容器、及び光学顕微鏡の温度調整装置
国内特許コード | P200016615 |
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整理番号 | (S2018-0594-N0) |
掲載日 | 2020年2月25日 |
出願番号 | 特願2019-086354 |
公開番号 | 特開2019-194589 |
出願日 | 平成31年4月26日(2019.4.26) |
公開日 | 令和元年11月7日(2019.11.7) |
優先権データ |
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発明者 |
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出願人 |
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発明の名称 | 容器、及び光学顕微鏡の温度調整装置 |
発明の概要 |
【課題】電子スピン共鳴を用いた実験の効率を向上させる。 【解決手段】温度調整装置100は、光学顕微鏡に配置され、ステージ51と、第1加熱部61と、カバー7と、第2加熱部71と、温度制御部8とを備える。ステージ51は、容器1が載置されるように構成される。第1加熱部61は、光学顕微鏡の対物レンズ6を加熱する。カバー7は、容器1を覆う。第2加熱部71は、カバー7を加熱する。温度制御部8は、第1加熱部61と第2加熱部71とを制御する。容器1は、試料Mを収納する。容器1は、容器1の底面に配置されるガラス板13を備える。ガラス板13には、マイクロ波を試料Mに照射するアンテナ14が形成される。 【選択図】図1 |
従来技術、競合技術の概要 |
特許文献1に記載の顕微鏡には、金属製のステージの中央部に、ガラス板が配置される。また、ガラス板の上面には、例えば、ガラス製のペトリディシュ型の培養容器が載置される。 |
産業上の利用分野 |
本発明は、電子スピン共鳴を用いた実験に用いる容器、及び光学顕微鏡の温度調整装置に関する。 |
特許請求の範囲 |
【請求項1】 試料を収納する容器であって、 前記容器の底面に配置されるガラス板を備え、 前記ガラス板には、マイクロ波を前記試料に照射するアンテナが形成される、容器。 【請求項2】 前記アンテナは、蒸着によって前記ガラス板に形成される、請求項1に記載の容器。 【請求項3】 前記アンテナは、フォトリソグラフィによって前記ガラス板に形成される、請求項1に記載の容器。 【請求項4】 蓋を更に備え、 前記蓋は、前記容器を閉塞する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の容器。 【請求項5】 前記アンテナに前記マイクロ波を伝送する第1導線と、 前記アンテナに前記マイクロ波を伝送し、前記第1導線と相違する第2導線と を更に備え、 前記第1導線の一方端は、前記アンテナの一方端に接続され、 前記第2導線の一方端は、前記アンテナの他方端に接続される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の容器。 【請求項6】 前記第1導線及び前記第2導線の各々は、薄板状に形成され、 前記第1導線の一方端の幅は、前記アンテナの一方端の幅と略同一であり、 前記第2導線の一方端の幅は、前記アンテナの他方端の幅と略同一である、請求項5に記載の容器。 【請求項7】 前記第1導線の長手方向の中心線は、直線状であり、 前記第1導線の幅方向の両端部の各々は、前記第1導線の長手方向に直線状に形成され、 前記第2導線の長手方向の中心線は、直線状であり、 前記第2導線の幅方向の両端部の各々は、前記第2導線の長手方向に直線状に形成される、請求項6に記載の容器。 【請求項8】 前記第1導線の他方端は、第1同軸ケーブルの一方端に接続され、 前記第2導線の他方端は、前記第1同軸ケーブルと相違する第2同軸ケーブルの一方端に接続され、 前記第1同軸ケーブルの他方端と、前記第2同軸ケーブルの他方端とは、マイクロ波発生器に接続され、 前記マイクロ波発生器は、前記マイクロ波を出力する、請求項6又は請求項7に記載の容器。 【請求項9】 前記第1導線の他方端と前記第1同軸ケーブルの一方端とは、第1コネクタを介して接続され、 前記第2導線の他方端と前記第2同軸ケーブルの一方端とは、前記第1コネクタと相違する第2コネクタを介して接続され、 前記第1導線の他方端の幅は、前記第1コネクタの電極の幅と略同一に形成され、 前記第2導線の他方端の幅は、前記第2コネクタの電極の幅と略同一に形成される、請求項8に記載の容器。 【請求項10】 前記第1導線の他方端と前記第1コネクタの電極とは、圧着されて接続され、 前記第2導線の他方端と前記第2コネクタの電極とは、圧着されて接続される請求項9に記載の容器。 【請求項11】 前記第1導線の他方端と前記第1コネクタの電極とは、銀ペーストによって接続され、 前記第2導線の他方端と前記第2コネクタの電極とは、銀ペーストによって接続される、請求項9又は請求項10に記載の容器。 【請求項12】 前記アンテナは、共振構造を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の容器。 【請求項13】 前記アンテナに前記マイクロ波を伝送する導線を更に備え、 前記アンテナは、前記導線と対向して配置される、請求項12に記載の容器。 【請求項14】 前記アンテナは、 前記導線に対して一方側に配置される第1導電部と、 前記導線に対して他方側に配置される第2導電部と を有する、請求項13に記載の容器。 【請求項15】 前記アンテナは、前記導線の延びる方向と平行に延びた形状を有している、請求項13又は請求項14のいずれか1項に記載の容器。 【請求項16】 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の容器が載置されるように構成されたステージと、 対物レンズを加熱又は冷却する第1加熱冷却部と、 前記容器を覆うカバーと、 前記カバーを加熱又は冷却する第2加熱冷却部と、 前記第1加熱冷却部と前記第2加熱冷却部とを制御する温度制御部と を備える、光学顕微鏡の温度調整装置。 【請求項17】 マイクロ波を出力するマイクロ波発生器と、 前記マイクロ波を前記アンテナに伝送する同軸ケーブルと、 前記同軸ケーブルの端部に接続されたコネクタと、 前記コネクタを支持する支持部材と を更に備え、 前記支持部材は、前記ステージに固定される、請求項16に記載の光学顕微鏡の温度調整装置。 |
国際特許分類(IPC) |
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Fターム |
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画像
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出願権利状態 | 公開 |
英語項目の表示
発明の名称 | CONTAINER AND TEMPERATURE ADJUSTMENT DEVICE OF OPTICAL MICROSCOPE |
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発明の概要 |
PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the efficiency of an experiment using electron spin resonance. SOLUTION: A temperature adjustment device 100 is disposed in an optical microscope and comprises a stage 51, a first heating unit 61, a cover 7, a second heating unit 71 and a temperature control unit 8. The stage 51 is configured such that a container 1 is installed thereon. The first heating unit 61 heats an objective lens 6 of the optical microscope. The cover 7 covers the container 1. The second heating unit 71 heats the cover 7. The temperature control unit 8 controls the first heating unit 61 and the second heating unit 71. The container 1 stores a sample M. The container 1 comprises a glass plate 13 arranged on the bottom surface of the container 1. On the glass plate 13, an antenna 14 for irradiating the sample M with microwaves is formed. |
『 容器、及び光学顕微鏡の温度調整装置』に関するお問合せ
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