TOP > 国内特許検索 > トリパノソーマ関連疾患治療薬、トリパノソーマ原虫の殺虫方法およびその利用

トリパノソーマ関連疾患治療薬、トリパノソーマ原虫の殺虫方法およびその利用 NEW 外国出願あり

国内特許コード P190016275
整理番号 08193
掲載日 2019年8月21日
出願番号 特願2013-211448
公開番号 特開2015-074629
登録番号 特許第6245570号
出願日 平成25年10月8日(2013.10.8)
公開日 平成27年4月20日(2015.4.20)
登録日 平成29年11月24日(2017.11.24)
発明者
  • 御子柴 克彦
  • 奈良 武司
  • 橋本 宗明
出願人
  • 国立研究開発法人理化学研究所
  • 学校法人順天堂
発明の名称 トリパノソーマ関連疾患治療薬、トリパノソーマ原虫の殺虫方法およびその利用 NEW 外国出願あり
発明の概要 【課題】従来とは異なるメカニズムを利用したトリパノソーマ関連疾患治療薬、トリパノソーマ原虫の感染阻止または殺虫方法、およびその利用を提供する。
【解決手段】本発明のトリパノソーマ関連疾患治療薬は、トリパノソーマ原虫のイノシトール1,4,5-三リン酸受容体タンパク質の発現を抑制するアンチセンスオリゴヌクレオチドを薬効成分とする。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要 トリパノソーマ症(trypanosomiasis)をはじめとするトリパノソーマ関連疾患は、鞭毛虫類キネトプラスト門トリパノソーマ属の原虫が感染することによって発症する疾病の総称である。毎年多数のヒトおよび家畜をはじめとする動物が、トリパノソーマ関連疾患によって死亡していることが報告されており、トリパノソーマ原虫による被害は甚大かつ深刻である。

これまでに、いくつかのトリパノソーマ関連疾患治療薬が開発されているが、早期治療が大前提であり、強い副作用および耐性虫の出現等の問題がある。また、ワクチンは開発されておらず、未だ有効な治療薬および治療法は確立されていない。

疾患の治療として、疾患に応答する遺伝子をサイレンシングすることによって働くオリゴヌクレオチド用いた治療は、最先端技術として知られている。そのような治療法として、例えば、dsRNAを用いたRNA干渉法を用いた治療が挙げられる(非特許文献1)。

しかしながら、トリパノソーマ原虫の一種で、アメリカトリパノソーマ症(シャーガス病)の病原体であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)において、媒介昆虫寄生型のエピマスティゴートおよび哺乳類の細胞内増殖期型のアマスティゴートの何れにおいても、dsRNAは分解され、RNA干渉を行うことができないことが報告されている(非特許文献2)。
産業上の利用分野 本発明はトリパノソーマ関連疾患治療薬、トリパノソーマ原虫の感染阻止または殺虫方法、およびその利用に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】
トリパノソーマ関連疾患治療薬であって、
トリパノソーマ原虫のイノシトール1,4,5-三リン酸受容体タンパク質の発現を抑制するアンチセンスオリゴヌクレオチドを薬効成分とする、トリパノソーマ関連疾患治療薬。

【請求項2】
上記アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号1に示す塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、配列番号2に示す塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、配列番号3に示す塩基配列を含むオリゴヌクレオチド、および配列番号4に示す塩基配列を含むオリゴヌクレオチドからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1に記載のトリパノソーマ関連疾患治療薬。

【請求項3】
上記アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号1に示す塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、配列番号2に示す塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、配列番号3に示す塩基配列からなるオリゴヌクレオチド、および配列番号4に示す塩基配列からなるオリゴヌクレオチドからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1または2に記載のトリパノソーマ関連疾患治療薬。

【請求項4】
上記アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号1~4に示す塩基配列の何れか1つ
と90%以上の配列同一性を有する塩基配列を含むオリゴヌクレオチドである、請求項1に記載のトリパノソーマ関連疾患治療薬。

【請求項5】
トリパノソーマ原虫のイノシトール1,4,5-三リン酸受容体タンパク質の発現を抑制するための薬剤であって、
上記イノシトール1,4,5-三リン酸受容体タンパク質の発現を抑制するアンチセンスオリゴヌクレオチドを有効成分とする、薬剤。

【請求項6】
トリパノソーマ原虫の感染阻止または殺虫方法であって、
請求項5に記載の薬剤を、ヒトの体外に存在するトリパノソーマ原虫に対して、有効量供給する工程を含んでいる、トリパノソーマ原虫の感染阻止または殺虫方法。

【請求項7】
トリパノソーマ関連疾患への二次感染の防止方法であって、
トリパノソーマ原虫が感染した血液または感染の虞がある血液であって、ヒトの体外に存在するものに対して、請求項5に記載の薬剤を供給する工程を含んでいる、トリパノソーマ関連疾患への二次感染の防止方法。
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close