基中にランダムに有するセグメントを含んでなる共重合体に関する。さらには該共重合体の金属表面改質のための、具体的には金属材料を抗血栓材料等の生体適合性を有する材料とするための、使用に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
下記式(I)で表される共重合体。
(式省略)
上記式中、
Aは、水素原子、非置換または置換C1-C12アルキルを表し、置換されている場合の置換基は、ホルミル基、式R1R2CH-基を表し、ここで、R1およびR2は独立してC1-C4アルコキシまたはR1とR2は一緒になって-OCH2CH2O-、-O(CH23O-もしくは-O(CH24O-を表し、
Lは、結合であるか、あるいは式
(式省略)
-(CH2cS-、-CO(CH2cS-、-(CH2cNH-、-(CH2cCO-、-CO-、-COO-、-CONH-からなる群より選ばれる連結基を表し、
X1は-(CH2a-NH-(CH2a-または-(CH2a-O-(CH2a-を介して共有結合した式
(式省略)
で表される基から選ばれ、
X2はPO(-OH)2を表し、
YはH、SHまたはS-C(=S)-Phを表し、Phは1または2個のメチルまたはメトキシで置換されていてもよいフェニルを表し、
aは、各独立して0~5の整数であり、
bは2~6の整数であり、
cは1~5の整数であり、
mは2~10,000の整数であり、
nは1~360の整数であり、
kは1~480の整数であり、
但し、
n個のXの中の50%まで、またはk個のYの中の50%までが、それぞれ、H、ハロゲンまたはヒドロキシであることができ、かつ、
n個の該当する反復単位中の各単位とk個の該当する反復単位中の各単位は、それぞれランダムに存在する。

【請求項2】
 
請求項1に記載の共重合体であって、nおよびkの定義において、n+kが5~600の整数であり、n/n+kが0.2~0.8であり、k/n+kが0.2~0.8であり、ここで、n及びk個の反復単位は、それぞれ100%が原則として前記X1及びX2について定義した基である、共重合体。

【請求項3】
 
請求項2に記載の共重合体であって、kが少なくとも3の整数であり、nが少なくとも3の整数である、共重合体。

【請求項4】
 
請求項1~3のいずれかに記載の共重合体であって、Lがパラキシリレンまたはメタキシリレンである共重合体。

【請求項5】
 
請求項1~4のいずれかに記載の共重合体を担持する金属材料表面。

【請求項6】
 
金属材料がステンレス、チタンまたはチタン合金である、請求項5に記載の金属材料表面。

【請求項7】
 
請求項5または6に記載の金属材料表面であって、ステント、人工補助心臓、人工関節、細胞培養装置、細胞解析装置および細胞分離装置またはそれらの部品の表面から選ばれる、金属材料表面。

【請求項8】
 
請求項1~4のいずれかに記載の共重合体に由来する塗膜を表面に保持する装置であって、前記表面がステント、人工補助心臓、人工関節、細胞培養装置、細胞解析装置および細胞分離装置またはそれらの部品の金属材料表面から選ばれる、装置。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2017553858thum.jpg
State of application right Published
Please contact us by E-mail or facsimile if you have any interests on this patent.


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close