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子宮肉腫検出用血液マーカー、子宮肉腫検出用キット、および、子宮肉腫診断のためのデータの取得方法 UPDATE コモンズ

国内特許コード P190016106
整理番号 FU847
掲載日 2019年6月12日
出願番号 特願2018-239656
公開番号 特開2019-070658
出願日 平成30年12月21日(2018.12.21)
公開日 令和元年5月9日(2019.5.9)
発明者
  • 水谷 哲也
  • 宮本 薫
  • 河邉 真也
  • 石兼 真
  • 吉田 好雄
  • 福田 真
  • 山本 真
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 子宮肉腫検出用血液マーカー、子宮肉腫検出用キット、および、子宮肉腫診断のためのデータの取得方法 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】子宮肉腫検出用マーカー、子宮肉腫検出用キット、および、子宮肉腫診断のためのデータの取得方法を提供する。
【解決手段】子宮肉腫を患っている患者の血液では、子宮筋腫をはじめとする他の病気を患っている患者の血液と比較して、プログラニュリン蛋白質の濃度が有意に高いことを見出した。また、子宮肉腫検出用キットは、プログラニュリン蛋白質と特異的に相互作用する物質を備えており、上記プログラニュリン蛋白質と特異的に相互作用する物質が、抗プログラニュリン抗体、ソルチリン、または、腫瘍壊死因子受容体Toll様受容体-9である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

良性腫瘍である子宮筋腫と、悪性腫瘍である子宮肉腫とでは、治療方法が異なる。例えば、子宮筋腫は、成人女性10万人あたり約3万人に見出される良性腫瘍であって、投薬によって治療され得、症状によっては経過観察されることもある。一方、子宮肉腫は、成人女性10万人あたり約2人に見出される悪性腫瘍であって、転移等を生じて予後が悪く、早期に摘出する必要がある。それ故に、患者が子宮筋腫または子宮肉腫の何れを患っているのか早期に鑑別して、治療の初期段階にて患者に適した治療方法を選択することが重要である。

従来から、子宮筋腫と子宮肉腫との鑑別にMRI(magnetic resonance imaging)による画像診断が用いられているが、画像診断のみでは両者の鑑別が困難な場合がある。このような場合には、患者から組織を採取して病理組織検査が行われるが、病理組織検査には、煩雑な手間と時間とを要する。また、病理組織検査は、患者から組織を採取する必要があるため、患者の体にかかる負担が大きく、発生頻度が低い子宮肉腫の検査としては現実的な検査ではない。

そこで、従来から、血液中に存在する、子宮肉腫を検出するためのマーカーの探索が行われている。例えば、非特許文献1には、子宮肉腫(具体的には、uterine sarcoma)のマーカーとして、GDF-15(Growth differentiation factor-15)が記載されている。非特許文献2には、子宮筋腫(具体的には、uterine endometrial carcinoma)のマーカーとして、ミッドカイン(Midkine)が記載されているものの、子宮肉腫のマーカーは、記載されていない。

産業上の利用分野

本発明は、子宮肉腫検出用血液マーカー、子宮肉腫検出用キット、および、子宮肉腫診断のためのデータの取得方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
プログラニュリン蛋白質を含んでいることを特徴とする、子宮肉腫検出用血液マーカー。

【請求項2】
上記プログラニュリン蛋白質は、以下の(3)または(4)の蛋白質であることを特徴とする、請求項1に記載の子宮肉腫検出用血液マーカー:
(3)配列番号3に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質;
(4)配列番号3に示されるアミノ酸配列において、10個以下のアミノ酸が、置換、欠失、挿入、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、プログラニュリン蛋白質としての活性を有する蛋白質。

【請求項3】
プログラニュリン蛋白質と特異的に相互作用する物質を備えており、
上記プログラニュリン蛋白質と特異的に相互作用する物質が、抗プログラニュリン抗体、ソルチリン、または、腫瘍壊死因子受容体Toll様受容体-9であることを特徴とする、子宮肉腫検出用キット。

【請求項4】
上記プログラニュリン蛋白質と特異的に相互作用する物質が、抗プログラニュリン抗体であることを特徴とする、請求項3に記載の子宮肉腫検出用キット。

【請求項5】
上記プログラニュリン蛋白質は、以下の(3)または(4)の蛋白質であることを特徴とする、請求項3または4に記載の子宮肉腫検出用キット:
(3)配列番号3に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質;
(4)配列番号3に示されるアミノ酸配列において、10個以下のアミノ酸が、置換、欠失、挿入、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、プログラニュリン蛋白質としての活性を有する蛋白質。

【請求項6】
生体から取得された血液中の、プログラニュリン蛋白質を検出する検出工程を有することを特徴とする、子宮肉腫診断のためのデータの取得方法。

【請求項7】
上記プログラニュリン蛋白質は、以下の(3)または(4)の蛋白質であることを特徴とする、請求項6に記載の子宮肉腫診断のためのデータの取得方法:
(3)配列番号3に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質;
(4)配列番号3に示されるアミノ酸配列において、10個以下のアミノ酸が、置換、欠失、挿入、および/または付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、プログラニュリン蛋白質としての活性を有する蛋白質。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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