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自己免疫疾患の治療又は予防剤

国内特許コード P190015995
整理番号 (S2017-0966-N0)
掲載日 2019年4月25日
出願番号 特願2018-139533
公開番号 特開2019-031481
出願日 平成30年7月25日(2018.7.25)
公開日 平成31年2月28日(2019.2.28)
優先権データ
  • 特願2017-152876 (2017.8.8) JP
発明者
  • 奥 直人
  • 清水 広介
出願人
  • 静岡県公立大学法人
  • 国立大学法人浜松医科大学
発明の名称 自己免疫疾患の治療又は予防剤
発明の概要 【課題】自己免疫疾患を治療又は予防することができる新規な技術を提供する。
【解決手段】 自己抗原が原因となる自己免疫疾患の治療又は予防剤であって、自己抗原に応答する免疫細胞に障害を与える薬物と、薬物が封入されている薬物担体と、薬物担体の表面に結合しているリンカー分子と、リンカー分子を介して薬物担体の表面に保持されている自己抗原とを有する薬物送達体と、を備える自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


自己免疫疾患は、自身を構成する成分(自己抗原)に免疫細胞が応答し、自身の臓器や組織などを免疫細胞が損傷する疾患である。この自己免疫疾患に対して効果を示す薬物としては、免疫抑制剤やステロイドが知られている。しかしながら、これらの薬物は、自己抗原に対して応答する免疫細胞や、損傷により変異した細胞だけでなく、正常な細胞にまで作用してしまうため、副作用を生じさせることが知られている。



薬物送達システム(DrugDeliverySystem:DDS)は、薬物を目的部位に選択的に送達するための技術の総称である。この薬物送達システムでは、薬物を目的部位に選択的に送達するために、リポソームや高分子ミセルなどの薬物担体に薬物を封入して得られる薬物送達体を使用するとともに、該薬物送達体について目的部位を標的化している(例えば、特許文献1)。目的部位の標的化は、目的部位に特異的に結合する糖鎖などの機能性分子を、薬物担体の表面に形成することにより行われる。標的化した薬物送達体は、機能性分子と目的部位との特異的な結合により、薬物を目的部位に選択的に送達することができ、薬物による副作用を抑制することができる。



特許文献2には、E-セレクチン,L-セレクチン,およびP-セレクチンのいずれかが発現している細胞を標的とし、E-セレクチン等に結合する所定の糖鎖を用いて標的化した免疫抑制剤やステロイドを封入したリポソームを含む自己免疫疾患の治療剤が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、自己免疫疾患の治療又は予防剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
自己抗原が原因となる自己免疫疾患の治療又は予防剤であって、
前記自己抗原に応答する免疫細胞に障害を与える薬物と、
前記薬物が封入されている薬物担体と、前記薬物担体の表面に結合しているリンカー分子と、前記リンカー分子を介して前記薬物担体の表面に保持されている前記自己抗原とを有する薬物送達体と、を備える自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項2】
前記薬物担体が、リポソームである請求項1に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項3】
前記免疫細胞が、T細胞である請求項1又は2に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項4】
前記自己免疫疾患が、臓器特異的自己免疫疾患である請求項1から3のいずれか一つに記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項5】
前記臓器特異的自己免疫疾患が、多発性硬化症であり、
前記自己抗原が、配列表の配列番号2で表されるミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質のアミノ酸配列の少なくとも一部分と同じアミノ酸配列のペプチドである請求項4に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項6】
前記自己抗原が、配列表の配列番号4で表されるアミノ酸配列のMOG35-55である請求項5に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項7】
前記臓器特異的自己免疫疾患が、多発性硬化症または実験的自己免疫性脳脊髄炎であり、
前記自己抗原が、配列表の配列番号1で表されるミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質のアミノ酸配列の少なくとも一部分と同じアミノ酸配列のペプチドである請求項4に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。

【請求項8】
前記自己抗原が、配列表の配列番号3で表されるアミノ酸配列のMOG35-55である請求項7に記載の自己免疫疾患の治療又は予防剤。


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018139533thum.jpg
出願権利状態 公開
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