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ANIMAL FEED MATERIAL AND ITS USE UPDATE_EN

Patent code P180015585
File No. 4979
Posted date Nov 22, 2018
Application number P2015-076671
Publication number P2016-195559A
Patent number P6623401
Date of filing Apr 3, 2015
Date of publication of application Nov 24, 2016
Date of registration Dec 6, 2019
Inventor
  • (In Japanese)木村 功
  • (In Japanese)齋藤 三四郎
  • (In Japanese)小川 順
  • (In Japanese)岸野 重信
Applicant
  • (In Japanese)株式会社J-オイルミルズ
  • (In Japanese)国立大学法人京都大学
Title ANIMAL FEED MATERIAL AND ITS USE UPDATE_EN
Abstract PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a technique in which fermentation in the digestive canals of animals is promoted to improve digestion, prevent disease, and improve utilization efficiency of feed so that livestock products are efficiently produced by using a little amount of feed.
SOLUTION: A feed raw material is given in which 2-80 mass% of phosphatide derived from a rapeseed is contained. Feed is given in which content of the feed raw material is 0.1-5 mass% on a mass basis of the phosphatide. The feed preferably contains 10 mass% of roughage or more. The feed raw material and the feed blending the same are useful particularly in ruminants.
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

家畜の消化管の機能を調節することは、消化機能を改善し、消化機能の低下による病気を予防し、その結果、畜産産物を効率的に生産するのに有効である。消化管での消化には、摂食物の消化管内の発酵が大きく影響する。そのため、発酵を制御する微生物製剤を家畜へ投与することがよく行われる。

ウシ等の反芻動物は、通常の動物で利用できないような繊維質をエネルギー源として利用するために、ルーメン(第一胃)という反芻胃を発達させている。ルーメン内は、摂取した飼料、唾液、発酵産物等によって恒常性が保たれ、微生物が棲息するのに適した環境となっている。

ルーメン発酵の経路を図1に示す。飼料には、セルロース、ヘミセルロース、デンプン等の炭水化物が大量に含まれる。炭水化物は、ルーメン内の微生物の酵素によって、酢酸、酪酸、プロピオン酸等の短鎖脂肪酸(VFAや揮発性脂肪酸ともいう)、乳酸、メタン、二酸化炭素、水素等に変換される。変換された短鎖脂肪酸の大部分は、ルーメン壁から吸収され、動物の主要なエネルギー源となる。この場合、特に酢酸、プロピオン酸の生成を促すことが好ましい。

ルーメン発酵経路の途中で生成する乳酸がプロピオン酸へ変換されないまま、ルーメン内に蓄積すると、反芻動物の生育に影響を及ぼす。非特許文献1によれば、ルーメンpHが5.8以下の状態を亜急性ルーメンアシドーシスという。亜急性ルーメンアシドーシスが続くと、家畜は、摂餌量の低下、下痢、ルーメン粘液の損傷、蹄葉炎、肝膿瘍等の疾病を発する。ルーメンアシドーシスは、ルーメン内でLactobacillus、Streptococcus bovis等の乳酸産生菌が増殖して、乳酸がルーメン内に蓄積し、ルーメン液のpH(以下、「ルーメンpH」という)が5以下となる状態をいう。ルーメンアシドーシスになると、家畜は、食欲喪失、乳量激減、横臥、起立不能等の臨床症状を示す。したがって、反芻動物のルーメン内の乳酸の蓄積を抑え、乳酸からプロピオン酸の変換を促進する手法が望まれる。一方、ピルビン酸からアセチルCoAへの変換を促す手法も乳酸の蓄積量を抑制することから有効である。

動物の飼育においては、限られた穀物資源をより有効に利用することも重要な課題である。例えば、反芻動物では、飼料をルーメン内で発酵させて得られる短鎖脂肪酸が、乳腺で乳脂肪、乳糖及び乳タンパク質を合成するための原料となる。

乳成分の合成量は、乳腺に蓄えられるグルコース、アミノ酸、酢酸、酪酸、遊離脂肪酸、グリセリン、無機物類等の乳成分原料によって規定される。乳成分原料の生成量は、給与飼料中の炭水化物、タンパク質及び脂質の化学的特性(消化性や代謝・内分泌特性)とその配合比率によって大きく変動する。

非特許文献2によれば、乳牛に酢酸を給与することで、乳量の増加、乳脂肪濃度及び乳糖濃度が上昇し、プロピオン酸を給与することで、乳タンパク質濃度が上昇することが報告されている。

牛乳の乳脂率は、平均3.9%である。乳脂肪の主成分は、97~98%を占めるトリグリセリド(TG)である。TGを構成するC4~C16脂肪酸は、ルーメン内で生産された酢酸及び酪酸を用いて乳腺で合成される。C16~C18脂肪酸は、飼料由来の脂肪や体脂肪から乳脂肪に取り込まれる。よって、乳脂率は、飼養管理によっても変動する。

非特許文献3(p91~92)によれば、低脂肪乳の現象としては、濃厚飼料の給比率の上昇や粗飼料の給比率の減少によってルーメン内の発酵パターンが変化して、酢酸や酪酸の供給量が不足すること、同様の原因によりプロピオン酸の生産量やグルコース供給量が増加し、内分泌制御に起因する乳腺への脂肪供給不足が生じること、不飽和度の高い植物性脂肪の過給によりルーメン内の微生物叢が影響を受けること、乳腺におけるトランス型多価不飽和脂肪酸による乳脂肪酸合成が阻害されることなどが指摘されている。したがって、低乳脂肪の発生を防止するには、ルーメン内発酵を適切に維持し、ルーメン内でのVFA(特に酢酸及び酪酸)の生成を促進することが重要である。そして、ルーメン内を酢酸が優勢となる発酵状態に維持し、乳腺への酢酸供給量を増加させるためには、飼料の粗飼料配合量の適正化に加えて、繊維の消化性を改善することが重要である。よって、乳の生産量及び乳成分量を高めるために、飼料を特定の短鎖脂肪酸へ効率的に変換できることが望ましい。

反芻動物は、夏場の暑熱ストレスにより、飼料の摂取量が低下し、生体内のエネルギーが不足して乳量や乳成分量が低下することが知られている。泌乳初期には、摂食エネルギーよりも乳として排出されるエネルギーの方が多くなる。体内のエネルギーバランスがマイナスとなることと、代謝障害や繁殖障害の発生が多くなることが知られている(非特許文献3 p57-64)。

高泌乳牛やその他の家畜のエネルギー源として、特に暑熱時のエネルギー補給用に、脂肪酸カルシウムを配合した飼料を給与する方法が知られている。(非特許文献3 p91-92)。脂肪酸カルシウムは、ルーメン内では消化されず、第四胃以降で消化吸収されるため、エネルギーを効率良く補給できるとされる。

これらの従来方法は、不足しがちとなった生体内のエネルギーの補完を目的とするものであり、家畜の消化管内での発酵を促進するものではなかった。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、特定のリン脂質を含む飼料原料及びその用途に関し、より詳細には消化機能を改善する飼料原料及びその用途に関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
菜種由来のリン脂質を30~60.2質量%含む飼料原料をリン脂質の質量基準で0.271~0.433質量%、そして粗飼料を20質量%以上かつ60質量%以下含む反芻動物用飼料。

【請求項2】
 
反芻動物の消化管での短鎖脂肪酸産生を向上させることを特徴とする、請求項1に記載の反芻動物用飼料。

【請求項3】
 
前記短鎖脂肪酸産生の向上は、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸及び吉草酸の総量の増大である、請求項2に記載の反芻動物用飼料。

【請求項4】
 
前記飼料原料が、アセトン可溶物含量が4質量%以下の脱油菜種レシチンを含む、請求項1~3のいずれかに記載の反芻動物用飼料。

【請求項5】
 
菜種由来のリン脂質を30~60.2質量%含む飼料原料をリン脂質の質量基準で0.271~0.433質量%、そして粗飼料を20質量%以上かつ60質量%以下含む反芻動物用飼料を、リン脂質の質量基準で8~400g/日、反芻動物に給与することを含む、反芻動物の飼育方法。

【請求項6】
 
反芻動物の消化管での短鎖脂肪酸の産生を向上させることを特徴とする、請求項5に記載の反芻動物の飼育方法。

【請求項7】
 
前記短鎖脂肪酸産生の向上は、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸及び吉草酸の総量の増大である、請求項6に記載の反芻動物の飼育方法。

【請求項8】
 
前記飼料原料が、アセトン可溶物含量が4質量%以下の脱油菜種レシチンを含む、請求項5~7のいずれかに記載の反芻動物の飼育方法。

【請求項9】
 
菜種由来のリン脂質を30~60.2質量%含む飼料原料をリン脂質の質量基準で0.271~0.433質量%、そして粗飼料を20質量%以上かつ60質量%以下配合することを含む、反芻動物用飼料の製造方法。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2015076671thum.jpg
State of application right Registered
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