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ヒト末梢性コリン作動性神経検出用抗体

国内特許コード P200016632
整理番号 S2018-0809-N0
掲載日 2020年2月25日
出願番号 特願2018-136392
公開番号 特開2020-011931
出願日 平成30年7月20日(2018.7.20)
公開日 令和2年1月23日(2020.1.23)
発明者
  • ベリエ ジャンピエール
  • 木村 宏
  • 遠山 育夫
出願人
  • 国立大学法人滋賀医科大学
発明の名称 ヒト末梢性コリン作動性神経検出用抗体
発明の概要 【課題】ヒト末梢性ChATの特異的な検出のために使用できるポリペプチド、及び該ポリペプチドに結合する抗体を提供する。さらに、該抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経の検出用試薬、及びヒトの末梢性コリン作動性神経が障害される疾患の診断薬を提供する。
【解決手段】配列番号1~4のいずれか一つで表されるアミノ酸配列をC末端側に含む20残基以内のアミノ酸配列からなるポリペプチド、該ポリペプチドに結合する抗体、該抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経の検出用試薬、及び該抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経が障害される疾患の診断薬。
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要

アセチルコリンは、世界で初めて認められた神経伝達物質で、中枢神経系においては、学習・記憶などの重要な神経機能を担い、末梢神経系では、運動神経、交感神経節前線維及び一部の節後線維、副交感神経の節前・節後線維の神経伝達物質として機能している(McGeer PL, Eccles Sir JC, McGeer EG: Molecular Neurobiology of the Mammalian Brain. Plenum Press, new York, 1987.及びハル・ブルーメンフェルト著、安原治訳、ブルーメンフェルト、カラー神経解剖学-臨床例と画像鑑別診断、東京出版、2016年.)。

しかしながら、アセチルコリンそのものを形態学的に観察する方法は未だ確立されていないため、アセチルコリン作動性神経(コリン神経、コリン作動性神経)を形態学的に証明するためには、その合成酵素や分解酵素、トランスポーターをマーカーとして用いる必要がある。現在のところコリン神経の最も信頼できるマーカーは、アセチルコリンの合成酵素であるコリンアセチル基転移酵素(Choline acetyltransferase, ChAT)であり、コリン神経の形態学的証明には、ChAT抗体を用いたChAT免疫組織化学法が広く用いられている(非特許文献1)。しかしながら、現在使われているChAT抗体は、中枢神経系のコリン神経系を明瞭に観察できるものの、末梢神経系のコリン神経系を検出することが非常に困難である(非特許文献1)。

本発明者らはこうした現象から、中枢神経系に存在するChATと末梢神経系に存在するChATでは構造が異なるという仮説を立てて、ラットの末梢性ChATの構造を明らかにしてpChATと命名し、その特異抗体を作製することで、ラットの末梢のコリン神経の形態学的検出法を開発することに成功している(非特許文献2)。ついで、ヒトのpChATの構造の解析を試みたが、全体の構造まで決定するには至らなかった(非特許文献3)。さらに、ラットのpChAT抗体を用いてヒトの脳や末梢神経のpChATの検索をしたものの、ヒトではラットのpChAT抗体は極めて弱い反応しか示さず、一部のpChAT神経しか染色できていない(非特許文献3)。

産業上の利用分野

本発明は、ポリペプチド、該ポリペプチドに結合する抗体に関する。さらに、本発明は、該抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経の検出用試薬、及びヒトの末梢性コリン作動性神経が障害される疾患の診断薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1~4のいずれか一つで表されるアミノ酸配列をC末端側に含む20残基以内のアミノ酸配列からなるポリペプチド。

【請求項2】
請求項1に記載のポリペプチドに結合する抗体。

【請求項3】
抗血清、ポリクローナル抗体、又はモノクローナル抗体である、請求項2に記載の抗体。

【請求項4】
請求項2又は3に記載の抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経の検出用試薬。

【請求項5】
請求項2又は3に記載の抗体を含む、ヒトの末梢性コリン作動性神経が障害される疾患の診断薬。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2018136392thum.jpg
出願権利状態 公開


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