TOP > 国内特許検索 > クロスカップリング体の製造方法及びテトラハロゲノ鉄塩

クロスカップリング体の製造方法及びテトラハロゲノ鉄塩 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P190015973
整理番号 16058
掲載日 2019年4月19日
出願番号 特願2017-114017
公開番号 特開2018-203697
出願日 平成29年6月9日(2017.6.9)
公開日 平成30年12月27日(2018.12.27)
発明者
  • 山口 佳隆
  • 橋本 徹
出願人
  • 国立大学法人横浜国立大学
発明の名称 クロスカップリング体の製造方法及びテトラハロゲノ鉄塩 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】 ハロゲン化アルキルとアリールグリニヤール反応剤または亜鉛反応剤との新規なクロスカップリング体の製造方法を提供する。
【解決手段】ハロゲン化アルキルと、アリールグリニヤール反応剤または亜鉛反応剤とをクロスカップリング反応させてクロスカップリング体を製造する方法であって、クロスカップリング反応の反応触媒として、アンモニウム塩またはホスホニウム塩、及び、ハロゲン化鉄からなるテトラハロゲノ鉄塩を用いるクロスカップリング体の製造方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


クロスカップリング反応は、遷移金属触媒存在下、有機ハロゲン化物と有機金属反応剤を反応させて、新たな炭素-炭素結合を生成する反応の一つである。この反応では、希少金属元素であるパラジウムが触媒として主に用いられているが、2000年以降、元素戦略の観点から、代替金属として安価で毒性の低い鉄を触媒として用いた研究が盛んに行われている(非特許文献1)。



例えば、塩化鉄(III)と多座アミン配位子から成る触媒系や、塩化鉄(II)-ジホスフィン錯体触媒は、ハロゲン化アルキルと各種金属反応剤とのクロスカップリング反応において高い触媒活性を示すことが報告されている。しかしながら、これらの反応では、過剰量のアミン配位子の添加と金属反応剤の滴下速度の精密制御を必要とすることや、鉄錯体が酸化されやすいなど改善の余地があり問題点が残されたままである(非特許文献2、3)。



一方、Gaetnerらはイミダゾリウムカチオンをカウンターカチオンに持つ鉄塩錯体が、ハロゲン化アルキルとアリールグリニヤール反応剤とのクロスカップリング反応において高活性な触媒として機能することを報告している(非特許文献4)。

産業上の利用分野


本発明は、クロスカップリング体の製造方法及びテトラハロゲノ鉄塩に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ハロゲン化アルキルと、アリールグリニヤール反応剤または亜鉛反応剤とをクロスカップリング反応させてクロスカップリング体を製造する方法であって、
前記クロスカップリング反応の反応触媒として、アンモニウム塩またはホスホニウム塩、及び、ハロゲン化鉄からなるテトラハロゲノ鉄塩を用いるクロスカップリング体の製造方法。

【請求項2】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(1)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化1】


(式(1)において、R1~R4は、それぞれ、H(水素)、C1からC8までのアルキル基、芳香環または複素環である。X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項3】
前記式(1)のテトラハロゲノ鉄塩が、下記式(2)で製造される請求項2に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化2】


(式(2)において、R1~R4は、それぞれ、H(水素)、C1からC8までのアルキル基、芳香環または複素環である。Xa1~Xa3、Xb、及びX1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項4】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(3)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化3】


(式(3)において、X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項5】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(21)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化4】


(式(21)において、X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項6】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(4)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化5】


(式(4)において、X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項7】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(5)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化6】


(式(5)において、R1~R4は、それぞれ、H(水素)、C1からC8までのアルキル基、芳香環または複素環である。X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項8】
前記式(5)のテトラハロゲノ鉄塩が、下記式(6)で製造される請求項7に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化7】


(式(6)において、R1~R4は、それぞれ、H(水素)、C1からC8までのアルキル基、芳香環または複素環である。Xa1~Xa4及びX1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項9】
前記テトラハロゲノ鉄塩が、下記式(7)で示される請求項1に記載のクロスカップリング体の製造方法。
【化8】


(式(7)において、X1~X4は、それぞれ、F、Cl、BrまたはIである。)

【請求項10】
ハロゲン化アルキルと、アリールグリニヤール反応剤または亜鉛反応剤とをクロスカップリング反応させてクロスカップリング体を製造する方法における、前記クロスカップリング反応の反応触媒として用いられる下記式(8)で示されるテトラハロゲノ鉄塩。
【化9】



【請求項11】
ハロゲン化アルキルと、アリールグリニヤール反応剤または亜鉛反応剤とをクロスカップリング反応させてクロスカップリング体を製造する方法における、前記クロスカップリング反応の反応触媒として用いられる下記式(22)で示されるテトラハロゲノ鉄塩。
【化10】


国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
※ 掲載特許について詳しくお知りになりたい方はHPの「お問い合わせ」ページにてお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close