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ポリペプチド抽出方法 UPDATE

国内特許コード P190015761
整理番号 H26-089
掲載日 2019年1月8日
出願番号 特願2015-156575
公開番号 特開2017-036223
出願日 平成27年8月7日(2015.8.7)
公開日 平成29年2月16日(2017.2.16)
発明者
  • 赤田 倫治
  • 星田 尚司
  • 中村 美紀子
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 ポリペプチド抽出方法 UPDATE
発明の概要 【課題】特別な設備や酵素が必要なく、安価で容易にポリペプチドを抽出できる方法を提供すること。
【解決手段】酵母と、界面活性剤を含有する水溶液とを接触させて静置又は撹拌することを特徴とする酵母からポリペプチドを抽出する方法であって、水溶液のpHが6.1~13.0である方法を行う。水溶液が0.1~3%の界面活性剤を含有することや、界面活性剤が、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、又はポリエチレングリコール-p-オクチルフェニルエーテルであることが好ましい。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


近年、タンパク質を細胞内に発現させて、その後タンパク質を細胞から抽出し、かかるタンパク質を工業的に利用する方法が広く行われている。タンパク質を利用するためには、細胞内でタンパク質を発現させた後、一般的に細胞からタンパク質を抽出する必要がある。細胞、特に細胞壁を有する酵母等からタンパク質を抽出には、細胞を壊す方法が広く行われており、かかる方法としては、ガラスビーズと共に撹拌する方法、超音波処理する方法、フレンチプレスを用いて圧力をかける方法等、外部からの物理的な負荷により破壊する方法等が知られているが、特別な機器・装置を用いるため設備投資が必要である。また、細胞壁分解酵素を用いて細胞壁を溶解する方法も知られているが、酵素が高価である。



さらに、上記いずれの方法も、細胞の破壊若しくは細胞壁の溶解を行うため、目的とするタンパク質を精製するためのコスト及び時間が多く必要となる。



このほか、酵母を0.06M Tris-HCl、pH6.8、5 %グリセロール、2%SDS、4% 2-メルカプトエタノールを含む緩衝液に浸漬させて煮沸する方法(非特許文献1参照)や、0.1M NaOH、2% SDS、2% 2-メルカプトエタノール、及び0.05M EDTAを含む緩衝液に浸漬させて煮沸する方法(非特許文献2参照)が開示されているが、酵母を浸漬させた緩衝液を煮沸する工程が必要であるとともに、煮沸によりタンパク質が変性するという問題があった。



また、細胞を抽出試薬に接触させて、少なくともpH約10.0のpHを有する中間組成物を生成し、かかる中間組成物を中和試薬に接触させてタンパク質抽出物を生成するための方法であって、抽出試薬又は中和試薬の一方または両方が、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む方法(特許文献1参照)が開示されているが、あくまでヒトの細胞を対象とし、酵母のような細胞壁を有する細胞を対象とする方法ではなかった。

産業上の利用分野


本発明は、酵母からポリペプチドを抽出する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
酵母と、界面活性剤とを含有する水溶液とを接触させて静置又は撹拌することを特徴とする酵母からポリペプチドを抽出する方法であって、水溶液のpHが6.1~13.0である方法。

【請求項2】
水溶液が、0.1~3%の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。

【請求項3】
界面活性剤が、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、又はポリエチレングリコール-p-オクチルフェニルエーテルであることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
水溶液のpHが7.0~10.5であることを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の方法。

【請求項5】
ポリペプチドがタンパク質であることを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の方法。

【請求項6】
タンパク質が、親水性タンパク質であることを特徴とする請求項5記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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