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抗動脈硬化剤及び動脈硬化の病態判定方法 NEW 新技術説明会

国内特許コード P190016438
整理番号 (S2017-0054-N0)
掲載日 2019年10月28日
出願番号 特願2018-546372
出願日 平成29年10月18日(2017.10.18)
国際出願番号 JP2017037624
国際公開番号 WO2018074497
国際出願日 平成29年10月18日(2017.10.18)
国際公開日 平成30年4月26日(2018.4.26)
優先権データ
  • 特願2016-204783 (2016.10.19) JP
発明者
  • 石上 友章
  • 陳 琳
出願人
  • 公立大学法人横浜市立大学
発明の名称 抗動脈硬化剤及び動脈硬化の病態判定方法 NEW 新技術説明会
発明の概要 動脈硬化病変の発生を抑制し、動脈硬化症を治療できる新規な手段が開示されている。本発明による抗動脈硬化剤は、B2細胞を選択的に抑制する物質を有効成分とする。B2細胞を選択的に抑制する物質は、例えば抗CD23抗体である。本発明による動脈硬化の病態の判定を補助する方法の第1の態様では、被検者から分離された試料を用いて、特定の遺伝子群から選択される少なくとも1つの遺伝子の発現を測定することを含む。該方法の第2の態様では、被検者から分離された血清試料中のIgG3レベル又は総IgGレベルを測定することを含む。
従来技術、競合技術の概要

動脈硬化症は生活習慣病の終末像である。糖尿病、高血圧、脂質異常、慢性腎臓病、喫煙といったリスクファクター(非特許文献1)を制御することで、本症の発症の確度を制御するか、急性のカタストロフ的な病状(心筋梗塞症、脳梗塞、重症下肢虚血)を呈した場合には、医療資源(消防救急システム、急性期血管内治療を施行できる設備と人材を備えた急性期病院)を最大限の活用し、救命する以外に制圧の方法はない。リスク制御による戦略は、確実性に乏しく、臨床試験でも、集団を対象にした試験による、相対的なリスク低下をもって有効性を判断する以外にない。

本症の成因には、生活習慣病による高リスク状態とともに、炎症・免疫応答に由来する病態が考えられている。本願発明者らも、これまでに、IL-5等の分子に対する血清中自己抗体が動脈硬化症に関与していることを報告している(非特許文献2、特許文献1)。しかしながら、動脈硬化症の成因に働きかける積極的な治療手段は未だ開発されていない。

特許文献2には、抗CD20抗体によりB細胞を枯渇させてアテローム性動脈硬化を治療ないし予防するという発明が開示されている。CD20は、末梢血またはリンパ器官のB細胞の90%超の表面に見出される35kDaの非グリコシル化リンタンパク質であり、初期プレB細胞の発生の間に発現され、形質細胞の分化まで存続する(特許文献2)。つまり、抗CD20抗体を投与した場合、B細胞全般がターゲットとなり、それらの細胞数が低減することが想定される。

産業上の利用分野

本発明は、抗動脈硬化剤、及び動脈硬化の病態判定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
B2細胞を選択的に抑制する物質を有効成分とする、抗動脈硬化剤。

【請求項2】
B2細胞を選択的に抑制する物質が抗CD23抗体である、請求項1記載の抗動脈硬化剤。

【請求項3】
被検者から分離された試料を用いて、以下の遺伝子群A及び遺伝子群Bからなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子の発現を測定することを含む、動脈硬化の病態の判定を補助する方法。
遺伝子群A:
Ccl2、Cd14、Hspa1a、Il1b、Il1r1、Ptgs2、Tnfrsf1a、Tlr5
遺伝子群B:
Cebpb、Fos、Jun、Nfkbib、Chuk、Ikbkb、Irf1、Mapk8、Mapk8ip3、Mapk9、Tollip、Tradd

【請求項4】
前記被検者が動脈硬化症患者である、請求項3記載の方法。

【請求項5】
前記試料がB2細胞を含む試料である、請求項3又は4記載の方法。

【請求項6】
前記遺伝子群Aは、高発現が動脈硬化の存在又は悪化の指標となる遺伝子であり、前記遺伝子群Bは、低発現が動脈硬化の存在又は悪化の指標となる遺伝子である、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の方法。

【請求項7】
被検者から分離された血清試料中のIgG3レベル又は総IgGレベルを測定することを含む、動脈硬化の病態の判定を補助する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018546372thum.jpg
出願権利状態 公開
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