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人工気管及びその製造方法 UPDATE 外国出願あり

国内特許コード P200016755
整理番号 6015
掲載日 2020年4月8日
出願番号 特願2017-220048
公開番号 特開2019-088548
出願日 平成29年11月15日(2017.11.15)
公開日 令和元年6月13日(2019.6.13)
発明者
  • 中村 達雄
  • 稲田 有史
  • 茂野 啓示
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 人工気管及びその製造方法 UPDATE 外国出願あり
発明の概要 【課題】単純で簡単な構造であるにもかかわらず、力学構造を担うフレーム部分は生体内部でより長期間にわたって安定であり、更に、より長期間、人工気管の内腔を維持できる力学的強度を有する、人工気管を提供する。
【解決手段】筒の中心軸と直交方向の断面が略円形状を有し、筒の側面に網目を有する中空筒状基材;その筒状基材の外周上に、相互に離間して配置される複数の環状支持材;及び筒状基材の外側と内側の両方に、多孔質コラーゲン層を有し、筒状基材は、ポリオレフィンでできており、環状支持材は、ポリオレフィンとポリアミドから選択される少なくとも1種でできており、筒状基材と環状支持材は結合されている、人工気管である。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要

近年、気管及び気管分岐部の再建を必要とする機会が増加しつつあり、気管及び気管分岐部の再建に使用される人工的に作られた気管(以下「人工気管」ともいう)が検討されている。
人工気管には、管腔に対する十分な支持性があり、生体組織での炎症反応が少なく生体に素早くしっかり取り込まれること等の性質が求められる。

特許文献1は、ポリプロピレン製の糸状ステントを、その外周に螺旋状に巻き付けてなるポリプロピレン製のメッシュ状チューブを基材とし、該基材の表面にアモルファスコラーゲンの薄層を有し、更に該アモルファスコラーゲンの薄層の内外面に熱架橋された微細線維化コラーゲンの層を有する人工気管を開示する(特許文献1請求項1、第3頁第27行~第4頁第2行、図1参照)。

特許文献2は、ポリプロピレン製のモノフィラメントを、その外周に螺旋状に巻き付けてなるポリプロピレン製のメッシュ状チューブを基材とし、該基材の表面にアモルファスコラーゲンの薄層を有し、更に該アモルファスコラーゲンの薄層の内外面に熱架橋された微細線維化コラーゲンの層を有する人工気管を開示する(特許文献2[0007]~[0008]参照)。

産業上の利用分野

本発明は、人工気管及びその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
筒の中心軸と直交方向の断面が略円形状を有する筒状基材であって、筒の側面に網目を有する中空筒状基材;
その筒状基材の外周上に、相互に離間して配置される複数の環状支持材;及び
筒状基材の外側と内側の両方に、多孔質コラーゲン層
を有する、人工気管であり、
筒状基材は、ポリオレフィンでできており、
環状支持材は、ポリオレフィンとポリアミドから選択される少なくとも1種でできており、
筒状基材と環状支持材は結合されている、人工気管。

【請求項2】
ポリオレフィンは、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びエチレン-プロピレンコポリマーから選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の人工気管。

【請求項3】
ポリアミドは、6,6-ナイロン、6-ナイロンから選択される少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の人工気管。

【請求項4】
筒状基材と環状支持材の結合は、熱による融着、糸による縫合から選択される少なくとも1種である、請求項1~3のいずれかに記載の人工気管。

【請求項5】
糸は、ポリオレフィン及びポリアミドから選択される少なくとも1種でできている糸を含む、請求項4に記載の人工気管。

【請求項6】
多孔質コラーゲンは、スポンジコラーゲン、薄フィルム多房状コラーゲン、及び細繊維状コラーゲンから選択される少なくとも1種を含む、請求項1~5のいずれかに記載の人工気管。

【請求項7】
3つの連続する環状支持材の接合部が、直線状に並ばないように配置されている、請求項1~6のいずれかに記載の人工気管。

【請求項8】
直線状の形態、曲線状の形態、径の大きさが一定の形態、径の大きさが変わる形態、分岐を有さない形態及び分岐を有する形態から選択される少なくとも1種の形態を有する、請求項1~7のいずれかに記載の人工気管。

【請求項9】
ポリオレフィンでできているメッシュを中空筒状に形成して、筒の中心軸と直交方向の断面が略円形状を有し、筒の側面に網目を有する中空筒状基材を準備すること;
ポリオレフィンとポリアミドから選択される少なくとも1種から選択されるモノフィラメントを使用して、その筒状基材の外周上に、複数の環状支持材を準備して、相互に離間して配置すること;
筒状基材に環状支持材を結合すること;及び
筒状基材の外側と内側の両方に、多孔質コラーゲン層を配置すること
を含む、人工気管の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017220048thum.jpg
出願権利状態 公開
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