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(In Japanese)免疫調節剤 NEW_EN

Patent code P190016335
File No. (S2016-0969-N0)
Posted date Aug 27, 2019
Application number P2018-534421
Date of filing Aug 17, 2017
International application number JP2017029518
International publication number WO2018034318
Date of international filing Aug 17, 2017
Date of international publication Feb 22, 2018
Priority data
  • P2016-160573 (Aug 18, 2016) JP
Inventor
  • (In Japanese)新藏 礼子
  • (In Japanese)山本 晃大
Applicant
  • (In Japanese)国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
  • (In Japanese)日東薬品工業株式会社
Title (In Japanese)免疫調節剤 NEW_EN
Abstract (In Japanese)本発明は、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物を提供する。より具体的には、B細胞の選択的IgAクラススイッチを誘導する物質を含む、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物を提供する。B細胞の選択的IgAクラススイッチを誘導する物質としては、PKC活性化剤を使用することができる。また、B細胞の選択的IgAクラススイッチを誘導する物質を含む組成物は、粘膜アジュバントとしても有用となりうる。
Outline of related art and contending technology (In Japanese)

花粉症や喘息などのアレルギー疾患は、先進国において多くの人を悩ましている。アレルギーは、無害の抗原アレルゲンに対する過剰な免疫応答の有害な結果と考えられる。IgE抗体はアレルギー応答の中心的なメディエーターであるため、アレルギー治療の多くはIgE応答阻害をターゲットとしているが、アレルギー疾患に対する根本的な治療法はいまだ確立されておらず、現在の薬物療法は抗ヒスタミン剤やステロイドなどすべて対症療法である(非特許文献1)。

アレルギー疾患は免疫系のアンバランスが原因であるという考えから、経口免疫による減感作療法などの免疫療法の試みもあるが、いまだ確立された治療法にはなっていない。アレルギーの原因物質への暴露を避けるために例えば食物アレルギーには除去食療法が有効と考えられているが、知らずに微量を摂取することで激しいアレルギー症状が起こる症例もあり、根本的治療の開発が待たれている。

IgE抗体が関与するI型アレルギーにおいては花粉やハウスダスト、食物などの抗原が体内に侵入して、それらに特異的なIgE抗体が産生される。原因は不明であるが、Th2反応にバランスが偏っていることでIgE抗体の産生が亢進するといわれている。次にこれらのアレルゲン特異的なIgE抗体が好塩基球や肥満細胞上の高親和性IgE受容体に結合する。さらにこの状態にある時にアレルゲンが体内に侵入すると、アレルゲンが細胞表面上のIgEを架橋することで好塩基球や肥満細胞から化学伝達物質が放出され、いわゆるアレルギー症状が起こる。IgEを標的としたヒト化モノクローナル抗体であるオマリズマブが、喘息の患者において使用されている(非特許文献2)。現時点では、各段階の免疫反応を抑制する薬物を対症療法として投与することが一般的であるが、十分な治療薬とはなっていない。

Field of industrial application (In Japanese)

本願は、特願2016-160573号(出願日:2016年8月18日)の優先権の利益を享受する出願であり、これは引用することによりその全体が本明細書に取り込まれる。

本発明は、免疫の調節に関する。より詳細には、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物に関し、特にB細胞において選択的なIgAクラススイッチを誘導するための組成物に関する。さらに詳細には、PKC活性化剤を含む、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物に関する。また、本発明は粘膜アジュバント組成物にも関する。

Scope of claims (In Japanese)
【請求項1】
 
ブリオスタチン1を含む、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物。

【請求項2】
 
CD40を含まない、請求項1記載の医薬組成物。

【請求項3】
 
ブリオスタチン1を含む、粘膜アジュバント組成物。

【請求項4】
 
粘膜アジュバントとしてブリオスタチン1を含有する、粘膜ワクチン組成物。

【請求項5】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質を含有し、該選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質がブリオスタチン1である、免疫調節剤。

【請求項6】
 
有効成分としてブリオスタチン1を含有する、選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導するための組成物。

【請求項7】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質を含む、アレルギー性疾患の治療または予防に用いるための医薬組成物。

【請求項8】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、PKC活性化剤である、請求項7記載の医薬組成物。

【請求項9】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、ホルボール誘導体またはマクロラクトン誘導体である、請求項7または8記載の医薬組成物。

【請求項10】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質がインドラクタムVもしくはその誘導体、PMAまたはその誘導体、またはブリオスタチンもしくはその誘導体である、請求項7または8記載の医薬組成物。

【請求項11】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、以下の化合物から成る群より選択される、請求項7または8記載の医薬組成物:
ホルボール12-ミリスタート13-アセタート(Phorbol 12-myristate 13-acetate)(PMA)、サピントキシンD、ROPA(Resiniferonol-9,13,14-orthophenyl acetate)、プロストラチン、ネリスタチン、ブリオスタチン1、ブリオスタチン2、ブリオスタチン3、ブリオスタチン4、ブリオスタチン5、ブリオスタチン6、ブリオスタチン7、ブリオスタチン8、ブリオスタチン9、ブリオスタチン10、ブリオスタチン11、ブリオスタチン12、ブリオスタチン13、ブリオスタチン14、ブリオスタチン15、ブリオスタチン16、ブリオスタチン17、ブリオスタチン18、ブリオスタチン19、ブリオスタチン20、FR236924、(-)-インドラクタムV、PEP005、ホルボール12,13-ジブチラート(Phorbol 12,13-dibutyrate)、SC-9、SC-10、1-オレオイル-2-アセチル-sn-グリセロール(1-Oleoyl-2-acetyl-sn-glycerol)、1-O-ヘキサデシル-2-O-アラキドニル-sn-グリセロール(1-O-Hexadecyl-2-O-arachidonyl-sn-glycerol)、1,2-ジオクタノイル-sn-グリセロール(1,2-Dioctanoyl-sn-glycerol)、PIP2、レシニフェラトキシン(Resiniferatoxin)、ホルボール12,13-ジヘキサノアート(Phorbol 12,13-Dihexanoate)、メゼレイン(Mezerein)、インゲノール3-アンゲラート(Ingenol 3-Angelate)、RHC-80267、DCP-LA、リポキシンA4(Lipoxin A4)、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸、シクロプロパン化多価不飽和脂肪アルコール、シクロプロパン化一不飽和脂肪アルコール、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸エステル、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸エステル、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸サルフェート、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸サルフェート、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸ホスフェート、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸ホスフェート、イソプレノイド、オクチリンドラクタムV、グニジマクリン、イリパリダール、インゲノール、ナフタレンスルホンアミド、線維芽細胞成長因子18(FGF-18)、インスリン成長因子、ブリオログ、オカダ酸、ジアシルグリセロール(DAG)、ホスファチジルセリン(PS)、DOG(1,2-dioctanoyl-sn-glycerol)、OAG(1-oleoyl-2-acetyl-sn-glycerol)、(2S,5S)-(E,E)-8-(5-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,4-ペンタジエノイルアミノ)ベンゾラクタム、オレイン酸、8S-HETE、クエン酸クロミフェン、オレイン酸ナトリウム、ホルボール12,13-ジアセテート、ホルボール12,13-ジデカノエート、1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロール、1-ステアロイル-2-リノレオイル-sn-グリセロール、ホルボール12,13-ジヘキサノエート、レジニフェロノール9,13,14-オルト-フェニルアセテート、C-8セラミド、1,6-ビス(シクロヘキシルオキシミノカルボニルアミノ)ヘキサン、(+/-)-L-オレオイル-2-アセチルグリセロール、ゾレドロン酸一水和物、12-デオキシホルボ13-アンゲラート20-アセテート、6-(N-デシルアミノ)-4-ヒドロキシメチルインドール、4α-ホルボール12,13-ジブチレート、1,2-ジヘキサノイル-sn-グリセロール、ゾレドロン酸二ナトリウム四水和物、アラキドン酸メチルエステル、アラキドン酸-d8、De-OMe-DAT、Aplog-1および10-Me-Aplog-1。

【請求項12】
 
経鼻投与用、経口投与用、吸入投与用、点眼投与用、または経皮投与用である、請求項7~11のいずれか一項記載の医薬組成物。

【請求項13】
 
アレルギー性疾患が、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、 アレルギー性胃腸炎、気管支喘息、小児喘息、食物アレルギー、薬物アレルギー、および蕁麻疹から成る群より選択される、請求項7~12のいずれか一項記載の医薬組成物。

【請求項14】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質を含む、粘膜アジュバント組成物。

【請求項15】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、PKC活性化剤である、請求項14記載の粘膜アジュバント組成物。

【請求項16】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、ホルボール誘導体、マクロラクトン誘導体である、請求項14または15記載の粘膜アジュバント組成物。

【請求項17】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質がインドラクタムVもしくはその誘導体、PMAもしくはその誘導体、またはブリオスタチンもしくはその誘導体である、請求項14または15記載の粘膜アジュバント組成物。

【請求項18】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、以下の化合物から成る群より選択される、請求項14または15記載の粘膜アジュバント組成物:
ホルボール12-ミリスタート13-アセタート(Phorbol 12-myristate 13-acetate)(PMA)、サピントキシンD、ROPA(Resiniferonol-9,13,14-orthophenyl acetate)、プロストラチン、ネリスタチン、ブリオスタチン1、ブリオスタチン2、ブリオスタチン3、ブリオスタチン4、ブリオスタチン5、ブリオスタチン6、ブリオスタチン7、ブリオスタチン8、ブリオスタチン9、ブリオスタチン10、ブリオスタチン11、ブリオスタチン12、ブリオスタチン13、ブリオスタチン14、ブリオスタチン15、ブリオスタチン16、ブリオスタチン17、ブリオスタチン18、ブリオスタチン19、ブリオスタチン20、FR236924、(-)-インドラクタムV、PEP005、ホルボール12,13-ジブチラート(Phorbol 12,13-dibutyrate)、SC-9、SC-10、1-オレオイル-2-アセチル-sn-グリセロール(1-Oleoyl-2-acetyl-sn-glycerol)、1-O-ヘキサデシル-2-O-アラキドニル-sn-グリセロール(1-O-Hexadecyl-2-O-arachidonyl-sn-glycerol)、1,2-ジオクタノイル-sn-グリセロール(1,2-Dioctanoyl-sn-glycerol)、PIP2、レシニフェラトキシン(Resiniferatoxin)、ホルボール12,13-ジヘキサノアート(Phorbol 12,13-Dihexanoate)、メゼレイン(Mezerein)、インゲノール3-アンゲラート(Ingenol 3-Angelate)、RHC-80267、DCP-LA、リポキシンA4(Lipoxin A4)、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸、シクロプロパン化多価不飽和脂肪アルコール、シクロプロパン化一不飽和脂肪アルコール、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸エステル、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸エステル、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸サルフェート、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸サルフェート、シクロプロパン化多価不飽和脂肪酸ホスフェート、シクロプロパン化一不飽和脂肪酸ホスフェート、イソプレノイド、オクチリンドラクタムV、グニジマクリン、イリパリダール、インゲノール、ナフタレンスルホンアミド、線維芽細胞成長因子18(FGF-18)、インスリン成長因子、ブリオログ、オカダ酸、ジアシルグリセロール(DAG)、ホスファチジルセリン(PS)、DOG(1,2-dioctanoyl-sn-glycerol)、OAG(1-oleoyl-2-acetyl-sn-glycerol)、(2S,5S)-(E,E)-8-(5-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)-2,4-ペンタジエノイルアミノ)ベンゾラクタム、オレイン酸、8S-HETE、クエン酸クロミフェン、オレイン酸ナトリウム、ホルボール12,13-ジアセテート、ホルボール12,13-ジデカノエート、1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロール、1-ステアロイル-2-リノレオイル-sn-グリセロール、ホルボール12,13-ジヘキサノエート、レジニフェロノール9,13,14-オルト-フェニルアセテート、C-8セラミド、1,6-ビス(シクロヘキシルオキシミノカルボニルアミノ)ヘキサン、(+/-)-L-オレオイル-2-アセチルグリセロール、ゾレドロン酸一水和物、12-デオキシホルボ13-アンゲラート20-アセテート、6-(N-デシルアミノ)-4-ヒドロキシメチルインドール、4α-ホルボール12,13-ジブチレート、1,2-ジヘキサノイル-sn-グリセロール、ゾレドロン酸二ナトリウム四水和物、アラキドン酸メチルエステル、アラキドン酸-d8、De-OMe-DAT、Aplog-1および10-Me-Aplog-1。

【請求項19】
 
請求項14~18のいずれか一項に記載の粘膜アジュバント組成物を含有する、粘膜ワクチン組成物。

【請求項20】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質を含有する、免疫調節剤。

【請求項21】
 
選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導する物質が、PKC活性化剤である、請求項20記載の免疫調節剤。

【請求項22】
 
有効成分としてPKC活性化剤を含有する、選択的なIgAクラススイッチをB細胞において誘導するための組成物。
IPC(International Patent Classification)
F-term
Drawing

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JP2018534421thum.jpg
State of application right Published
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