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耐震構造体およびこの耐震構造体が組み込まれた耐震家屋 NEW

国内特許コード P180015506
整理番号 4047
掲載日 2018年11月21日
出願番号 特願2012-254308
公開番号 特開2014-101683
登録番号 特許第6134500号
出願日 平成24年11月20日(2012.11.20)
公開日 平成26年6月5日(2014.6.5)
登録日 平成29年4月28日(2017.4.28)
発明者
  • 川瀬 博
  • 山口 秋生
  • 三宅 英隆
出願人
  • 国立大学法人京都大学
  • 一般社団法人大阪府木材連合会
発明の名称 耐震構造体およびこの耐震構造体が組み込まれた耐震家屋 NEW
発明の概要 【課題】施工現場での作業工程が減少して、施工時間が短縮でき、施工コストが安くなる耐震構造体およびこの耐震構造体が組み込まれた耐震家屋を提供する。
【解決手段】左右の柱4,5の間の上下に位置する上梁部材7と下梁部材6とで形成される四角形枠10の内部に嵌め込まれる補強壁20(A~C)を備えている。3分割された分割補強壁20A~20Cは、複数本の角材13-1~13-3,13-4~13-6,13-7~13-9を固定具23でそれぞれ仮連結したユニットとして構成されている。分割補強壁20A~20Cの内、左の分割補強壁20Aを固定具22で左の柱4に固定する。右の分割補強壁20Bを固定具22で右の柱5に固定する。中間の分割補強壁20Cを固定具22で左右の分割補強壁20A,20Bに固定する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来、例えば、軸組構法により既に完成した家屋の耐震性を向上させるために壁を補強する耐震構造がある(特許文献1参照)。



この耐震構法は、図12(a)(b)のように、立設した隣り合う2つの柱4,5と下側水平梁6と上側水平梁7とで構成され、内側が空スペースとなった矩形枠10を得る工程を含んでいる。また、矩形枠10の内部に、下側水平梁6の上に載せるとともに2つの柱4,5で挟まれた状態に矩形状の補強壁20を嵌め込むとともに、補強壁20を矩形枠10に固定する工程を含んでいる。



そして、両側の柱4,5の間の下側水平梁6の上に柱4,5と平行に複数の角材13を設けるとともに、1又は2以上の角材からなる中央部以外の角材13-1~13-4,13-6~13-9をコーチボルト14で順次柱側のものに対して取付ける。



その後、中央部の角材13-5を、中央部を挟む両側の角材13-4,13-6に設けられた通しボルト15を介して両側の角材13-4,13-6により挟持することで、補強壁20の嵌め込みと固定とを行うものである。



かかる耐震構造は、立設した隣り合う2つの柱4,5と下側水平梁6と上側水平梁7とで構成される矩形枠10の内側で、補強壁20を下側水平梁6の上に載せるとともに2つの柱4,5で挟まれた状態に嵌め込んで固定する。したがって、矩形枠10の少なくとも3辺を補強壁20の3辺が支持する状態となって、矩形枠10の変形を抑制することができる。よって、既設若しくは新築の家屋に対しても、比較的容易に耐震構造を組み込むことができる。



また、2本の柱4,5の間に複数の角材13-1~13-9(本例では9本)を1本ずつ順に取り付けていくことによって、矩形枠10の内側に、矩形枠10の変形を抑制する補強壁20を組み込むことができる。したがって、経年変化により歪みが発生した柱4,5間にも容易に取付けることが可能になる。

産業上の利用分野


本発明は、新築中の家屋、あるいは既に完成した家屋の耐震性を向上させるために壁を補強する耐震構造体およびこの耐震構造体が組み込まれた耐震家屋に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
家屋の耐震性を向上させるために壁を補強する耐震構造体であって、
隣り合う左右の柱と、この左右の柱の間に位置する上梁部材と下梁部材とで構成され、内部に四角形状の空間が形成される四角形枠と、
前記四角形枠の内部の空間に嵌め込まれ、少なくとも左右に2分割された四角形状の補強壁と、
前記各分割補強壁は、予め複数本の角材を固定具で仮連結したユニットとして構成され、
前記分割された補強壁の内、左の分割補強壁を左の柱に固定する固定具と、右の分割補強壁を右の柱に固定する固定具と、左右の分割補強壁同士を固定する固定具と
前記上梁部材と前記下梁部材とのそれぞれに固定されてなる受梁と、
を備え
前記各分割補強壁の上端部と下端部は、前記上梁部材に固定された受梁と前記下梁部材に固定された受梁に、それぞれ固定具で固定されている
ことを特徴とする耐震構造体。

【請求項2】
前記補強壁は、左右の柱の間で3分割され、3分割された補強壁の内、左の分割補強壁を左の柱に固定する固定具と、右の分割補強壁を右の柱に固定する固定具と、中間の分割補強壁を左の分割補強壁と右の分割補強壁とにそれぞれ固定する固定具とを備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の耐震構造体。

【請求項3】
前記3ユニットの各分割補強壁は、前記固定具として、前記角材の先孔に圧入させたドリフトピンとコーチボルトとの組み合わせを用いて、
前記左の分割補強壁は、前記ドリフトピンで仮連結された状態で、コーチボルトが左の柱にねじ込まれることで、左の柱に固定され、
前記右の分割補強壁は、前記ドリフトピンで仮連結された状態で、コーチボルトが右の柱にねじ込まれることで、右の柱に固定され、
中間の分割補強壁は、ドリフトピンで仮連結された状態で、コーチボルトが左右の分割補強壁にそれぞれねじ込まれることで、左右の分割補強壁にそれぞれ固定されることを特徴とする請求項2に記載の耐震構造体。

【請求項4】
前記中間の分割補強壁には、コーチボルトの頭部を正面側若しくは裏面側からねじ込み操作するための溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の耐震構造体。

【請求項5】
前記各分割補強壁の突き合わせ端部の間に、ダボが打ち込まれていることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の耐震構造体。

【請求項6】
請求項1~のいずれか一項に記載の耐震構造体が組み込まれた耐震家屋。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2012254308thum.jpg
出願権利状態 登録
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