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会話処理装置、会話処理システム、会話処理方法及びプログラム UPDATE

国内特許コード P200016589
掲載日 2020年2月14日
出願番号 特願2018-072745
公開番号 特開2019-185230
出願日 平成30年4月4日(2018.4.4)
公開日 令和元年10月24日(2019.10.24)
発明者
  • 櫻井 義尚
  • 鶴田 節夫
出願人
  • 学校法人明治大学
発明の名称 会話処理装置、会話処理システム、会話処理方法及びプログラム UPDATE
発明の概要 【課題】ユーザを尊重すると共にユーザの気持ちに寄り添いつつ会話を継続し、ユーザの内面を引き出すことによって、ユーザのストレス・寂しさ・不安を解消しながら、ユーザが抱える悩みや課題の自発的な解決に導く。
【解決手段】会話処理装置1は、ユーザの発言に含まれる自然言語テキストの少なくとも一部を入力文とし、入力文の語尾にユーザの発言の内容の確認を促進する確認促進用応答文が接続された確認促進用応答文付き入力文、ユーザの発言に対する共感を示す共感用応答文、及びユーザとの会話の内容を具体化する会話内容具体化用応答文のいずれか一以上の応答文に基づいて出力応答文を作成する出力応答文作成部60を備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

厚生労働省の患者調査では、気分[感情]障害の推計患者数が2008年に100万人を超え、2014年においても約112万人となっている等、近年、様々な悩みや課題を抱えるユーザが増えている。ユーザが自分の抱える悩みや課題の本質を自分自身では言語化できない場合があり、その場合にはユーザ自身の力で悩みや課題を解決することは難しい。

上述のようにユーザの抱える悩みや課題を解決するために、カウンセラー(相談員)と会話する、カウンセリングを受ける等によって支援を受けるという対策が考えられる。ところが、ユーザの悩みや課題に精通するカウンセラーはまだ少なく、さらにカウンセラーが対応可能な人数は1か月あたり延べ20人から30人程度であるので、圧倒的な人手不足な状態である。

そこで、カウンセラーによるユーザの支援を代行できるソフトウェアエージェントが求められている。例えば、非特許文献1に開示されているELIZAは、ユーザが入力したテキスト内容を同じテキスト内容で言い換える、いわゆるオウム返しする応答文を作成する。
また、会話を継続させるために新たな話題への転換を含めて誘導する応答も行う。
しかし、ELIZAはユーザの入力内容と同じ内容を応答することや、会話の継続のために話題を広げたりするので、ユーザの抱える悩みや課題に焦点を絞って具体化し、精神的な深い悩みや課題を解決することは困難であると考えられる。

上述のようなユーザの精神的な深い悩みや課題を解決する目的で、特許文献1に記載の内省支援装置が提案されている。特許文献1に記載の内省支援装置は、職業と、職業に対応する課題とを対応づけるとともに、職業および課題の関連キーワードを対応づける属性データを記憶する記憶装置と、ユーザの課題を特定する課題特定手段と、特定されたユーザの課題について、ユーザによる解決を支援する課題解決支援手段を備える。特許文献1に記載の内省支援装置では、ユーザの話す事柄や感情のキーワードを利用し、文脈を維持しつつ、課題の詳細を問い合わせるための問い合わせを織り交ぜて応答を繰り返すことによって、ユーザの悩みや課題を特定し、ユーザに対して内省による整理を促し、改善の気づきを与える。

産業上の利用分野

本発明は、会話処理装置、会話処理システム、会話処理方法及びプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ユーザの発言に含まれる自然言語要素の少なくとも一部を入力文とし、
前記入力文の語尾に前記発言内容の確認を促進する確認促進用応答文が接続された確認促進用応答文付き入力文、前記発言に対する共感を示す共感用応答文、及び、前記ユーザとの会話内容を具体化する会話内容具体化用応答文のいずれか一以上を含む応答文に基づいて出力応答文を作成する出力応答文作成部を備えることを特徴とする会話処理装置。

【請求項2】
前記出力応答文作成部は、前記ユーザ自身を示す二人称表現語句、修飾語、及び、述語、のいずれか一以上を省略して前記出力応答文を作成し、
前記出力応答文は、少なくとも前記確認促進用応答文付き入力文、及び、前記会話内容具体化用応答文を含み、
前記出力応答文作成部は、前記確認促進用応答文付き入力文、前記会話内容具体化用応答文を含む前記出力応答文を作成する、
請求項1に記載の会話処理装置。

【請求項3】
前記発言からの前記自然言語要素の抽出の不良の有無を前記ユーザの入力に基づいて判断し、前記不良が有ると判断された際に前記ユーザに再度の発言を求める自然言語要素抽出不良判断部をさらに備える、
請求項1又は請求項2に記載の会話処理装置。

【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の会話処理装置と、
前記発言に含まれる前記自然言語要素を抽出し、前記自然言語要素の少なくとも一部を前記入力文として記憶する入力文記憶部と、
前記入力文を含むユーザの過去の会話内容を記録するログ記憶部と、
前記共感用応答文、前記入力文と前記入力文に接続した前記確認促進用応答文、及び、前記会話内容具体化用応答文が記憶されている応答文記憶部と、
を備え、
前記出力応答文作成部は、前記入力文記憶部及び前記ログ記憶部から前記入力文を読み出すと共に、前記応答文記憶部から前記共感用応答文、前記入力文と前記入力文に接続した前記確認促進用応答文、前記会話内容具体化用応答文を読み出し、前記出力応答文を作成することを特徴とする会話処理システム。

【請求項5】
前記ユーザの発言が入力される入力装置と、
前記出力応答文を音声情報または視覚情報として出力する出力装置と、
をさらに備える、
請求項4に記載の会話処理システム。

【請求項6】
前記入力装置は、ユーザを含む入力側の環境情報を取得し、
前記出力応答文作成部は、前記環境情報に基づいて前記出力応答文を作成することを特徴とする請求項5に記載の会話処理システム。

【請求項7】
前記入力文記憶部及び前記ログ記憶部は、過去の会話時の前記ユーザの発言を既入力文として記憶し、
前記出力応答文作成部は、前記入力文が前記既入力文や前記既入力文のタグと一致するあるいは関係すると判断したときに、過去を示す過去応答文、前記既入力文、前記確認促進用応答文を含む前記出力応答文を作成する、
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の会話処理システム。

【請求項8】
前記出力応答文に合わせて動く頭部、胴体部、手部、及び、脚部のいずれか一以上をさらに備える、
請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の会話処理システム。

【請求項9】
前記頭部、前記胴体部、前記手部、及び、前記脚部、のいずれか一以上が仮想的に表現されたものであることを特徴とする、
請求項8に記載の会話処理システム。

【請求項10】
ユーザの発言に含まれる自然言語要素を抽出して入力文を取得する入力文取得ステップと、
前記入力文の語尾に前記発言の内容の確認を促進する確認促進用応答文が接続された確認促進用応答文付き入力文、前記発言に対する共感を示す共感用応答文、及び、前記ユーザとの会話の内容を具体化する会話内容具体化用応答文のいずれか一以上を含む応答文を用いて出力応答文を作成する出力応答文作成ステップと、
を含むことを特徴とする会話処理方法。

【請求項11】
ユーザの発言に含まれる自然言語要素を抽出して入力文を取得する入力文取得ステップと、
前記入力文の語尾に前記発言の内容の確認を促進する確認促進用応答文が接続された確認促進用応答文付き入力文、前記発言に対する共感を示す共感用応答文、及び、前記ユーザとの会話の内容を具体化する会話内容具体化用応答文のいずれか一以上を含む応答文を用いて出力応答文を作成する出力応答文作成ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018072745thum.jpg
出願権利状態 公開
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