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糖タンパク質におけるフコシル糖鎖の量を測定する方法およびキット NEW

国内特許コード P190015876
整理番号 S2017-0832-N0
掲載日 2019年2月25日
出願番号 特願2017-127432
公開番号 特開2019-011978
出願日 平成29年6月29日(2017.6.29)
公開日 平成31年1月24日(2019.1.24)
発明者
  • 矢澤 伸
  • 浅尾 高行
出願人
  • 国立大学法人群馬大学
発明の名称 糖タンパク質におけるフコシル糖鎖の量を測定する方法およびキット NEW
発明の概要 【課題】従来法に比べて、簡便かつ迅速に、より正確に、AGPにおけるフコシル糖鎖の量を測定する方法およびキットの提供。
【解決手段】検体中のヒトα‐酸性糖タンパク質(AGP)におけるフコシル糖鎖の量を測定する方法であって、検体中のAGPを脱シアリル化する工程、及び基材に固定され、糖鎖が脱フコシル化された抗AGP抗体と、前記脱シアリル化されたAGPのフコシル基を認識するレクチンとを用いて、酵素免疫測定法(EIA法)によりフコシル糖鎖の量を測定する工程を含む、方法。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


天然に存在するタンパク質の大部分は糖鎖の修飾を受けている。糖タンパク質の中には、主として血中に存在し、種々の疾患や病態と関連があって臨床への応用の対象となっているものも多い。
非特許文献1には、血中AGPの測定法が記載されており、多くのがん腫で担がん患者でのAGP濃度は有意に高値を示すこと、術後の予後予測にはAGP濃度との相関はないものの、AGP糖鎖の高フコシル化がその判定に強く関連することが明らかにされている。特許文献1には、術後がん患者の予後予測判定方法が示されている。



また、悪性腫瘍における臨床病理や種々の治療効果に対応して、AGP糖鎖のフコシル化が変動することも明らかになってきた.例えば、本発明者らは、機能糖鎖としてよく知られるシアリルLe構造(NANAα2,3Galβ1,4[Fucα1,3]GlcNAc)のAGP糖鎖への付
加ががん・非がんで有意に変わること、またフコシル化量が予後予測や化学療法の効果判定に極めて有用な診断マーカーになり得ることを明らかにしてきた(非特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、糖タンパク質におけるフコシル糖鎖の量を測定する方法およびキットに関する。より詳細には、該糖タンパク質は、ヒトα‐酸性糖タンパク質(AGP)である。

特許請求の範囲 【請求項1】
検体中のヒトα‐酸性糖タンパク質(AGP)におけるフコシル糖鎖の量を測定する方法であって、
検体中のAGPを脱シアリル化する工程、及び
基材に固定され、糖鎖が脱フコシル化された抗AGP抗体と、前記脱シアリル化されたAGPのフコシル基を認識するレクチンとを用いて、酵素免疫測定法(EIA法)によりフコシル糖鎖の量を測定する工程を含む、方法。

【請求項2】
前記脱シアリル化がシアリダーゼ処理による、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記脱フコシル化が過ヨウ素酸酸化による、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
前記レクチンがヒイロチャワンタケレクチン(AAL)である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
さらに、以下の工程を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
前記検体中のAGPを定量する工程、及び
前記フコシル糖鎖の量を前記AGP量で規格化する工程。

【請求項6】
検体中のヒトα‐酸性糖タンパク質(AGP)におけるフコシル糖鎖の量を測定するためのキットであって、下記の要素を含むキット:
(A)脱シアリル化用試薬、
(B)抗AGP抗体が固定されたEIA用基材、および
(C)EIA用基材に固定化された抗AGP抗体を脱フコシル化するための試薬。

【請求項7】
さらに、(D)標識レクチンを含む、請求項6に記載のキット。

【請求項8】
前記レクチンがヒイロチャワンタケレクチン(AAL)である、請求項7に記載のキット。

【請求項9】
標識レクチンがビオチン標識レクチンである、請求項7又は8に記載のキット。

【請求項10】
さらに、(E)アビジン標識酵素を含む、請求項9に記載のキット。

【請求項11】
さらに、
(F)検体中のAGPを定量するための、抗AGP抗体が固定されたサンドイッチELISA用基材、及び
(G)酵素標識抗AGP抗体を含む溶液
を含む、請求項6~10のいずれか1項に記載のキット。

【請求項12】
前記脱シアリル化用試薬がシアリダーゼを含む、請求項6~11のいずれか1項に記載のキット。

【請求項13】
前記脱フコシル化試薬が過ヨウ素酸ナトリウムを含む、請求項6~12のいずれか1項に記載のキット。

【請求項14】
がんの診断用である、請求項6~13のいずれか1項に記載のキット。

【請求項15】
がん治療の予後診断用である、請求項6~14のいずれか1項に記載のキット。

【請求項16】
がん治療ががんに対する手術、化学療法、免疫療法、抗体療法及び放射線療法から選択される、請求項15に記載のキット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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