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生体適合性材料、及び生体適合性コーティング剤 NEW

国内特許コード P180015592
整理番号 4925
掲載日 2018年11月22日
出願番号 特願2015-206937
公開番号 特開2016-210956
出願日 平成27年10月21日(2015.10.21)
公開日 平成28年12月15日(2016.12.15)
優先権データ
  • 特願2015-096768 (2015.5.11) JP
発明者
  • 吉川 千晶
  • 辻井 敬亘
  • 大野 工司
  • 榊原 圭太
  • 野村 晃敬
  • 後藤 淳
出願人
  • 国立研究開発法人物質・材料研究機構
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 生体適合性材料、及び生体適合性コーティング剤 NEW
発明の概要 【課題】微粒子を使用しない、グラフトポリマーを含むコーティング剤を架橋してなる生体適合性材料(特に生物及び/又は生体物質付着抑制用生体適合性材料)及び生体適合性コーティング剤を提供すること
【解決手段】
ビニル系単量体から構成されるグラフト鎖を有し、表面占有率が0.1以上である、架橋されたグラフトポリマーを含む生体適合性材料
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要


従来より、各種の高分子材料を医療用材料等へ利用する方法が研究されている。例えば、人工臓器、癒着防止材料等への高分子材料の利用が検討されている。これらの医療用材料では、生体組織又は体液との接触が不可避であり、各種応用において生体に適当な応答をさせる特性(生体適合性)が要求される。要求される生体適合性は、医療用材料の用途に依って異なり、種々の特性が要求される。例えば、皮膚の外傷治癒(止血)等の用途では、医療用材料とタンパク、細胞、細菌等が接着することにより、種々の問題が生じるため、タンパク、細胞、細菌等の生物及び/又は生体物質付着(biofouling)を抑制することが高分子材料に求められる。



これまでに、生物及び/又は生体物質付着を抑制する高分子材料として、種々の高分子材料が報告されている。例えば、特許文献1は、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを含むポリマーでコーティングした呼吸補助チューブが、タンパク・細胞接着を抑制することを開示している。また、無機微粒子表面に高密度で高分子グラフト鎖を設け、微粒子同士が架橋されている生体不活性膜が知られている(特許文献2)。



さらに、高密度でグラフト鎖を設けたものとしては、繰返しユニットごとに重合開始基を有するマクロ開始剤を用いたものが知られている(非特許文献1)。高密度なグラフト鎖を備えるグラフトポリマーについて、非特許文献1では、グラフト鎖の重合度約3~約10に相当する有効グラフト密度の摩擦特性が調べられている。

産業上の利用分野


本発明は、生体適合性材料、及び生体適合性コーティング剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ビニル系単量体から構成されるグラフト鎖を有し、
下記式(1):
【数1】


(式(1)中、σは、有効グラフト密度[鎖/nm]である)
で定義される表面占有率(σ)が0.1以上である、グラフトポリマーを含み、少なくとも一部のグラフトポリマー鎖間が架橋されてなる生体適合性材料。

【請求項2】
前記表面占有率が0.1以上1.0以下である、請求項1に記載の生体適合性材料。

【請求項3】
生物及び/又は生体物質付着抑制用に用いられる、請求項1又は2に記載の生体適合性材料。

【請求項4】
前記グラフトポリマーの主鎖がビニル系ポリマーである、請求項1~3のいずれかに記載の生体適合性材料。

【請求項5】
前記グラフトポリマー鎖間がグラフト鎖の端部において架橋されており、その架橋密度が1未満である、請求項1~4のいずれかに記載の生体適合性材料。

【請求項6】
前記架橋密度が0.2~0.7である、請求項5に記載の生体適合性材料。

【請求項7】
ビニル系単量体から構成されるグラフト鎖を有し、
下記式(1):
【数2】


(式(1)中、σは、有効グラフト密度[鎖/nm]である)
で定義される表面占有率(σ)が0.1以上である、グラフトポリマーを含む主剤成分、及び
架橋剤を含む架橋成分
からなる生体適合性コーティング剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015206937thum.jpg
出願権利状態 公開
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