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地殻データ解析方法、地殻データ解析プログラム及び地殻データ解析装置 NEW

国内特許コード P180015444
整理番号 B000022JP
掲載日 2018年11月6日
出願番号 特願2015-531736
国際出願番号 JP2014065556
国際公開番号 WO2015022806
国際出願日 平成26年6月12日(2014.6.12)
国際公開日 平成27年2月19日(2015.2.19)
優先権データ
  • 特願2013-168564 (2013.8.14) JP
発明者
  • 両角 春寿
出願人
  • 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
発明の名称 地殻データ解析方法、地殻データ解析プログラム及び地殻データ解析装置 NEW
発明の概要 地殻データ解析装置1は、複数の位置における所定の元素又は化合物の地殻存在度を示す複数のデータを取得する取得部41と、それぞれ異なる第1の閾値を用いて、複数のデータから、当該複数のデータの地殻存在度が第1の閾値以上のデータを削除して、複数の削除済データを生成する生成部42と、削除済データを構成する複数のデータが、複数の位置を含むエリアよりも広いエリアにおける所定元素又は化合物の平均地殻存在度を平均値とする正規分布に従うか否かを判定する判定部43と、正規分布に従わないと判定された複数の削除済データのうち、最もデータ数が少ない削除済データにおける最大の地殻存在度の値を地化学異常の閾値に決定する決定部44とを備える。
従来技術、競合技術の概要 地化学探査のデータ解析において、地殻から採取した複数のサンプルの物質含有量が常用対数で正規分布に従うことが知られている。図9は、地殻から採取した複数のサンプルにおいて、各岩における含有元素の一般的な含有率に対応する後背値と、鉱徴の存在を示唆する異常値との頻度分布の例を示す図である。図9において、横軸は物質含有量の常用対数であり、縦軸はそれぞれの物質含有量に対応するサンプルの数である。図9には、後背値の頻度分布FD1と、異常値の頻度分布FD2とが示されている。これら後背値の頻度分布FD1及び異常値の頻度分布FD2は、独立して正規分布に従う傾向にある。

従来、地殻から採取した複数のサンプルを、後背値の母集団と異常値の母集団とに分離するために、複数のサンプルの含有元素の頻度分布に対して、複数のサンプルの含有元素の閾値を設定することが行われている。

例えば、複数のサンプルそれぞれの物質含有量を示すデータのうち、常用対数で正規分布に従う一の母集団に属する複数のデータが、累積頻度分布において直線を示すことに着目し、累積頻度分布における直線の屈曲点から、後背値の母集団と、異常値の母集団との閾値を読み取る手法が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。

図10は、複数のサンプルそれぞれにおける各元素の分析値の累積頻度分布図である。図10において、横軸は各元素の含有量を示し、縦軸は正規分布確率を示す。図10では、例えば、モリブデン(Mo)の累積分布を示す直線が、約2ppm及び約8ppmにおいて屈曲していることが確認できる。これにより、約2ppm以下の線分が後背値の母集団によって形成され、約2ppmから約8ppmまでの線分が、後背値の母集団及び異常値の母集団によって形成され、約8ppm以上の線分が異常値の母集団によって形成されていることが確認できる。そこで、Moにおける後背値に対応する母集団と、異常値に対応する母集団との閾値を約2ppmから約8ppmの間に設定することができる。
また、閾値を決定する他の手法として、常用対数での平均値に標準偏差を加算した値の倍数で閾値を決定する手法が開示されている(例えば、非特許文献2参照)。
産業上の利用分野 本発明は、地化学探査に用いられる地殻データ解析方法、地殻データ解析プログラム及び地殻データ解析装置に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
複数の位置における所定の元素又は化合物の地殻存在度を示す複数のデータを取得するステップと、
前記複数のデータから一部のデータを削除して、複数の削除済データを生成するステップと、
前記複数の削除済データのそれぞれについて、当該削除済データを構成する複数のデータが正規分布に従うか否かを判定するステップと、
前記判定した結果に基づいて、地化学異常の閾値を決定するステップと、
を備える地殻データ解析方法。

【請求項2】
前記複数の削除済データを生成するステップにおいて、それぞれ異なる第1の閾値を用いて、前記複数のデータから、当該複数のデータの地殻存在度が前記第1の閾値以上のデータを削除して、複数の削除済データを生成し、
前記判定するステップにおいて、前記削除済データを構成する複数のデータが、前記複数の位置を含むエリアよりも広いエリアにおける前記所定の元素又は化合物の平均地殻存在度を平均値とする正規分布に従うか否かを判定し、
前記閾値を決定するステップにおいて、前記正規分布に従わないと判定された複数の前記削除済データのうち、最もデータ数が少ない削除済データにおける最大の前記地殻存在度の値から所定範囲内の値を地化学異常の閾値に決定する、
請求項1に記載の地殻データ解析方法。

【請求項3】
前記複数の削除済データを生成するステップにおいて、それぞれ異なる第1の閾値を用いて、前記複数のデータから、当該複数のデータの地殻存在度が第1の閾値以上のデータを削除するとともに、前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を用いて、前記第2の閾値以下のデータを削除して、前記複数の削除済データを生成する、
請求項2に記載の地殻データ解析方法。

【請求項4】
前記第2の閾値は、前記地殻存在度の検出限界値であり、
前記複数の削除済データを生成するステップにおいて、前記第2の閾値以下のデータを削除した後に、前記第1の閾値以上のデータを削除することにより前記削除済データを生成する、
請求項3に記載の地殻データ解析方法。

【請求項5】
前記複数の削除データを生成するステップにおいて、前記第1の閾値を順番に小さくして、前記複数の削除済データを生成し、
前記判定するステップにおいて、一の前記削除済データが生成されたことに応じて、前記判定を行う、
請求項2から4のいずれか1項に記載の地殻データ解析方法。

【請求項6】
前記複数の削除データを生成するステップにおいて、二分探索法に基づいて前記第1の閾値を決定し、決定した第1の閾値に基づいて、前記削除済データを生成する、
請求項2から4のいずれか1項に記載の地殻データ解析方法。

【請求項7】
コンピュータを、
複数の位置における所定の元素又は化合物の地殻存在度を示す複数のデータを取得する取得部、
前記複数のデータから一部のデータを削除して、複数の削除済データを生成する生成部、
前記複数の削除済データのそれぞれについて、当該削除済データを構成する複数のデータが正規分布に従うか否かを判定する判定部、及び
前記判定した結果に基づいて地化学異常の閾値を決定する決定部、
として機能させる地殻データ解析プログラム。

【請求項8】
複数の位置における所定の元素又は化合物の地殻存在度を示す複数のデータを取得する取得部と、
前記複数のデータから一部のデータを削除して、複数の削除済データを生成する生成部と、
前記複数の削除済データのそれぞれについて、当該削除済データを構成する複数のデータが正規分布に従うか否かを判定する判定部と、
前記判定した結果に基づいて、地化学異常の閾値を決定する決定部と、
を備える地殻データ解析装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 2G105AA02
  • 2G105FF02
  • 2G105GG02
  • 2G105LL07
画像

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JP2015531736thum.jpg
出願権利状態 公開


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