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エマルション UPDATE

国内特許コード P200016594
整理番号 N19014
掲載日 2020年2月18日
出願番号 特願2019-113469
公開番号 特開2019-198866
出願日 令和元年6月19日(2019.6.19)
公開日 令和元年11月21日(2019.11.21)
優先権データ
  • 特願2015-044243 (2015.3.6) JP
発明者
  • 酒井 俊郎
出願人
  • 国立大学法人信州大学
発明の名称 エマルション UPDATE
発明の概要 【課題】 乳化剤(界面活性剤)を使用することなく、分散安定性の優れたエマルションを提供する。
【解決手段】 本発明に係る水中油滴型(O/W)エマルションは、分散質が油、分散媒が水である水中油滴型(O/W)エマルションであって、エマルションを分散安定化させる水溶性添加剤としてアルコール類が添加されていることを特徴とする。水溶性添加剤であるアルコール類としてはエタノールまたはグリセリンが好適であり、とくにエタノールが有効である。
【選択図】図29
従来技術、競合技術の概要

エマルションは、化粧品、食品、医薬品等に広く用いられている。たとえば、牛乳は、脂肪(油)の微細な滴が水中に分散したエマルション(O/W)の代表例であり、油滴が水中で分散して油と水が共存している。油滴が水の中で分散する理由は、牛乳に存在するカゼインなどの乳化剤(界面活性物質)が油滴を覆い、油滴を安定化させているからである。これに対し、バターやマーガリンは、水滴が油の中に分散したエマルション(W/O)の例であり、モノグリセリドや大豆レシチンといった乳化剤(界面活性物質)の作用により、油中での水滴の分散が維持されている。
このように、エマルションは、乳化剤(界面活性物質)の助けを借りて、油滴が水中で分散したり、水滴が油中で分散したりしたものである。

図39は、油中水滴型(W/O)エマルションの分散を安定化させる従来方法を図示したものである。エマルションの分散安定化技術としては、界面活性剤を用いるもの、高分子材料を用いるもの、界面活性剤と無機塩とを複合利用するもの、界面活性剤と脂肪結晶とを複合利用するもの、水滴の表面に固体粒子を付着させたものがある。いずれの場合も、水滴の表面に界面活性剤等を付着させることにより分散性を保持している。

乳化剤や界面活性剤をまったく使用せず、水と油のみからなるエマルションの例としては、水と椿油からエマルションを作製した例(特許文献1)、燃料油と水とからエマルション燃料を製造する例(特許文献2)がある。特許文献1にはエマルション液が接する接液部の表面を絶縁材料としたエマルション製造装置が開示されている。特許文献2には、高圧ポンプを利用して水と燃料油を加圧し、エジェクターを用いて水と燃料油とを混合してエマルション燃料とする装置が記載されている。

産業上の利用分野

本発明は、エマルションに関し、より詳細には、水中油滴型(O/W)エマルションで分散安定性を向上させたエマルションに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
分散質が油、分散媒が水である水中油滴型(O/W)エマルションであって、
エマルションを分散安定化させる水溶性添加剤としてアルコール類が添加されていることを特徴とするエマルション。

【請求項2】
前記アルコール類として、エタノールまたはグリセリンが用いられていることを特徴とする請求項1記載のエマルション。

【請求項3】
前記アルコール類として、エタノールが用いられ、エタノールの添加濃度が1.00~2.00(mol/L)の範囲にあることを特徴とする請求項2記載のエマルション。

【請求項4】
前記分散質が炭化水素であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載のエマルション。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2019113469thum.jpg
出願権利状態 公開
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