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セレノプロテインPの発現抑制剤及びその利用

国内特許コード P190015888
整理番号 (S2017-0813-N0)
掲載日 2019年2月25日
出願番号 特願2018-118975
公開番号 特開2019-006773
出願日 平成30年6月22日(2018.6.22)
公開日 平成31年1月17日(2019.1.17)
優先権データ
  • 特願2017-123077 (2017.6.23) JP
発明者
  • 斎藤 芳郎
  • 三田 雄一郎
  • 野口 範子
  • 内田 理沙
  • 安原 小百合
  • 横大路 将
  • 白川 静乃
出願人
  • 学校法人同志社
発明の名称 セレノプロテインPの発現抑制剤及びその利用
発明の概要 【課題】本発明は、セレノプロテインPの発現を抑制する成分、特に天然に存在する植物に由来する成分を含む、新規セレノプロテインPの発現抑制剤を提供することを課題とする。また、セレノプロテインPの発現上昇に関連する疾患である肺動脈性肺高血圧症又は血管合併症の予防及び/又は治療剤を提供することも課題とする。そして、上記疾患の症状を改善するために用いられる飲食品組成物又は運動抵抗性を防止する飲食品組成物を提供することも課題とする。
【解決手段】CCDC遺伝子の発現を促す化合物を有効成分とするセレノプロテインPの発現抑制剤。前記化合物が、カテキン化合物、クルクミン化合物及び過酸化水素からなる群より選択される少なくとも一種である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


セレノプロテインPは、種々の疾患に関与することが知られている。例えば、肺動脈性肺高血圧症又は血管合併症の患者の体内には、セレノプロテインPの著量が蓄積していることが知られている。また、過剰なセレノプロテインPは血管内皮増殖因子(VEGF)による血管新生を抑制することも知られている(非特許文献1又は2)。また、セレノプロテインPの発現量が上昇することによって、運動による代謝が抑制される(これを「運動抵抗性」と呼ぶことがある。)という報告もされている(非特許文献3)。



3-オキシフラバンのポリオキシ誘導体の総称であるカテキン化合物は、茶等の天然に存在する成分であり、ヒトの健康の維持に有用な抗酸化作用を始めとする多数の作用を発揮することが報告されている。具体的には、抗ピロリ菌作用、LDLコレステロール若しくは中性脂肪の上昇を抑制する作用又は脂肪蓄積を防止する作用等である。また、ジフェニルヘプタノイド骨格を有するポリフェノール誘導体の総称であるクルクミン化合物は、例えばカレーのスパイスとして用いられるウコン等の天然に存在する成分であり、こちらも人の健康の維持に有用な抗酸化作用等を発揮することが報告されている。



このような食経験のある天然由来の植物に含まれる成分は、一般的に安全とされ、上記のような特定の効果を発揮する医薬品又は飲食品等の有効成分として用いることができる点で着目を浴びている。

産業上の利用分野


本発明は、セレノプロテインPの発現抑制剤に関する。また、本発明は肺動脈性肺高血圧症又は血管合併症の治療剤に関する。そして、本発明は肺動脈性肺高血圧症若しくは血管合併症の上昇を改善するために又は運動抵抗性を防止するために用いられる飲食品組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
CCDC遺伝子の発現を促す化合物を有効成分とする、セレノプロテインPの発現抑制剤。

【請求項2】
前記CCDC遺伝子の発現を促す化合物が、カテキン化合物、クルクミン化合物及び過酸化水素からなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の発現抑制剤。

【請求項3】
前記カテキン化合物が、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、及びエピガロカテキンガレートからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2に記載するセレノプロテインPの発現抑制剤。

【請求項4】
前記クルクミン化合物が、クルクミン、デメトキシクルクミン及びビスデメトキシクルクミンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2に記載するセレノプロテインPの発現抑制剤。

【請求項5】
前記クルクミン化合物が、クルクミンである、請求項4に記載するセレノプロテインPの発現抑制剤。

【請求項6】
CCDC遺伝子の発現を促す化合物を有効成分とする、肺動脈性肺高血圧症又は血管合併症の予防及び/又は治療剤。

【請求項7】
CCDC遺伝子の発現を促す化合物を有効成分とする、肺動脈性肺高血圧症若しくは血管合併症の症状を改善するために又は運動抵抗性を防止するために用いられる飲食品組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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