TOP > 国内特許検索 > 心筋分化促進剤、心筋分化促進方法

心筋分化促進剤、心筋分化促進方法

国内特許コード P190015917
整理番号 L18009
掲載日 2019年3月25日
出願番号 特願2018-142473
公開番号 特開2020-019718
出願日 平成30年7月30日(2018.7.30)
公開日 令和2年2月6日(2020.2.6)
発明者
  • ▲高▼谷 智英
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 心筋分化促進剤、心筋分化促進方法
発明の概要 【課題】新たな心筋分化促進剤を提供すること。
【解決手段】 本発明に係る心筋分化促進剤は、細胞又は個体に対して適用することにより筋分化を促進する活性を有するオリゴDNAを含む。前記オリゴDNAは好ましくは、5’TTAGGG3’又は5’TGAGGG3’で表されるコア塩基配列を含み、5’末端側に塩基配列AGA又は塩基配列AAGを有する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

わが国の心不全の患者数は約30万人にのぼる。心不全患者のうち、特に重症心不全に対する根本的治療法は、心臓移植及び人工心臓治療があるものの、ドナーの不足、人工心臓の耐久性等が問題となっている。かかる状況の下、心筋再生治療法の開発が熱望されている。心筋再生治療法の開発には、細胞の心筋への分化誘導技術が必要となる。

多能性幹細胞から心筋細胞への分化誘導に関する研究としては、例えば、マウスES細胞、霊長類ES細胞、マウスiPS細胞に、ヒストン脱アセチル化阻害剤であるトリコスタチンAを投与することで、これら多能性幹細胞の心筋分化を誘導できることが見出されている(非特許文献1-3)。

しかし、ヒストン脱アセチル化酵素は全ての細胞に存在しており、その阻害剤であるトリコスタチンAには神経幹細胞から神経細胞への分化を促進し星状細胞(アストロサイト)への分化を抑制する効果も報告されている(非特許文献4)。また、トリコスタチンAには抗腫瘍作用が認められているが、その作用機序の一端はトリコスタチンAが細胞周期を阻害することにあり、そのため、トリコスタチンを一定以上の濃度で投与すると正常な細胞に対して毒性を発揮することも広く知られている。

産業上の利用分野

本発明は、心筋分化促進剤、心筋分化促進方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
多能性幹細胞、多分化能性幹細胞、及び多能性幹細胞に由来する幹細胞からなる群より選択される少なくとも一種に対して適用することにより心筋への分化を促進する活性を有するオリゴDNAを含む心筋分化促進剤。

【請求項2】
前記オリゴDNAは、5’TTAGGG3’又は5’TGAGGG3’で表されるコア塩基配列が2以上連結している、請求項1記載の心筋分化促進剤。

【請求項3】
前記オリゴDNAは、5’TTAGGG3’で表されるコア塩基配列に5’TTAGGG3’又は5’TGAGGG3’で表されるコア塩基配列を連結して含む請求項2記載の心筋分化促進剤。

【請求項4】
前記オリゴDNAは、塩基配列5’TTAGGGTGAGGG3’を含む請求項3記載の心筋分化促進剤。

【請求項5】
前記オリゴDNAは、5’TTAGGG3’ 又は5’TGAGGG3’で表されるコア塩基配列を含み、5’末端側に塩基配列AGA又は塩基配列AAGを有する請求項1記載の心筋分化促進剤。

【請求項6】
哺乳類由来の多能性幹細胞、多分化能性幹細胞、及び多能性幹細胞に由来する幹細胞からなる群より選択される少なくとも一種に対して適用するための請求項1から5のいずれか1項に記載の心筋分化促進剤。

【請求項7】
前記オリゴDNAは5’TTAGGG3’で表されるコア塩基配列を含む請求項1記載の心筋分化促進剤。

【請求項8】
5’末端側に塩基配列AGA又は塩基配列AAGを有した請求項7記載の心筋分化促進剤。

【請求項9】
請求項1から8のいずれかの1項に記載の心筋分化促進剤を使用する心筋分化促進方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close