Top > Search of Japanese Patents > (In Japanese)慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法

(In Japanese)慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法

Patent code P180015560
File No. 3946
Posted date Nov 21, 2018
Application number P2014-544447
Patent number P6281874
Date of filing Oct 23, 2013
Date of registration Feb 2, 2018
International application number JP2013078665
International publication number WO2014069295
Date of international filing Oct 23, 2013
Date of international publication May 8, 2014
Priority data
  • P2012-238528 (Oct 30, 2012) JP
Inventor
  • (In Japanese)寳満 隆
  • (In Japanese)中川 貴之
  • (In Japanese)金子 周司
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人京都大学
Title (In Japanese)慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法
Abstract (In Japanese)慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法を提供する。
本発明の慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法によれば、過酸化水素を非ヒト動物に投与することで、慢性膀胱炎の病態を適切に表すモデル動物を提供できる。前記過酸化水素は、例えば、直接的または間接的に膀胱に投与でき、尿道からの投与が好ましい。本発明の製造方法により得られたモデル非ヒト動物は、膀胱炎の病態を長く維持できるため、例えば、慢性膀胱炎の治療候補剤のスクリーニングに、極めて有用といえる。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

慢性膀胱炎の一種である間質性膀胱炎(Interstitial Cystitis;IC)は、頻尿、尿意亢進、尿意切迫感、炎症および膀胱痛等の症状を示す膀胱の器質的疾患であり、その重症例では、生活の質が著しく低下する。間質性膀胱炎の根本的な原因は、明らかになっていないが、これまでに、上皮機能不全、肥満細胞活性化および神経因性炎という3つの病態生理学的な機構が示唆されている。近年、間質性膀胱炎は、有病率が高いことが報告されており、認知度が高まるにつれて、臨床現場における治療薬のニーズも高まっている。

しかしながら、現状では、間質性膀胱炎に対する有効な治療法が確立されておらず、また、現在、日本で使用されている治療薬のすべてが、承認された効能以外の適応外使用であって、間質性膀胱炎または間質性膀胱炎に伴う症状に適した治療薬は、世界的にもほとんど実用化されていない。このように、間質性膀胱炎の治療薬の開発が進まない主な原因の一つに、間質性膀胱炎の適切なモデル動物が存在しないことがあげられる。

これまで、間質性膀胱炎のモデル動物としては、シクロホスファミドを投与したモデル動物(非特許文献1、2)、酢酸またはLPSと、プロタミン硫酸とを投与したモデル動物(非特許文献3、4)、および、ノックアウトのモデル動物(非特許文献5)が報告されている。しかし、これらのモデル動物は、作製方法が煩雑であり、また、膀胱炎の症状は示すものの、慢性膀胱炎である間質性膀胱炎の病態を適切に表すモデル動物とは言い難い。例えば、最も代表的な膀胱炎モデル動物であるシクロホスファミドで誘発される膀胱炎モデル動物は、膀胱炎の程度が非常に強過ぎる、単回投与では急性膀胱炎の評価しかできない(非特許文献2)等の問題がある。また、膀胱炎がすぐに治癒するため、短い時間のインターバルで低用量のシクロホスファミドを複数回投与することが必要となるが(非特許文献3)、これは、慢性膀胱炎ではなく、急性膀胱炎を反映しているものと考えられる。したがって、間質性膀胱炎を含む慢性膀胱炎の病態を適切に表すモデル動物の提供が、強く求められている。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
過酸化水素を非ヒト動物に投与する工程を含み、
前記過酸化水素を過酸化水素液として投与し、前記過酸化水素液における過酸化水素濃度が、1.0~2.0v/v%であることを特徴とする、慢性膀胱炎モデル非ヒト動物の製造方法。

【請求項2】
 
前記過酸化水素を、体重1kgあたり1~10mL投与する、請求項1記載の製造方法。

【請求項3】
 
前記過酸化水素液における過酸化水素濃度が、1.5v/v%である、請求項1または2記載の製造方法。

【請求項4】
 
前記過酸化水素を、尿道から投与する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項5】
 
前記非ヒト動物が、げっ歯目、ウサギ目、ネコ目、ウシ目、サル目、イヌ目、イタチ目、イノシシ目および霊長目からなる群から選択された少なくとも一つである、請求項1から4までのいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項6】
 
前記非ヒト動物が、マウス、ラット、モルモット、ハムスター、ウサギ、イヌ、ネコ、フェレット、ヤギ、ヒツジ、ウシ、ブタ、カニクイザル、アカゲザルおよびマーモセットからなる群から選択された少なくとも一つである、請求項1から5までのいずれか一項に記載の製造方法。

【請求項7】
 
請求項1から6までのいずれか一項に記載の製造方法によって得られることを特徴とする、慢性膀胱炎モデル非ヒト動物。

【請求項8】
 
過酸化水素の未投与状態で、下記(a)~(h)からなる群より選択される少なくとも1つの特性を、少なくとも1週間示す、請求項7記載の慢性膀胱炎モデル非ヒト動物
(a)15分あたり、少なくとも2回の排尿
(b)膀胱の線維化
(c)膀胱壁の肥大
(d)膀胱の炎症
(e)前記モデル非ヒト動物に対する正常非ヒト動物と比較して、膀胱重量の増加
(f)前記モデル非ヒト動物に対する正常非ヒト動物と比較して、血管透過性の増加
(g)前記モデル非ヒト動物に対する正常非ヒト動物と比較して、膀胱における白血球数の増加
(h)前記モデル非ヒト動物に対する正常非ヒト動物と比較して、膀胱拡張時の下腹部のlicking行動(舐め行動)の時間の増加

【請求項9】
 
線維化マーカーの発現量が、前記慢性膀胱炎モデル非ヒト動物に対する正常非ヒト動物と比較して有意に高い、請求項7記載の慢性膀胱炎モデル非ヒト動物。

【請求項10】
 
前記線維化マーカーが、TGF-β、FGF-2、PDGF、IGF-1、CTGF、コラーゲンおよびヒドロキシプリンからなる群から選択された少なくとも一つである、請求項9記載の慢性膀胱炎モデル非ヒト動物。

【請求項11】
 
下記(A)~(C)の工程を含むことを特徴とする、慢性膀胱炎の治療候補剤のスクリーニング方法
(A)被検物質を、請求項7から10までのいずれか一項に記載の慢性膀胱炎モデル非ヒト動物に投与する工程
(B)前記被検物質を投与した前記モデル非ヒト動物における慢性膀胱炎の症状の改善を確認する工程
(C)前記(B)工程で得られた結果に基づいて、慢性膀胱炎の症状を改善する被検物質を選択する工程
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

※Click image to enlarge.

JP2014544447thum.jpg
State of application right Registered
Please contact us by e-mail or facsimile if you have any interests on this patent. Thanks.


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close