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γ線エネルギースペクトル測定方法 NEW 実績あり

国内特許コード P180015552
整理番号 4365
掲載日 2018年11月21日
出願番号 特願2014-062156
公開番号 特開2015-184188
出願日 平成26年3月25日(2014.3.25)
公開日 平成27年10月22日(2015.10.22)
発明者
  • 谷垣 実
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 γ線エネルギースペクトル測定方法 NEW 実績あり
発明の概要 【課題】車などの移動体に搭載して、所望の速度で移動しながら、複数の測定区画にわたって、面的にγ線のエネルギー測定を行うγ線エネルギースペクトル測定方法を提供する。
【解決手段】γ線検出器を設置することと、前記γ線検出器からの出力から、γ線検出器に入射したγ線のエネルギー情報を抽出することと、前記γ線が前記γ線検出器に入射した時点に対応する現在位置情報及び現在時刻情報を取得することと、前記γ線のエネルギー情報と、前記現在位置情報と、前記時刻情報とを関連付けて記憶することと、を備えるγ線エネルギースペクトル測定方法。
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要


福島第1原子力発電所で発生した大規模な放射性物質の漏洩事故のような原子力災害が発生した場合、漏れ出した放射性物質は半径数十km~数百km(あるいはそれ以上)の広範囲の地域に拡散する。このような原子力災害が発生した場合、空間線量の分布を示すマップ(以下、放射線量率マップと呼ぶ)を作製することは、拡散した放射性物質がどこにどのくらい分布しているかを推定するため、及び、住民の被曝管理や放射性物質の拡散状況を推定するために重要であり、住民の避難区域や屋内退避区域を画定したり、住民が無用の被曝をしないように種々の規制区域を設けたりするために有用である。また、放射線量率マップの作製することは、除染計画や被害を受けた地域の環境修復の計画等を立てる上でも非常に重要である。



なお、空間線量率(又は放射線量率)とは、対象とする空間の単位時間当たりの放射線量のことである。放射線の量を、物質が放射線から吸収したエネルギー量(吸収線量)で測定する場合、空間線量率は、吸収線量の単位であるGy(グレイ)を用いてGy/h(グレイ/時)で表される。あるいは、放射線の量を、生体の被曝の影響による生物学的影響の大きさ(線量当量)で測定する場合、空間線量率は、線量当量の単位であるSv(シーベルト)を用いてSv/h(シーベルト/時)で表される。なお、線量当量は、吸収線量に生体への影響に応じた係数をかけることにより求められる。空間線量率をモニターすることにより、放射性物質の漏洩をいち早く検知することができるとともに、必要に応じて、近隣住民に対して避難勧告などの適切な指示を出すことができる。



そこで、本発明者らは、福島第1原子力発電所で発生した放射性物質の漏洩事故後の環境の汚染状況を把握するために、放射線量率(γ線の空間線量率等)を容易に、且つ、長期的に計測するために好適な放射線量率マップデータ収集システムとして、KURAMAシステム(Kyoto University RAdiation MAppingシステム)の開発を行った(特許文献1参照)。さらに、特許文献2に示されるように、放射線計測に不慣れなユーザーであっても容易且つ正確に放射線量率マップデータを収集することができる放射線量率マップデータ収集システムとして、KURAMAシステムを改良したKURAMA-IIシステムの開発も行ってきた。



そして、後述のように、KURAMA-IIシステムは、すでに福島県などにおいて、実用化に向けた試験が行われている。例えば、福島市内、郡山市内において、定期的に所定のルートを巡回する一部の路線バスには、KURAMA-IIシステムが搭載されており、路線バスのルート上の空間線量率測定を行うために用いられている。

産業上の利用分野


本発明は、例えば移動体に搭載されて、移動しながらγ線のエネルギースペクトルを測定する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
γ線のエネルギースペクトルを測定する方法であって、
γ線検出器を設置することと、
前記γ線検出器からの出力から、γ線検出器に入射したγ線のエネルギー情報を抽出することと、
前記γ線が前記γ線検出器に入射した時点に対応する現在位置情報及び現在時刻情報を取得することと、
前記γ線のエネルギー情報と、前記現在位置情報と、前記時刻情報とを関連付けて記憶することと、
を備えるγ線エネルギースペクトル測定方法。

【請求項2】
前記γ線検出器は、移動体に搭載されており、
前記移動体が移動している状態で、前記γ線のエネルギー情報を抽出することと、前記現在位置情報及び前記現在位置情報を取得することとが実行されることを特徴とする請求項1に記載のγ線エネルギースペクトル測定方法。

【請求項3】
前記γ線検出器は、CsIシンチレーション検出器である請求項1又は2に記載のγ線エネルギースペクトル測定方法。

【請求項4】
前記現在位置情報は、ディファレンシャルGPSを用いて取得されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のエネルギースペクトル測定方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 2G188AA10
  • 2G188AA23
  • 2G188BB04
  • 2G188BB15
  • 2G188BB17
  • 2G188CC21
  • 2G188CC23
  • 2G188EE19
  • 2G188GG01
  • 2G188GG02
  • 2G188GG03
  • 2G188GG04
画像

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JP2014062156thum.jpg
出願権利状態 公開
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