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(In Japanese)動脈硬化性疾患の発症の予測因子および検査方法

Patent code P190015813
File No. (S2016-0444-N0)
Posted date Jan 24, 2019
Application number P2018-500219
Date of filing Feb 17, 2017
International application number JP2017005836
International publication number WO2017142055
Date of international filing Feb 17, 2017
Date of international publication Aug 24, 2017
Priority data
  • P2016-027867 (Feb 17, 2016) JP
Inventor
  • (In Japanese)吉田 雅幸
  • (In Japanese)大坂 瑞子
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人東京医科歯科大学
Title (In Japanese)動脈硬化性疾患の発症の予測因子および検査方法
Abstract (In Japanese)本発明は、動脈硬化性疾患の診断マーカーおよび発症リスクの評価方法を提供する。より具体的には、動脈硬化性疾患の診断マーカーとして、血液試料中におけるC5aタンパク質を採用し、被検者から得た血液試料中におけるC5aタンパク質の量をインビトロで測定する工程、およびC5aタンパク質の量を指標にして被検者における動脈硬化症または血管炎症の発症リスクを評価する工程を含む、動脈硬化性疾患の発症リスクを評価する方法を提供する。この方法は、動脈硬化性疾患の発症リスクを極めて早期の段階で評価する上で有用である。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

動脈硬化症は、致死的な心筋梗塞や脳梗塞の原因ともなる重大な疾患である。動脈硬化症は、高血圧・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病の基盤病態であり、生活の質を損ない、しばしば致命的となる。全身における動脈硬化のモニター方法として、MRI(大脳白質病変)、血管エコー(頸動脈内膜中膜複合体肥厚)、脈波伝播速度(PWV)測定等が知られているが、これらから動脈硬化性疾患の発症を初期に予測することは難しい(非特許文献1)。

従来、血中のLDLやHDL等のリポプロテインがアテローム性動脈硬化の発症に関連することが知られている(非特許文献2)。また、炎症マーカーであるCRP、IL-5やその他の分子が閉塞性動脈硬化症や冠状動脈硬化症と関連することが報告されている(特許文献1、非特許文献3)。また、過剰な脂質摂取は動脈硬化症の発症に関与するといわれ、血中のコレステロール値が高いと動脈硬化症・心筋梗塞のリスクが高まることが知られている(非特許文献4)。しかしながら、現在のところ信頼性の高い動脈硬化症の初期マーカーは存在しておらず、そのような病初期マーカーに対するニーズが存在している。

Field of industrial application (In Japanese)

本発明は、動脈硬化性疾患の発症リスクを評価するための方法およびキットに関する。より具体的には、血液中におけるC5aタンパク質の量を測定することにより、動脈硬化性疾患の発症リスクを評価するための方法およびキットに関する。また、本発明は、C5aタンパク質の活性を抑制する物質を含有する、動脈硬化性疾患の治療または予防に用いるための組成物にも関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
動脈硬化性疾患の発症リスクを評価する方法であって、
被検者から得た血液試料中におけるC5aタンパク質の量をインビトロで測定する工程、および
C5aタンパク質の量を指標にして被検者における動脈硬化性疾患の発症リスクを評価する工程
を含み、
前記被検者が、基準値と比較して統計学的に有意に増加していない血中濃度の1または複数の因子を有し、該因子がTNF-α、IL-1α、IL-1β、IL-7およびIL-11から成る群より選択される1または複数の因子であり、
前記C5aタンパク質の量の測定値が基準値と比較して統計学的に有意に大きいとき、前記被験者における動脈硬化性疾患の発症リスクが高いと決定する、方法。

【請求項2】
 
前記被検者が75歳以上である、請求項1記載の方法。

【請求項3】
 
前記被検者においてプラークが未形成または未発達である、請求項1または2記載の方法。

【請求項4】
 
動脈硬化性疾患が、アテローム性動脈硬化症、閉塞性動脈硬化症、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中、狭心症、脳血栓、脳出血、または腎不全である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】
 
前記C5aタンパク質が配列番号1に示される配列を有するポリペプチドまたはその変異体もしくは断片である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。

【請求項6】
 
前記測定がC5aタンパク質と特異的に結合可能な物質を用いて行われる、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。

【請求項7】
 
前記結合可能な物質が抗体である、請求項6に記載の方法。

【請求項8】
 
前記血液試料が血清、血漿、または全血である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。

【請求項9】
 
抗C5a抗体、その断片、および/またはそれらの化学修飾誘導体を含む、動脈硬化性疾患の発症リスクの評価用キット。

【請求項10】
 
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法に使用するためのものである、請求項9に記載のキット。

【請求項11】
 
前記抗体、断片または化学修飾誘導体が固相担体に結合されている、請求項9または10に記載のキット。

【請求項12】
 
前記固相担体が検査用ストリップ、プラスチックチューブ、マイクロプレート、またはガラスビーズである、請求項11に記載のキット。

【請求項13】
 
動脈硬化性疾患の治療または予防に用いるための組成物であって、有効成分としてC5aタンパク質とC5a受容体との結合を阻害する物質を含む、組成物。

【請求項14】
 
前記C5aタンパク質とC5a受容体との結合を阻害する物質がC5a受容体アンタゴニストである、請求項13に記載の組成物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2018500219thum.jpg
State of application right Published
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