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顕微鏡観察用容器

国内特許コード P190015776
整理番号 1983
掲載日 2019年1月21日
出願番号 特願2017-187424
公開番号 特開2018-200458
出願日 平成29年9月28日(2017.9.28)
公開日 平成30年12月20日(2018.12.20)
優先権データ
  • 特願2017-105701 (2017.5.29) JP
発明者
  • 井上 貴文
  • 中澤 誠
  • 染谷 さやか
出願人
  • 学校法人早稲田大学
  • 株式会社東海ヒット
発明の名称 顕微鏡観察用容器
発明の概要 【課題】下側部材の底部の厚さ寸法を0.1mm程度のごく小さなものとできて高倍率の対物レンズに対応することが可能で、しかも下側部材の底部が変形しても顕微鏡観察用容器そのものを交換する必要のない顕微鏡観察用容器を提供する。
【解決手段】収容部19に培養液Bと細胞Cを入れて、顕微鏡のステージに載置する。そして、対物レンズTを下方から板状ガラス18の下面に接近させて細胞Cの観察を行う。WDが0.15mmの高倍率の対物レンズTを用いた場合にステージをスライドさせて観察箇所を変更しても、プレート状部材4の厚さ寸法が0.1mmであるので、対物レンズTがプレート状部材4に接触するのを防止することができる。プレート状部材4だけを交換できるので、下側部材2と上側部材3は、そのまま継続して使用することが可能である。
【選択図】 図4
従来技術、競合技術の概要 大学や企業において、生体細胞、生物組織片、微生物等、もしくはこれらの培養物、またはこれらに薬物や遺伝子等を注入したものの経時的な変化を顕微鏡で観察して、生物化学的、薬学的な研究が行われている。
このような細胞等の経時的変化を顕微鏡で観察する際には、一般に培養容器を兼ねた顕微鏡観察用容器が用いられている。この顕微鏡観察用容器としては、直径35mmのペトリディッシュが用いられることが多い。このペトリディッシュはプラスチック製の容器本体と、この容器本体の上面開口を覆う蓋体を有している。そして、容器本体の底部には穴が形成されており、この穴を覆うように板状ガラスが取り付けられている。このように板状ガラスを備えた構成としているのは、特に高倍率の対物レンズを用いる場合においてより高い光学的性能を出すためである。

ところが、このタイプのペトリディッシュは使い捨てとなるので、ランニングコストが嵩むという不都合がある。ペトリディッシュを大量に使用する実験もあり、それに費やすコストは相当なものとなる。更に、ペトリディッシュは容積が大きいので、これに入れる培養液等はある程度の量が必要となる。このため、特に培養液等が高価なものである場合はランニングコストが嵩んでしまうことになる。
そこで、非特許文献1に示す顕微鏡観察用容器が用いられることもある。この顕微鏡観察用容器は、ステンレス合金等の金属によって構成されており、底部に穴を有する下側部材と、この下側部材の穴に対応する開口を有する上側部材とから成る。下側部材の円筒部には雌ネジが形成され、また上側部材の円筒部には下側部材の雌ネジに螺合する雄ネジが形成されている。

顕微鏡観察用容器を使用する際には、下側部材の底部内側に板状ガラスを設置し、板状ガラスによって穴を閉鎖する状態とする。そして、上側部材の下端部にOリングを嵌めて、上側部材を下側部材に螺合する。ネジを締めていくことで上側部材が進行してOリングが上側部材と板状ガラスとの間で押圧され、弾性変形して板状ガラスの上面に密着する。この状態においては、上側部材の円筒部の内面と、Oリング及び板状ガラスによって囲まれた空間により水漏れしない収容部が形成される。

上記収容部に培養液等と細胞等を収容して、対物レンズを板状ガラスの下面へ接近させて顕微鏡観察を行う。
この従来の顕微鏡観察用容器は、Oリングと板状ガラスを除いて繰り返し使用することができ、しかも収容部の容積が上記ペトリディッシュのそれよりも小さいため、ランニングコストを抑えることが可能である。
産業上の利用分野 本発明は顕微鏡を用いて生体細胞等の被検査物を観察するために用いられる顕微鏡観察用容器に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】
筒状部と底部を有する下側部材と、前記下側部材の底部に形成された開口と、前記下側部材の筒状部に嵌る筒状部を有する上側部材と、前記上側部材の筒状部が前記下側部材の筒状部に嵌った状態で上側部材と下側部材を固定する固定手段とを備えた顕微鏡観察用容器であって、
穴を有するプレート状部材を備え、前記プレート状部材を前記底部の上面の前記開口の縁部分に設置して、前記プレート状部材の上面に板状ガラスを設置し、前記穴を閉鎖する状態とし、前記上側部材の筒状部を前記下側部材の筒状部に嵌め、前記上側部材と前記板状ガラスとの間に介装したOリングを押圧して、弾性変形させると共に板状ガラスの上面に密着させ、前記固定手段によって前記上側部材と前記下側部材を固定することで前記上側部材の円筒部の内面と、Oリング及び板状ガラスによって囲まれた空間により水漏れしない収容部を形成することを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項2】
請求項1に記載した顕微鏡観察用容器において、プレート状部材は、少なくとも穴の周辺部の厚さ寸法は0.1mm以下であることを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項3】
請求項1または2に記載した顕微鏡観察用容器において、プレート状部材は金属製であり、プレス成形によって製作されていることを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項4】
請求項1または2に記載した顕微鏡観察用容器において、プレート状部材は合成樹脂製であることを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載した顕微鏡観察用容器において、プレート状部材は下側部材の底部の上面に係合する係合部と、前記係合部に連続し、且つ係合部より下方に位置して前記底部の開口に対応する開口対応部とから成ることを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載した顕微鏡観察用容器において、固定手段は上側部材、下側部材のいずれか一方に設けられたマグネットと、他方に設けられた磁性体部によって構成されていることを特徴とする顕微鏡観察用容器。

【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載した顕微鏡観察用容器において、上側部材にはOリングの一部が前記上側部材の下端面より下側へ突出する状態で嵌る保持溝が形成され、前記上側部材の下端には前記保持溝に嵌ったOリングを係止する係止凸部が形成されていることを特徴とする顕微鏡観察用容器。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017187424thum.jpg
出願権利状態 公開
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