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脂肪族ポリエステル組成物の製造方法とそれに用いるパルプのミクロフィブリル化方法 UPDATE

国内特許コード P200016711
整理番号 2872
掲載日 2020年4月1日
出願番号 特願2007-182811
公開番号 特開2007-262649
登録番号 特許第4127316号
出願日 平成19年7月12日(2007.7.12)
公開日 平成19年10月11日(2007.10.11)
登録日 平成20年5月23日(2008.5.23)
優先権データ
  • 特願2003-193723 (2003.7.8) JP
発明者
  • 矢野 浩之
  • 矢野 一憲
  • 茂木 優子
出願人
  • 国立大学法人京都大学
  • 三菱ケミカル株式会社
発明の名称 脂肪族ポリエステル組成物の製造方法とそれに用いるパルプのミクロフィブリル化方法 UPDATE
発明の概要 【課題】樹脂成分の前処理を必要とすることなく、汎用の混練手段で、樹脂成分中に繊維成分を均一に微細分散させて、高剛性で高強度なファイバー/生分解性樹脂複合材料を製造する。
【解決手段】脂肪族ポリエステル(A)1~100重量%と、ポリ乳酸(B)99~0重量%とからなる樹脂成分1~99.9重量部と、一次壁及び二次壁外層を傷つけた前処理パルプ及び/又はセルロース系繊維(C)からなる繊維成分99~0.1重量部とを、セルロース非晶領域膨潤剤(D)の存在下で溶融混練する脂肪族ポリエステル組成物の製造方法。溶融混練中に繊維成分を解繊してミクロフィブリル化すると共に樹脂成分中に均一に微細分散させることができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

高剛性、高強度の生分解性複合材料として、植物繊維と生分解性樹脂との複合材料が検討されている。例えば、特開平06-345944号公報、特開2002-292608号公報には、パルプ又はセルロース系繊維を生分解性樹脂中に分散させることにより、剛性に優れた生分解性複合材料を得ることができることが記載されている。

ところで、熱可塑性樹脂とファイバーからなる複合材料においては、その機械強度等の特性が、材料中に分散したファイバーのアスペクト比により制御されることは公知である。そして、高アスペクト比のセルロース系ファイバーを得るために、パルプ又はセルロース系繊維の特徴である親水性を利用したミクロフィブリル状化方法について、特公昭48-6641号公報、特公昭50-38720号公報に記載されており、パルプを、リファイナー、更にはホモジナイザー等により高度に繰り返し磨砕、ないし叩解を行うことにより、ミクロフィブリル状セルロースファイバーを得ている。
【特許文献1】
特開平06-345944号公報
【特許文献2】
特開2002-292608号公報
【特許文献3】
特公昭48-6641号公報
【特許文献4】
特公昭50-38720号公報

産業上の利用分野

本発明は、家庭用雑貨や包装材料などの分野で使用され、廃棄された後は土壌中などの自然環境下において微生物により生物的に分解され、最終的に炭酸ガスと水に完全分解される、環境に優しい生分解性の脂肪族ポリエステル組成物であって、高強度で高剛性な脂肪族ポリエステル組成物を工業的に有利に製造する方法と、それに適切に用いられるパプのミクロフィブリル化方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一次壁及び二次壁外層を傷つけてなる、固形分2重量%濃度のスラリーを遠心分離器により1000Gで15分間処理した後の保水率が150~600%であるパルプ(C)を得る工程と該パルプ(C)をセルロース非晶領域膨潤剤(D)の存在下に混練することにより、繊維成分を解繊する工程とを含むことを特徴とするパルプのミクロフィブリル化方法。

【請求項2】
請求項1において、パルプ(C)を得る工程が、リファイナー処理により、一次壁及び二次壁外層を傷つける工程であるパルプのミクロフィブリル化方法

【請求項3】
(a)脂肪族ジオールと、(b)脂肪族ジカルボン酸及び/又はその誘導体とを反応させて得られる脂肪族ポリエステル(A)からなる樹脂成分1~99.9重量部と、
一次壁及び二次壁外層を傷つけた、固形分2重量%濃度のスラリーを遠心分離器により1000Gで15分間処理した後の保水率が150~600%である前処理パルプ(C)からなる繊維成分99~0.1重量部と
を、セルロース非晶領域膨潤剤(D)の存在下で溶融混練処理することを特徴とする脂肪族ポリエステル組成物の製造方法。

【請求項4】
(a)脂肪族ジオールと、(b)脂肪族ジカルボン酸及び/又はその誘導体とを反応させて得られる脂肪族ポリエステル(A)1重量%以上と、ポリ乳酸(B)99重量%以下とからなる樹脂成分1~99.9重量部と、
一次壁及び二次壁外層を傷つけた、固形分2重量%濃度のスラリーを遠心分離器により1000Gで15分間処理した後の保水率が150~600%である前処理パルプ(C)からなる繊維成分99~0.1重量部と
を、セルロース非晶領域膨潤剤(D)の存在下で溶融混練処理することを特徴とする脂肪族ポリエステル組成物の製造方法。

【請求項5】
請求項又はにおいて、前記前処理パルプ(C)が更に化学修飾されたものであることを特徴とする脂肪族ポリエステル組成物の製造方法。

【請求項6】
請求項ないしのいずれか1項において、該脂肪族ポリエステル(A)が、(a)脂肪族ジオールと、(b)脂肪族ジカルボン酸及び/又はその誘導体と、(c)2官能脂肪族ヒドロキシカルボン酸及び/又はその誘導体とを反応させて得られることを特徴とする脂肪族ポリエステル組成物の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007182811thum.jpg
出願権利状態 登録
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