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疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライシングを抑制できる物質のスクリーニング方法 UPDATE 外国出願あり

国内特許コード P180015469
整理番号 4288
掲載日 2018年11月21日
出願番号 特願2018-153411
公開番号 特開2018-198615
出願日 平成30年8月17日(2018.8.17)
公開日 平成30年12月20日(2018.12.20)
優先権データ
  • 特願2013-146891 (2013.7.12) JP
発明者
  • 萩原 正敏
  • 吉田 優
  • 細谷 孝充
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライシングを抑制できる物質のスクリーニング方法 UPDATE 外国出願あり
発明の概要 【課題】異常スプライスバリアントが関わる疾病に関する化合物及び医薬組成物、それらの使用、及びそれらの探索方法の提供。
【解決手段】下記式(I)若しくは(I')で表される化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩、及び野生型スプライスバリアントと疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライスバリアントとで異なるレポーター遺伝子が発現するように融合され配置又は構成されたDNAコンストラクトを利用したスクリーニング方法。



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


特許文献1は、選択的スプライシングを検出できるレポーターシステム及びそれを用いて選択的スプライシングに影響を及ぼす化合物を同定する方法を開示する。

産業上の利用分野


本開示は、疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライシングを抑制できる物質のスクリーニング方法、医薬組成物、キットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライシングを抑制できる物質のスクリーニング方法であって、
(A)野生型スプライスバリアントと疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライスバリアントとで異なるレポーター遺伝子が発現するように融合され配置又は構成されたDNAコンストラクトを真核細胞又は真核生物に導入し、必要に応じて導入された該細胞又は生物を該異常スプライシングが起る条件とすること、
(B)テスト物質を前記真核細胞又は真核生物に接触若しくは発現させること、
(C)野生型スプライシング及び異常スプライシングの少なくとも一方を前記レポーター遺伝子の発現により検出すること、及び、
(D)異常スプライシングのレポーター遺伝子発現に対する野生型スプライシングのレポーター遺伝子発現の割合が、該テスト物質を接触若しくは発現させないコントロールと比べて変化したか否かを決定すること、
を含む方法。

【請求項2】
テスト物質の発現が、テスト物質を発現可能なベクターを前記真核細胞又は真核生物に導入することにより行われる、請求項1記載の方法。

【請求項3】
異常スプライシングが発症又は進行の一因となる疾病の医薬組成物の有効成分となる候補化合物のスクリーニング方法である、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
前記疾病が、遺伝病、がん、又は感染症である、請求項1から3のいずれかに記載の方法。

【請求項5】
異常スプライシングが発症又は進行の一因となる疾病の医薬組成物であって、該異常スプライシングを抑制できる有効成分を含む、医薬組成物。

【請求項6】
前記疾病が、遺伝病、がん、又は感染症である、請求項5に記載の医薬組成物。

【請求項7】
野生型スプライスバリアントと疾病の発症又は進行の一因となる異常スプライスバリアントとで異なるレポーター遺伝子が発現するように融合され配置又は構成されたDNAコンストラクトと、
該異常スプライシングを起こし得る細胞とを含むキット。

【請求項8】
さらに、テスト物質を発現可能なベクターを含む、請求項7記載のキット。

【請求項9】
下記式(I)若しくは(I')で表される化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩。
【化1】


[式(I)及び(I')において、
1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキル基、ベンジル若しくはヘテロアリールメチル基、置換若しくは無置換のアリール基、又は置換若しくは無置換のヘテロアリール基である;
3は、水素原子、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキル基、ベンジル若しくはヘテロアリールメチル基、置換若しくは無置換のアリール基、置換若しくは無置換のヘテロアリール基、又はCH2OC(O)R4-である;
4は、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキル基、ベンジル若しくはヘテロアリールメチル基、置換若しくは無置換のアリール基、又は置換若しくは無置換のヘテロアリール基である;
Xは、水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、R1及びR2が置換したアミノ基、アジド基、シアノ基、ニトロ基、水酸基、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキルオキシ基、置換若しくは無置換のアリールオキシ基、置換若しくは無置換のヘテロアリールオキシ基、メルカプト基、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキルチオ基、置換若しくは無置換のアリールチオ基、置換若しくは無置換のヘテロアリールチオ基、炭素数1―6の直鎖若しくは分枝若しくは環状のアルキル基、ベンジル若しくはヘテロアリールメチル基、置換若しくは無置換のアリール基、又は置換若しくは無置換のヘテロアリール基である。]

【請求項10】
請求項9に記載の化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物。

【請求項11】
ヒト細胞若しくはヒト個体においてIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きるスプライシングを変化させるための、
ヒト細胞若しくはヒト個体においてIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きる異常スプライシングに対する野生型スプライシングの比率を増加させるための、又は、
ヒト細胞若しくはヒト個体においてIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子から転写されたmRNAにおけるエクソン20の存在割合を増加させるための、請求項10に記載の医薬組成物。

【請求項12】
前記細胞が、神経細胞、がん細胞、又は感染細胞である、請求項11に記載の医薬組成物。

【請求項13】
遺伝病の予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療のための、請求項10から12のいずれかに記載の医薬組成物。

【請求項14】
哺乳類細胞若しくは哺乳類個体における遺伝病の一因となる異常スプラシング、又は、ヒト細胞若しくはヒト個体におけるIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きるスプライシングを変化させる方法、
哺乳類細胞若しくは哺乳類個体における遺伝病の一因となる異常スプラシング、又は、ヒト細胞若しくはヒト個体におけるIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きる異常スプライシングに対する野生型スプライシングの比率を増加させる方法、又は、
ヒト細胞若しくはヒト個体においてIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子から転写されたmRNAにおけるエクソン20の存在割合を増加させる方法であって、
前記細胞に請求項9に記載の化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩又は請求項10から13のいずれかに記載の医薬組成物を哺乳類細胞、ヒト細胞、哺乳類個体又はヒト個体に接触させることを含む、方法。

【請求項15】
哺乳類個体における遺伝病の一因となる異常スプラシング又はヒト個体におけるIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きるスプライシングを変化させる方法、
哺乳類個体における遺伝病の一因となる異常スプラシング又はヒト個体におけるIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子のpre-mRNAで起きる異常スプライシングに対する野生型スプライシングの比率を増加させる方法、又は、
ヒト個体においてIVS20+6TC変異を有する変異IKBKAP遺伝子から転写されたmRNAにおけるエクソン20の存在割合を増加させる方法であって、
前記個体に請求項10から13のいずれかに記載の医薬組成物を投与することを含む、方法。

【請求項16】
遺伝病の予防、改善、進行抑制、及び/又は、治療方法であって、
請求項10から13のいずれかに記載の医薬組成物を必要とされる対象に投与することを含む、方法。

【請求項17】
請求項14から16のいずれかに記載の方法における、請求項9に記載の化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩又は請求項10から13のいずれかに記載の医薬組成物の使用。

【請求項18】
請求項10から13のいずれかに記載の医薬組成物を製造するための請求項9に記載の化合物若しくはそのプロドラッグ又はそれらの製薬上許容される塩の使用。

【請求項19】
IKBKAP遺伝子のIVS20+6TC変異に起因する異常スプライシングを抑制する物質か否かをテストする方法であって、
(A)3n+1又は3n+2塩基長のエクソンaとIKBKAP遺伝子のIVS20+6TC変異を有するイントロンとを含む遺伝子と2つの異なるレポーター遺伝子とが、エクソンaを含む野生型スプライスバリアントとエクソンaがスキップされた異常スプライスバリアントとで異なるレポーター遺伝子が発現するように融合され配置又は構成されたDNAコンストラクトを、真核細胞又は真核生物に導入すること、
(B)テストする物質を前記真核細胞又は真核生物に接触若しくは発現させること、
(C)野生型スプライシング及び異常スプライシングの少なくとも一方を前記レポーター遺伝子の発現により検出すること、及び、
(D)異常スプライシングのレポーター遺伝子発現に対する野生型スプライシングのレポーター遺伝子発現の割合が、テストする物質を接触させないコントロールと比べて変化したか否かを決定すること、
を含む方法。

【請求項20】
3n+1又は3n+2塩基長のエクソンaとIKBKAP遺伝子のIVS20+6TC変異を有するイントロンとを含む遺伝子と2つの異なるレポーター遺伝子とが、エクソンaを含む野生型スプライスバリアントとエクソンaがスキップされた異常スプライスバリアントとで異なるレポーター遺伝子が発現するように融合され配置又は構成されたDNAコンストラクト。
国際特許分類(IPC)
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