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ソルガム改良植物 コモンズ

国内特許コード P190015815
整理番号 (NU-639)
掲載日 2019年1月24日
出願番号 特願2017-562802
出願日 平成29年1月16日(2017.1.16)
国際出願番号 JP2017001175
国際公開番号 WO2017126458
国際出願日 平成29年1月16日(2017.1.16)
国際公開日 平成29年7月27日(2017.7.27)
優先権データ
  • 特願2016-008121 (2016.1.19) JP
発明者
  • 佐塚 隆志
  • 春日 重光
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 ソルガム改良植物 コモンズ
発明の概要 より高バイオマスであり、且つ糖原料の含有割合がより高い(高糖含量)ソルガム品種を提供すること。
ソルガム品種74LH3213の改良植物であって、6番染色体DNAの一部又は全部が、ソルガム品種SIL-05由来の高糖性遺伝子座qBRX-6を含むDNA領域に置換されている74LH3213改良植物、並びに該74LH3213改良植物とソルガム品種MS79Aとを交配して得られた天高改良植物。
従来技術、競合技術の概要

「持続可能な開発」という理念の下、バイオリファイナリー技術の開発が進められている。バイオリファイナリー技術とは、生物資源を原料に、バイオ燃料や樹脂等を製造する技術である。バイオリファイナリー技術の具体例としては、草本系又は木質系植物体を原料としてグルコースやスクロース等の糖原料を得て、該糖原料からバイオエタノール等のバイオ燃料; 汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック、セルロース材料、複合材料等の各種樹脂; 医薬品中間体; 食品添加物等を製造する技術が知られている。これらの技術は、バイオマスから糖原料を得ることを根幹としており、この効率を高めることが重要な課題となっている。

サトウキビは、高バイオマスであり、また簡便な処理(例えば搾汁)により糖原料を得ることができるので、上記バイオリファイナリー技術の原料として有用であるとされている。しかし、サトウキビは食用の砂糖の原料でもあるので、バイオリファイナリー技術の利用が拡大するにつれて、食用の砂糖の価格が高騰するという問題が生じている。このため、サトウキビに代わる、バイオリファイナリー技術の原料を開発することが極めて重要である。

ソルガム(Sorghum bicolor)は、品種によってはサトウキビのように高バイオマスのものがある。例えば天高という品種は平均稈長が約3.5 mもあり、これはサトウキビに匹敵するレベルである。しかし、天高は糖原料の含有割合が高くはなく、このため天高からは糖原料を高効率で得ることが期待できない。一方、SIL-05という品種は糖原料の含有割合が高いものの、低バイオマスである。

産業上の利用分野

本発明は、ソルガム改良植物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ソルガム品種74LH3213の改良植物であって、
6番染色体DNAの一部又は全部が、ソルガム品種SIL-05由来の高糖性遺伝子座qBRX-6を含むDNA領域に置換されている、
74LH3213改良植物。

【請求項2】
前記DNA領域が、下記(A)DNAマーカーSB3412から(J)DNAマーカーSB3762までのDNA領域である、請求項1に記載の74LH3213改良植物:
(A)DNAマーカーSB3412から、
(J)DNAマーカーSB3762まで。

【請求項3】
前記置換を対の6番染色体の両方に有する、請求項1又は2に記載の74LH3213改良植物。

【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の74LH3213改良植物の種子。

【請求項5】
工程(ア)~(エ)を含む、請求項1~3のいずれかに記載の74LH3213改良植物を製造する方法:
(ア)ソルガム品種74LH3213とソルガム品種SIL-05とを交配してF1個体を得る工程、
(イ)該F1個体をソルガム品種74LH3213に戻し交配してBC1F1個体(BCはバッククロスの意、BC1は戻し交配の回数が1であることを示す)を得る工程、
(ウ)必要に応じて、戻し交配を複数回繰り返す工程、及び
(エ)工程(ア)~(ウ)からなる群より選択される少なくとも1つの工程で得られた個体において、6番染色体DNAの一部又は全部がソルガム品種SIL-05由来の高糖性遺伝子座qBRX-6を含むDNA領域に置換されていることを確認する工程。

【請求項6】
ソルガム品種天高の改良植物であって、
請求項1~3のいずれかに記載の74LH3213改良植物とソルガム品種MS79とを交配して得られ、且つ
74LH3213改良植物由来の6番染色体DNAの一部又は全部が、ソルガム品種SIL-05由来の高糖性遺伝子座qBRX-6を含むDNA領域に置換されている、
天高改良植物。

【請求項7】
前記DNA領域が、下記(A)DNAマーカーSB3412から(J)DNAマーカーSB3762までのDNA領域である、請求項6に記載の天高改良植物:
(A)DNAマーカーSB3412から、
(J)DNAマーカーSB3762まで。

【請求項8】
請求項6又は7に記載の天高改良植物の種子。

【請求項9】
請求項1~3のいずれかに記載の74LH3213改良植物とソルガム品種MS79とを交配することを含む、請求項6~8のいずれかに記載の天高改良植物を製造する方法。

【請求項10】
以下の(a)~(j)からなる群より選択される少なくとも1種のDNAマーカー増幅用プライマーセットを含む、ソルガム品種SIL‐05のゲノムDNAとソルガム品種74LH3213のゲノムDNAとを区別するためのキット:
(a)DNAマーカーSB3412増幅用プライマーセット、
(b)DNAマーカーSB3420増幅用プライマーセット、
(c)DNAマーカー38139115_EcoRI増幅用プライマーセット、
(d)DNAマーカー40436197_XhoI増幅用プライマーセット、
(e)DNAマーカー40470717_BamHI増幅用プライマーセット、
(f)DNAマーカーSB3517増幅用プライマーセット、
(g)DNAマーカーSB3613増幅用プライマーセット、
(h)DNAマーカーSB3621増幅用プライマーセット、
(i)DNAマーカーSB3683増幅用プライマーセット、並びに
(j)DNAマーカーSB3762増幅用プライマーセット。

【請求項11】
前記(c)~(e)からなる群より選択される少なくとも1種のDNAマーカー増幅用プライマーセットを含む、請求項10に記載のキット。

【請求項12】
請求項10又は11に記載のキットを用いることを特徴とする、ソルガム品種SIL‐05のゲノムDNAとソルガム品種74LH3213のゲノムDNAとを区別する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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