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質感表現評価装置、質感表現評価方法、質感表現評価プログラムおよび質感表現回答シート NEW 新技術説明会

国内特許コード P190016439
整理番号 (S2017-0057-N0)
掲載日 2019年10月28日
出願番号 特願2018-545747
出願日 平成29年10月19日(2017.10.19)
国際出願番号 JP2017037881
国際公開番号 WO2018074556
国際出願日 平成29年10月19日(2017.10.19)
国際公開日 平成30年4月26日(2018.4.26)
優先権データ
  • 特願2016-207213 (2016.10.21) JP
発明者
  • 坂本 真樹
出願人
  • 国立大学法人電気通信大学
発明の名称 質感表現評価装置、質感表現評価方法、質感表現評価プログラムおよび質感表現回答シート NEW 新技術説明会
発明の概要 提示された素材または画像に対して対象者が想起した質感表現を入力する入力部と、前記入力部により入力された質感表現から複数の形容詞評価尺度についての評価値を取得する評価値取得部と、予め取得されて保持されている基準となる評価値と前記対象者の評価値とを比較可能に表示する表示部とを備えたことを特徴とする質感表現評価装置を提供する。
従来技術、競合技術の概要

高齢者の4人に1人がかかるとされる認知症は重症化すると治療が困難であり、いかに早期発見、早期治療に臨めるかが重要である。認知症には、脳の神経細胞の異常が原因で起こる変性性認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症等)と、脳の血管の異常が原因で起こる脳血管性認知症と、脳外傷や脳腫瘍などが原因で起こる認知症とが存在するが、ここでは、全体の約50%を占めると言われているアルツハイマー型認知症を主に対象とする。アルツハイマー型認知症は、早期段階では、空間認知、短期記憶、判断等の高次機能の低下が起こり、中期的には、記憶、記銘力のはっきりとした障害と目立った高次機能障害(視空間失認、地誌的見当識障害)が起こり、最終的には、前頭葉症状、小刻み歩行や前傾姿勢等の運動障害が起こって24時間の介護が必要になる。初期の認知症は外見からは分かり難く(頭部MRI画像やCT画像などに異常が現れない)、本人も自覚していない場合が多いため、診断が難しく、発見が困難である。国際的な早期診断基準もまだ確立されていない。

認知症の検査方法として、1975年にアメリカで考案されたMMSE(Mini Mental State Examination)という点数化された質問形式の知能検査方法が世界的に有名である(非特許文献1等を参照)。また、聖マリアンナ医科大元学長・名誉教授長谷川和夫氏によって1991年に考案された、質問項目がMMSEより少なく、5~10分程度で検査できる「長谷川式簡易知能評価スケール」という方法も広く知られている(非特許文献2等を参照)。その他、TMT(Trail Making Test)、FAB(Frontal Assessment Battery at bedside)、CDT(Clock Drawing Test:時計描画テスト)、ADAS-Jcog(エイダス・ジェイコグ)などの検査法も知られている。これら認知症の疑いがある患者に対して行われる従来の手法は、記憶力、計算力、言語力を測定するため、認知症の疑いがあるという事実を受け入れ難い患者にとって抵抗が大きい上に、検査に1時間以上要する場合もあり、患者の負担が大きい。

一方、アルツハイマー型認知症では、認知症と診断されるより数年前の時点でも、加齢による知能低下と異なる低下傾向が確認されている(非特許文献3等を参照)。また、認知症者は、初期の段階でも、白い雪と砂の区別ができない、光っている床と濡れている床を区別できない、というように、モノの質感を把握することが困難になるということが指摘されている(非特許文献4等を参照)。

一方、質感を表現するのにオノマトペ(擬音語、擬態語の総称)に代表される音象徴語が多用される傾向がある。これは、音象徴語が、音の響き自体が対象の性質を表し、その音を聞いただけで共通のイメージを呼び起こす性質を持っているからである。なお、本発明者は、オノマトペの評価に関する技術の提案を行っている(特許文献1等を参照)。

産業上の利用分野

本発明は、質感表現評価装置、質感表現評価方法、質感表現評価プログラムおよび質感表現回答シートに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
提示された素材または画像に対して対象者が想起した質感表現を入力する入力部と、
前記入力部により入力された質感表現から複数の形容詞評価尺度についての評価値を取得する評価値取得部と、
予め取得されて保持されている基準となる評価値と前記対象者の評価値とを比較可能に表示する表示部と
を備えたことを特徴とする質感表現評価装置。

【請求項2】
前記表示部は、前記素材または前記画像毎に、複数の形容詞評価尺度についての基準となる評価値と前記対象者の評価値とを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の質感表現評価装置。

【請求項3】
前記表示部は、前記基準となる評価値と前記対象者の評価値とを、棒グラフおよび/または数値により表示する
ことを特徴とする請求項2に記載の質感表現評価装置。

【請求項4】
前記表示部は、複数の前記素材または前記画像に対する前記基準となる評価値と前記対象者の評価値とをそれぞれ主成分分析を行って得た上位の所定数の主成分を軸とした分布図上に質感表現の位置記号を配置して表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の質感表現評価装置。

【請求項5】
前記表示部は、前記基準となる評価値に対応する質感表現の位置記号と前記対象者の評価値に対応する質感表現の位置記号とを、一つの分布図または並べた2つの分布図のそれぞれに表示する
ことを特徴とする請求項4に記載の質感表現評価装置。

【請求項6】
前記基準となる評価値は、複数の前記素材または前記画像に対して複数の被験者が想起した質感表現の評価値の統計値である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の質感表現評価装置。

【請求項7】
前記入力部は、少なくとも1つの画像と、該画像への回答となる複数の質感表現の選択肢が記載された質感表現回答シートを介して質感表現を入力する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の質感表現評価装置。

【請求項8】
前記素材または前記画像が複数提示され、
前記入力部に入力される前記質感表現による回答結果を記憶し、
前記回答結果が以前に回答されたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の質感表現評価装置。

【請求項9】
提示された素材または画像に対して対象者が想起した質感表現を入力し、
入力された質感表現から複数の形容詞評価尺度についての評価値を取得し、
予め取得されて保持されている基準となる評価値と前記対象者の評価値とを比較可能に表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする質感表現評価方法。

【請求項10】
提示された素材または画像に対して対象者が想起した質感表現を入力し、
入力された質感表現から複数の形容詞評価尺度についての評価値を取得し、
予め取得されて保持されている基準となる評価値と前記対象者の評価値とを比較可能に表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする質感表現評価プログラム。

【請求項11】
提示された画像に対して対象者が想起した質感表現が入力される質感表現回答シートであって、
少なくとも1つの画像と、該画像への回答となる複数の質感表現の選択肢が表示され、
入力された質感表現から複数の形容詞評価尺度についての評価値が取得され、
予め取得されて保持されている基準となる評価値と前記対象者の評価値とが比較可能に表示される
ことを特徴とする質感表現回答シート。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 5L049CC11
  • 5L099AA11
  • 5L099AA13
画像

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JP2018545747thum.jpg
出願権利状態 公開


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