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抗がん剤

国内特許コード P190015872
整理番号 S2017-0870-N0
掲載日 2019年2月25日
出願番号 特願2017-134106
公開番号 特開2019-014685
出願日 平成29年7月7日(2017.7.7)
公開日 平成31年1月31日(2019.1.31)
発明者
  • 野口 雅之
  • 柴 綾
  • 広川 貴次
出願人
  • 国立大学法人筑波大学
発明の名称 抗がん剤
発明の概要 【課題】低分子化合物を用いた、がん、特に初期がんに有効な抗がん剤の提供。
【解決手段】(i)Stratifinと、(ii)SKP1及びUSP8の少なくともいずれかとの結合を阻害する化合物、特にアプレピタント等を有効成分として含む抗がん剤。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

現在、日本におけるがん死の原因として最も多いがん種が肺がんであり、その5年生存率は40%以下と極めて低い。その中でも肺腺がんは発生頻度が最も高く近年増加傾向にある。進行腺がんではEGFR変異、ELM4-ALK融合等の異常に対して分子標的治療が行われるようになり、EGFR変異肺腺がんに対するゲフィニチブやEML4-ALK融合を持つ肺腺がんに対するクリゾチニブ等が知られている。
しかしながら、既存薬はそれぞれが標的とする遺伝子変異を有することが治療適応の絶対条件となるためコンパニオン診断が必須である。また、それらの治療薬全ては進行肺腺がんに対するものであり、初期の肺腺がんに対する治療薬はまだない。
Stratifin(SFN)は、14-3-3ファミリーに属するアンカータンパク質であり、ほぼすべての肺腺がん症例において発現亢進が見られる腫瘍悪性化因子である(非特許文献1、2)。従って、SFNの発現亢進を抑制/遅延させることができる化合物やその機能を阻害できる化合物は、コンパニオン診断をせずに全ての肺腺がん、ひいては肺腺がんを含む種々のがんに対して効果を示すことが期待できる。
本発明者らはSFNの結合因子としてSKP1を同定した。SKP1は、E3ユビキチンリガーゼであるSCFのアダプター部分でありSFNはSKP1タンパク質に結合することでがんの悪性化を引き起こすと考えられている。従って、SFNとSKP1との結合を阻害できる化合物は、抗がん剤として有望である。
一方、脱ユビキチン化酵素の1つであるUSP8は、14-3-3タンパク質との結合モチーフを有し、SFNと結合することで上皮細胞増殖因子EGFにより活性化されたEGF受容体を脱ユビキチン化することにより、そのリソソームへの輸送・分解を負に調節することが知られている(非特許文献3)。

産業上の利用分野

本発明は、低分子化合物を用いた抗がん剤、特に、初期の肺腺がんに対し有効な抗がん剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
(i)Stratifinと、(ii)SKP1及びUSP8の少なくともいずれかとの結合を阻害する化合物を有効成分として含む抗がん剤。

【請求項2】
該化合物が、下記式で表される化合物またはその類縁体である、請求項1記載の抗がん剤。
【化1】
(省略)

【請求項3】
がんが、乳がん、前立腺がん、膵がん、胃がん、肺がん、大腸がん、食道がん、十二指腸がん、頭頚部がん、脳腫瘍、神経鞘腫、非小細胞肺がん、肺小細胞がん、肝臓がん、腎臓がん、胆管がん、子宮がん、卵巣がん、膀胱がん、皮膚がん、血管腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、甲状腺がん、骨腫瘍、血管腫、血管線維腫、網膜肉腫、陰茎がん、小児固形がん、カポジ肉腫、AIDSに起因するカポジ肉腫、上顎洞腫瘍、線維性組織球腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、および白血病から選択される少なくとも1種である、請求項1または2記載の抗がん剤。

【請求項4】
がんが、初期の肺腺がんである、請求項1~3のいずれか1項に記載の抗がん剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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