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マイクロファイバーを用いた血中循環細胞の捕捉及び回収用材料及び当該材料を用いる方法 NEW

国内特許コード P190016014
整理番号 (S2016-0716-N0)
掲載日 2019年5月9日
出願番号 特願2018-514680
出願日 平成29年4月26日(2017.4.26)
国際出願番号 JP2017016623
国際公開番号 WO2017188346
国際出願日 平成29年4月26日(2017.4.26)
国際公開日 平成29年11月2日(2017.11.2)
優先権データ
  • 特願2016-089023 (2016.4.27) JP
発明者
  • 高井 まどか
  • 寺村 裕治
  • 植木 貴之
  • 吉原 彬文
  • 近藤 康人
出願人
  • 国立大学法人 東京大学
発明の名称 マイクロファイバーを用いた血中循環細胞の捕捉及び回収用材料及び当該材料を用いる方法 NEW
発明の概要 【課題】 特定の細胞を効率的に捕捉及び回収するための材料、及び当該材料を用いた細胞の捕捉及び回収方法を提供する。
【解決手段】 マイクロファイバーよりなる不織布を基材とする細胞の捕捉及び回収用材料であって、前記マイクロファイバーが、特定の酵素によって切断され得るペプチド部位及び当該ペプチド部位に連結された細胞接着性部位を有するポリペプチドによって修飾されていることを特徴とする、該材料。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


血中循環癌細胞(CTC:Circulating Tumor Cells)は、原発巣または転移巣から剥離し血中に遊離した癌細胞であり、癌に侵された患者で多く確認される。近年の研究によって、かかるCTCが治療効果や癌の進行度の指標となる事が分かってきており、そのため、当該CTC細胞の検出及びそれによる癌遺伝子等の診断を行うことは、診断治療分野において重要な技術となっている。



従来のCTCの検出系としては、米国Veridex社の開発したシステム等が存在するが、当該システムでは、全血に対しCTCの濃縮を行い、腫瘍細胞に対して免疫染色を行った後、自動化蛍光顕微鏡を用いて腫瘍細胞の計数が行われるため、大型の装置、繁雑な手順が検出に必要であり、しかも患者の血液を採取してから検査結果が出るまでに数日の期間が必要となる。一方、マイクロ流路デバイスを用いてCTCを検出する系も試みられているが(例えば、特許文献1)、安定なサンプル導入を行うためのポンプ等の外部設備が必要であり、サンプルを極少量ずつ導入する必要があるため測定に時間を要するという課題があった。さらに、一般に、血液中に存在する膨大な数の正常細胞の中から非常に少数のCTC(全血10ml中に数個から数百個程度)を高感度に検出することは難しく、また、捕捉したCTCを非破壊で回収することは困難であった。



したがって、より簡便で迅速に検査結果を伝える事が可能なCTC検査方法の確立が強く求められている。



【非特許文献1】
特開2011-163830号公報

産業上の利用分野


本発明は、特定の細胞、特に血中循環細胞を効率的に捕捉及び回収するための材料、及び当該材料を用いた細胞の捕捉及び回収方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
マイクロファイバーよりなる不織布を基材とする細胞の捕捉及び回収用材料であって、前記マイクロファイバーが、特定の酵素によって切断され得るペプチド部位及び当該ペプチド部位に連結された細胞接着性部位を有するポリペプチドによって修飾されていることを特徴とする、該材料。

【請求項2】
前記マイクロファイバーが、ポリスチレンマイクロファイバーである、請求項1に記載の材料。

【請求項3】
前記不織布が、5~20μmの範囲のポアサイズを有する、請求項1又は2に記載の材料。

【請求項4】
前記不織布が、1~3μmのファイバー径を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の材料。

【請求項5】
前記酵素がコラゲナーゼ又はトリプシンであり、前記ペプチド部位が当該コラゲナーゼ又はトリプシンに認識されるペプチド配列を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の材料。

【請求項6】
前記ペプチド部位と前記細胞接着性部位との間に親水性スペーサーを有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の材料。

【請求項7】
前記細胞接着性部位が、細胞接着性を有する抗体又はアプタマーである、請求項1~6のいずれか1項に記載の材料。

【請求項8】
前記細胞接着性を有する抗体が、マレイミド標識抗体である、請求項7に記載の材料。

【請求項9】
前記細胞接着性を有する抗体が、抗EpCAM抗体である、請求項7に記載の材料。

【請求項10】
前記細胞が、血中循環癌細胞である、請求項1~9のいずれか1項に記載の材料。

【請求項11】
請求項1~10のいずれか1項に記載の材料を用いて、細胞の捕捉及び回収を行う方法であって、
a)試料を前記材料と接触させて、前記試料中の細胞を捕捉する工程、
b)前記材料を酵素で処理することにより、前記材料に捕捉された前記細胞を剥離する工程、及び
c)前記剥離した細胞を回収する工程
を含むことを特徴とする、該方法。

【請求項12】
前記試料が、血液である、請求項11に記載の方法。

【請求項13】
前記工程a)が、前記試料を前記材料によって吸引ろ過を行うことを含む、請求項11又は12に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018514680thum.jpg
出願権利状態 公開


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