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腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤 UPDATE

国内特許コード P190016154
整理番号 H28-068
掲載日 2019年6月25日
出願番号 特願2017-145535
公開番号 特開2019-026577
出願日 平成29年7月27日(2017.7.27)
公開日 平成31年2月21日(2019.2.21)
発明者
  • 水野 拓也
  • 伊賀瀬 雅也
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤 UPDATE
発明の概要 【課題】腫瘍溶解性ウイルス療法において、抗腫瘍効果を増強する薬剤を探索することを目的とする。
【解決手段】ATMキナーゼ阻害剤を有効成分とし、腫瘍溶解性ウイルスと併用して投与される腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤を用いる。ATMキナーゼ阻害剤が、(2R,6S-rel)-2,6-ジメチル-N-[5-[6-(4-モルフォリニル)-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル]-9H-チオキサンテン-2-イル]-4-モルフォリンアセトミド若しくは2-モルフォリン-4-イル-6-チアントレン-1-イル-ピラン-4-オン、又はこれらの薬学的に許容される塩であることであることが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要

近年、医療においては、腫瘍癌細胞に感染して腫瘍癌細胞を死に至らしめる腫瘍溶解性ウイルスを用いた療法についての研究が進んでいる。例えば細胞表面分子に特異的な単鎖可変フラグメント(scFv)と、腫瘍抗原に特異的なscFvとを含む二部分分子をコードする、腫瘍溶解性ウイルスを用いた癌の治療方法(特許文献1参照)が開示されている。

また、腫瘍溶解性ウイルスの治療効果を高めるための研究も進んでいる。たとえば、(a)固形腫瘍細胞を選択的に殺すことが可能である腫瘍溶解性ウイルスを有効量、固形腫瘍内若しくはその近傍に導入する工程、ならびに(b)固形腫瘍部位でのもしくはその近傍での局所的な免疫反応を抑制する工程を含む、対象の固形腫瘍を治療しまたは改善させる方法(特許文献2参照)が開示されている。さらに、ヒトの多発性骨髄腫に対して、レオウイルスとヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤とを併用する方法(特許文献3、非特許文献1参照)や、ヒトの胃癌に対して、レオウイルスとHER2タンパク質に結合する抗体医薬トラスツマブとを併用する方法(非特許文献2参照)が開示されている。

上記腫瘍溶解性ウイルスを用いた治療法は、医療・獣医療ともに、いくつかの腫瘍に対しては一定の抗腫瘍効果を示すものの、完治に至らず、相乗効果を示す併用薬の探索が進められている。

産業上の利用分野

本発明は、腫瘍溶解性ウイルスと併用して投与される、腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ATMキナーゼ阻害剤を有効成分とし、腫瘍溶解性ウイルスと併用して投与されることを特徴とする腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤。

【請求項2】
ATMキナーゼ阻害剤が、(2R,6S-rel)-2,6-ジメチル-N-[5-[6-(4-モルフォリニル)-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル]-9H-チオキサンテン-2-イル]-4-モルフォリンアセトミド若しくは2-モルフォリン-4-イル-6-チアントレン-1-イル-ピラン-4-オン、又はこれらの薬学的に許容される塩であることを特徴とする請求項1記載の腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤。

【請求項3】
腫瘍溶解性ウイルスが、腫瘍溶解性レオウイルスであることを特徴とする請求項1又は2記載の腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤。

【請求項4】
腫瘍が、イヌの腫瘍であることを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤。

【請求項5】
腫瘍が、悪性黒色腫であることを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤。

【請求項6】
請求項1~5のいずれか記載の腫瘍溶解性ウイルスの抗腫瘍効果増強剤と腫瘍溶解性ウイルスとを含む悪性腫瘍の予防又は治療のためのキット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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