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成形体及びその製造方法

国内特許コード P200016725
整理番号 4786
掲載日 2020年4月6日
出願番号 特願2014-255911
公開番号 特開2016-113595
登録番号 特許第6503182号
出願日 平成26年12月18日(2014.12.18)
公開日 平成28年6月23日(2016.6.23)
登録日 平成31年3月29日(2019.3.29)
発明者
  • 小島 和重
  • 加藤 和生
  • 漆原 勝
  • 後藤 伸哉
  • 矢野 浩之
出願人
  • 株式会社デンソー
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 成形体及びその製造方法
発明の概要 【課題】セルロース成分の含有量を少なくしても高い弾性率を示すことができる、フェノール樹脂と植物繊維解繊物との複合材料、その成形体、及びこれらの製造方法を提供すること。
【解決手段】植物繊維解繊物とフェノール樹脂との複合材料及びその成形体1である。植物繊維解繊物は、セルロース成分とリグニン成分とを含有する。複合材料中のセルロース成分の含有量は15質量%~30質量%である。複合樹脂の製造においては、まず、フェノール樹脂を溶媒に溶解してなる樹脂溶液を植物繊維解繊物からなる多孔体に含浸させる。次いで、多孔体中の溶媒を蒸発させる。さらに成形体1の製造においては、フェノール樹脂の硬化温度以上の温度で成形を行う。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要

セルロース繊維は、全ての植物の基本骨格物質であり、地球上に一兆トンを超える蓄積がある。また、セルロース繊維は、鋼鉄の1/5の軽さであるにも関わらず、鋼鉄の5倍以上の強度、ガラスの1/50の低線熱膨張係数を有する繊維である。そこで、セルロース繊維は、樹脂等の機械的強度を向上させるためのフィラーとしての利用が期待されている。特にセルロース繊維を解繊処理したセルロースミクロフィブリルと樹脂との複合材料は、高強度な材料として期待されている(特許文献1参照)。

産業上の利用分野

本発明は、成体及の製造方法に関し、さらに詳しくは、植物繊維解繊物とフェノール樹脂との複合材料からなる成形体及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物繊維解繊物とレゾールタイプのフェノール樹脂との複合材料からなり、かつ、輸送機器の内装材、外装材、又は構造材に用いられる成形体(1)であって、
上記植物繊維解繊物は、セルロース成分とリグニン成分とを含有し、
上記複合材料中のセルロース成分の含有量が15質量%~30質量%であり、
上記成形体(1)の曲げ弾性率が12GPa~24GPaであることを特徴とする成形体(1)

【請求項2】
上記植物繊維解繊物中のリグニン成分の含有量が5質量%~25質量%であることを特徴とする請求項1に記載の成形体(1)

【請求項3】
上記フェノール樹脂が含浸された上記植物繊維解繊物からなるシート状の多孔体の積層体からなることを特徴とする請求項又はに記載の成形体(1)。

【請求項4】
請求項1又は2に記載の成形体(1)の製造方法であって、
上記フェノール樹脂をアルコール又は水からなる溶媒に溶解してなる樹脂溶液を上記植物繊維解繊物からなる多孔体に含浸させる含浸工程と、上記フェノール樹脂の硬化温度未満の温度で上記多孔体中の溶媒を蒸発させる乾燥工程とを有する上記複合材料の製造方法によって得られる上記複合材料を上記フェノール樹脂の硬化温度以上の温度で成形する成形工程を有することを特徴とする成形体(1)の製造方法。

【請求項5】
上記複合材料の製造方法における上記含浸工程及び/又は上記乾燥工程は、減圧下において行うことを特徴とする請求項4に記載の成形体(1)の製造方法。

【請求項6】
上記複合材料の製造方法における上記多孔体は、シート状であることを特徴とする請求項4又は5に記載の成形体(1)の製造方法。

【請求項7】
上記成形工程においては、シート状の上記複合材料の積層体を成形することを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の成形体(1)の製造方法。

【請求項8】
上記成形工程においては、シート状の上記複合材料の粉砕物を成形することを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の成形体(1)の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014255911thum.jpg
出願権利状態 登録
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